WITH白蛇

憂生’s/白蛇 セカンドハウス

擬似・・1

2015年10月08日 | 創作NOTE

彼女は聡明なひとだった。

才媛というのに近いだろうか、

チャット(足跡)の中に短歌が混ざりこんでいた。

一見で、目をひく。

言葉選びもうまく、独特な世界観をつくっていた。

およばずながらと、

こちらも、短歌で返礼した。

すると、返歌がくる。

それに返す。

また返歌が来る。

そういう繰り返しが何度かあったのがきっかけで

話をするようになったように記憶している。

こういう些細なきっかけで

個人的な話をきくようになることが多くあり、

自分でも不思議に感じていた。

おまけに、必ずしも、解決とはいかないのだけど

それなりに、揉め事を解決していた。

この謎がとけたのが、

六星占星術からだった。

憂生は天王星人になる。

この星人の特徴がおおかた、当てはまる。

まず、自分のことを隠し立てしない。

そのため、逆に相手の懐に簡単に飛び込んでしまえる。

次に乱世の覇者といわれるほど、

乱世・・つまり揉め事のあるところに現れ解決してしまう。

それも、また、「できない」と、思わないというか。

例えて、言えば龍馬のように

おんしら、仲ようできように、な~~んもむつかしいことなんかあらせんきに

かんたんなことじゃき、やってみりゃあ、できろう?

と、本当に敵対しているものを仲良くさせてしまうのも

単純にいえば、「できることだろう?」という思いがあるからだと思う。

これも、15くらいのときに

友人が憑依されてるらしいときいて

な~~んにもしらないのに

できる・・と、いうより

なんとかしてあげなきゃいけないと

払いを(勝手なやり方で・・)してしまうという。

それくらいどうにかしてあげなきゃいけないという思いが強いせいか

ぎゃくに、揉め事・トラブルのほうからよってきているという感じだった。

そして、それがただしいとかまちがってるというのでなく

とにかく、憂生は必死になる。

足らん頭でどうにかしてあげられないかと考える。

考えたら、さきのように自分ができるとかできないとかかんがえずに

「できる」と思い込んでしまう。

結果、本当の解決にはむすびつかなくても

たとえば、ぜんぜん、しらない人間がこんなに真剣に一生懸命かんがえてくれてるんだから

本人、もっとがんばらなきゃとでもおもわせてしまうのだろう。

そういう天王星人の性格がかなり表にでていた時期でもあったとおもう。



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