every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

KRAFTWERK評伝の決定版!

2013-08-10 | TECHNO
これはKRAFTWERK評伝の決定版!…だろうな。



EMIとあと1枚アルバム契約残っているとのことだし、おそらくそれは準備されてはいるのだろうし、契約上それ以降でないと出来ないというフローリアンのソロ・プロジェクトというのも気になるので、KRAFTWERKの歴史がもっと更新されることを望むものではあるが。

クロスビート誌2013年4月号のカール・バルトスのインタビューも踏まえるとKRAFTWERKの権利は全てラルフの手の中にあるんだろうなぁ。


KRAFTWERKだけでなくコニー・プランクがバンドにもたらした影響も丹念に触れられていてよかった。残念ながら『アウトバーン』で半ば捨てられたようになってしまったので、関わりあいのある時期も短いのは残念ではあるが。


ブライアン・イーノが「I FEEL LOVE」を聴いて『これだよ! この音は無効15年のクラブ・ミュージックを変えることになるぞ!』というのは流石の慧眼だな。実際は25年くらい影響をもっていたけれど。

クラブといえばラルフが『ディスコでは舞台上のパフォーマーだけでなく皆にスポット・ライトが当たる。それがいい』と述べているのは後の2nd Summer Of Loveやテクノ、ハウスに自分たちの音楽が多大な影響を持つことを予見しているかのようで興味深い。

あと、カール・バルトスが『ジェーエムス・ブラウンのファンキーなビートで育ったから、自分たちの音楽にもドンドン取り入れるようになった』という発言も合わせてメモ書きしておきたい。


あとバルトスの後任で入ったフェルナンド・アプランスが首になったのは1990年のイタリアルでの「MUSIC NON STOP」でVo.パートを自由奔放に弄りすぎたから説があるらしいんだけど、YOUTUBEに同時期のイタリア公演がありました。…ネット怖い。



因みにワタクシはクラフトワークという通例のカナ表記でなくクラフトヴェルクとドイツ語読みしたくなる難儀な性分なのでローマ字で表記しました(笑)。

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