every word is just a cliche

聴いた音とか観た映画についての雑文です。
全部決まりきった常套句。

TAICOCLUB2016

2016-06-13 | Party

Taico Clubに行ってきました。



4年ぶりですが、やっぱり自然の中でデカい音を浴びるというのは良いものですな。
特に今年は出音が良かったように感じます(メインステージのスピーカーはVOID)。
駐車場から森のなかを1キロ~2キロ歩いてMOODMANが出すバッチリな4つ打ちキックを聴いたときの昂揚感。これぞTAICO CLUBでしょう!

そして、メインのMOODMAN。野外音楽堂のクボタタケシという不動のラインナップ。そしてNICK THE RECORDの多幸感あふれるDJで締めるという鉄壁の構成があるからこそ(テクノやハウスを基本としたダンス・ミュージックを軸に置きつつ)多種多様なラインナップを組んでも、J POP層にまで接近してもレイヴ以降の野外フェス感を演出出来ている。これが10年に渡り続いた要因なのではないか? とか思うわけです。

アタクシが見た中ではベストはTaylor Mcferrin & Marcus Gilmore。
とにかくベース! 轟くような重低音が屋外であるがゆえに、壁や天井などに跳ね返ったりいやな共振を起こすことなく突き抜けていくのは野外ならでは。
途中Taylorがヒューマンビートボックスを披露したりとヒップホップが根底にありつつ、ダブステップ以降の音像の中で、卓越したふたりの演奏技術が自在に泳ぐ。

出演時間も日没直後のサカナクション前という絶好な位置だったように思う。
野外音楽堂での出演でもハマったとは思うが、ふたりのミュージシャン同士の即興による対話をダブステップ以降の音像で…というのはメインステージの解像度高いシステムだからこそあそこまで鮮やかに鳴り響いたのだろうし、客層的にもJ POP層からクラバー、ジャズリスナーまで(出演者的には彼らを目当てにあとはキャンプという方も居られました)多彩だったので、そこからのフィードバックもあったのだろうし。

他の会場でみたらまた違う印象だったのだろうなぁ。

そしてなによりもTRAXMAN。
彼の出演が発表されたからチケットを買ったようなものですが、その期待に違わぬ…いやそれ以上のプレイでしたね。いつものハウス・ミュージックの歴史を総括してジューク/フットワークへ繋げるレペゼン312なプレイではあったのですが、先ほどから申し上げているスピーカーの解像度と低音の響き、屋外の開放感がいつもより増してTRAXMANの魅力を増幅させていたように思います。

屋台からiPHONEで自撮中継したりと本人も誰よりもフ ェスをエンジョイしていた様子。
惜しむらくはこの頃から雨足が強くなってきたところに、お客さん達(含む自分)の疲れがピークだったこと。…まぁ言っても詮無いのですが、せめて雨さえ降っていなければ‥。




雨はそのまま明け方に向けて強くなりまして、UR&Submerge Presents Depth Charge(以下、UR)の時が一番しんどかったです。

Depth Chargeというベスト盤的なコンピレーション・シリーズの名前を冠しただけあって、DJ(Mark Flash)がだすビートとMad Mikeの弾くウワモノというシンプルな構成ながら、楽曲のよさもあって雨と疲れを吹き飛ばすようなマッシヴな内容(「Final Frontier」~「Clear」というエレクトロな流れや「High Tech Funk」でのオルガン・ソロ …)でした。


圧巻だったのはサカナクションの客入りで、メインステージから食堂まで人、人、人で埋め尽くされていたのと、食堂のおばちゃんたちまで踊りだしていたこと。照明演出も凄かったし流石紅白歌手…という感じでした。

 

 






戯れに万歩計持って行ったら3万歩も歩いていました。
…疲れるわけだ。



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