WITH白蛇

憂生’s/白蛇 セカンドハウス

ゲッ!!

2015年10月21日 | 食に関するエトセトラ・1

ぼちぼち、仕込みを始めている。



鳥のから揚げの下味付け。



味は薄口醤油。酒。しょうが、にんにく、たまねぎのすりおろし。

是に荒轢胡椒をいれて、混ぜて、寝かす。



で、鳥腿肉を一口大に切り始める。



この間から、栗の渋皮をむいたりしてたもんで、

すぐに、脂にぬめって、切れなくなってきた。



包丁は伊予の手作り職人のもので、

気に入って使ってる。



もう、2代めになるほど、使ってる物なんだけど、

焼きがいいのか、切れ味もよく、

鋼もしっかり、入っている。

なににでも、使える

いわゆる五徳包丁。



それで、切って、いたけど、

切れ味が落ちる。



仕方が無いから、研ぐ。



研ぎながら、ふと、思い出した。



犬夜叉、蛮骨×蛇骨 拘束

の中でも、蛮骨が大鉾を研ぐシーンが有る。



だけど・・・。



蛮骨は光にかざし、指で押さえたかな?

ま、そうやって、仕上がり具合を確かめる。



ところが、これは、憂生の実体験じゃないから

妙におかしい。



憂生は

勘。

いいよ。って、包丁が教えてくれる。



酷いときには、5回も砥石にすりあわせるか、どうか、

こんな回数で研ぎあがってるのかと思うくらい。



でも、それで良い。と、手が教えるから

反対側の研ぎをして、仕上げの刃のそりあがりを両方なおして、終わる。



で、切る。



ばっちし。



だから、光にかざしたり、手で刃先を触ってというのが、

なにか、うそ臭い気がしていけないんだ。



親父は研ぎあがったら、よく、髪の毛に刃をあててた。



すっと、髪をなでただけで、わかるんだろう。

髪の毛がきれていたか、どうかまで、わからなかったけど

こんなのは、床屋、散髪屋、の人なら、ぴんと、くるんじゃないだろうか?



切れる刃物は髪に斜めに軽くすらしただけで、髪の毛が切れるんじゃないのかな?



憂生は、最初の頃は、研ぐたびに、野菜とか、特に良いのは、トマト。

他の物で試し切りをして、研ぎ具合を確かめていたけど、

包丁が教えてくれるようになったのは、

パンの耳を切るという、仕事から。



トマトより、難しい。

刃が斜めに研がれていたら、まっすぐ落としても

パンの耳にまっすぐ入らない。

研ぎが悪いと、パンがつぶれたり、切り口がボロボロになる。



だから、パンの耳を切るときはまず、包丁を研ぐ。



これが、最後には、なにかで確かめなくても

研げてる。

と、いう感覚を掴ませてくれるようになった。



手が覚えるんだなと思う。



音でなく、包丁をするときの手触りかな?



こういうのって、ものを書く部分でもある気がする。



なんで、こんな場面をつくるんだろうと・・・。



形としてはそこから、肉付けしていくような・・。



でも、一番最初。

ぽんとそれが出てくる。



ここから、ストーリーが開かれていくよ。



って、勝手にでてくる。



だから、いつも、自分でも、この先がどうなるか、わからない。



で、いつも、不安に思う。



このまま、書きすすんだら、

つじつまがあわなくなって、

ぽしゃるかもしれないか。って。



それくらい、本当、なにもない状態から、かきおこしていってるし、

次どうしようなんて・・・テキストに向かって

まず、その続きを書けるところまで、書く。

で、そうしてると、次がまた、ぽこりんと顔をだす。



いわば、閃きだけで、書いてるって、感じで

構成らしいものは、練ってない。



だから、踊り娘の最初の頃。



サーシャは義理の姉と、沸かされたまま、書いていた。



なんで、義理の姉にしたのか、わからないんだけど、

その時点では、なにかしら、底にあったんだろうな。



書き上げてみたら、義理の姉じゃおかしい。



義の一文字、削ったけど。



なんか、わからないけど、憂生の無意識のなにかが、

それでいいよ。

と、教えてくれたんだろう。



だけど、結局、その通りに、いかなかったところをみると、

本当は、違う話があったのかもしれないのに、



掴み損ねてる?



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