目白バースハウス日記

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妊娠中の痛みについて

2023-08-17 12:57:33 | 日記
子宮はとても繊細な臓器です。
五大臓器と言われる、脳や肝臓、腎臓等などとは違っていて、何かあったら直ぐに反応し易いものです。

バースハウスの両親学級(母親学級)の1回目に、長橋産婦人科の加藤佳代先生からお話して頂いています。それは子宮の痛みがあった場合や何か変な感じがある場合、直ぐに連絡して頂きたいからでもあります。

それは子宮口が開いてきている時もありますし、また子宮自体が骨盤底筋で保持されずに、子宮下垂をおこしてくる事もあります。
それについては内診したり、経膣エコーで子宮の頸管長を測定しないと判別できません。医師に診察を受けてみないと分からないことです。

正期産37週から41週では、「おしるし」があることも半数位であり、少量の、赤い粘稠性の出血や茶色いものが出てくることもあります。
しかし、大量に出血があった場合、俗に言う500円玉よりも多い鮮血の出血がある場合、それが続く場合には早急に連絡することが異常の早期発見に、繋がります

また陣痛様の痛みがあっても、子宮全体が痛いのか、恥骨付近が痛いのか、子宮の上の方が痛いのか、または胃が痛いと感じるのか、によって、助産師の解釈は違って来ます。

つまり痛みの場所、部位、痛みの性状、随伴症状によって、その先に何を想定して行動しなければならないのか、それは全く違ったものになってきます。
痛みを感じる事で何が起こるのか、その判断がつきやすくなります。痛みがどの様に感じるのか、それはとても大切なことになります。

これも以前あったことですか、陣痛が来ているみたいだけど、特に片側横10cmほどがとても強く痛みを感じると、連絡くださった産婦さんが来られました。お腹を触ると、確かに片側の子宮の張る感じが強くて、しかも限局して強いとのことでした。内診しても然程子宮口は開いていませんし、児も下がってきていませんでした。急遽嘱託医の先生に連絡して、直ぐに嘱託医のところに転院しました。
経産婦さんでしたので、以前の分娩では感じたことの無い様な痛みとの訴えがあり、帝王切開した所臍帯が短すぎて、児が出てくるのに引っ張った為、胎盤自体が引っ張られていたそうでした。発見が早くて良かった、と、その後お話を伺って安心しました。

痛みのあることで、その性状など知る事ができましたので、赤ちゃんも元気に産まれてきてくれました。



乳腺炎の自己ケア

2023-08-17 01:01:07 | 日記
台風や気候の変動が激しい時にも乳腺炎は起こしやすいです。

出産後1ヶ月の間はプロラクチンの値が常時高いので、どうしてもおっぱいは、張りやすくなります。特に産後の1週間。

また呼吸が浅い方、胸式の呼吸ができない方は気をつけて胸式の深呼吸を一時間に1回は行ってくださいね。

そして甘いもの、脂肪分の多いものは母乳の中の乳清脂肪が大きくなったり、乳汁の粘稠度が粘りやすくなるので、母乳が出にくくなることがあります。
和食にして調味料は砂糖を少なくして、出汁多く使って旨味を多くして召し上がってくださいね。潮や味噌味、お醤油については、問題ありません。お産の時に血圧が上昇した方は、塩分注意で食事のメニューを考えてください。

気温だけではなくて湿度、気圧の関係があるのでしょう。
食事の内容については、脂肪の少ないものにして、高タンパク質のものを召し上がってください。退院後直ぐのお食事では、ササミやヒレ等の脂肪のない所を梅干しを入れて素焼きにしたり、柔らかく野菜と煮ても美味しいと思います。ご飯は胃に優しくして分づき米に雑穀入れたものが良いかと思います。 

昔はもち米、お赤飯等をおっぱいが出にくい時には食べていましたが、乳汁が白濁したり、おっぱいが張りすぎることもあり、今まではあまりお勧めしなくなりました。
黒米、緑米はもち米の仲間なので、うるち米をお勧めします。

塩蔵と冷凍を繰り返している魚は、基本的に大きな物が多いので、脂肪分も多くなりやすい為に、あまり食べないほうが無難ですね。

(先日、貧血の方が鉄分補給の為に、と鮭を召し上がってましたが、鮭は白身の魚ですので、鉄分補給には適しません。)

授乳中は魚も肉も脂肪分の少ないもので、調理法も油をあまり使わないで調理士てみてください。ホイル焼き(できればアルミホイルよりもオーブンシートを使って)オーブントースターや魚焼きグリルを使うと結構簡単に調理出来ます。

そして足を冷やさないようにして、足浴してからシャワーに入ると良いですね。直接シャワーをおっぱいに当ててしまうと、その後からかなり張ってくる事が有ります。掛け湯のほうがおっぱいが張ることは少なくなります。

冷たいものをたべたいかとは思いますが、この時期は少し我慢で乗りきってください。