就労移行支援事業所ウィング・ビートを利用しているメンバー達からのメッセージ 《 金曜日に配信!》
6月21日(水)東京都内の居酒屋企業が経営する水産加工会社に見学へ行った。
メンバーは自分と職員を含めて8人。あいにくの雨模様だった。
企業に到着すると、荷物を置いて早速作業場の見学が始まった。
この企業では全国から取り寄せられた魚などの水産物の切り分けや取り分けなどをして、
それを都内の飲食店に配送するのが主な仕事だ。
この会社にはウィング・ビートの卒業生であるマスターズの方も就職しており、
その人の仕事は水産物の入った発泡スチロールの箱を洗浄し、再利用するのが主な仕事だという。
見た感じの印象では、そんなにピリピリとした職場ではなく、
緊張感はもちろんあるが少しは楽に作業が出来るような雰囲気といった印象を覚えた。
ここからは自分個人の話になるが、自分は一ヶ所にずっと留まっているのが苦手で、
ウィング・ビート内での実習でもあまり立ち作業は集中して行えなかった。
ただ、この職場を見た感じでは魚の切り分け取り分けや、
洗浄をするといってもそのような一ヶ所にずっと留まってするような作業だけではなく、
品物を運んだり配送したりといった動きのある作業もあり、
そういう自分に合った仕事もちゃんとあるのだという事を再確認できたと思う。
この経験もまた自分の就労に繋がるという事を信じたい。
(利用者:YMK)
私はウィング・ビートに通所し始めて、約1年と数か月が経ちました。
この1年間での、実習をやる前と終えた後の変化について述べていきたいと思います。
今回私は5月8日から6月2日まで、週5日4週間、
(土日など休みの日がありますから正確には20日)ほどの実習に行ってきました。
今回の実習の前の話をします。
初めての実習は保育園清掃実習に、月曜と木曜の週2日行きました。
次に児童館の清掃実習に、月曜と木曜と金曜の週3日の2ヶ月間行きました。
そして今回は市役所の清掃実習をやり遂げました。
実習の感想です。
始めはWBとの清掃の細かいやり方に違いがあり、
色々と戸惑うこともありましたが、次第に慣れていきました。
また、清掃のスキルも素早くそれでいて力加減の調節ができ、
適当にならないそんな感じで清掃のスキルも上がっていきました。
実習を終えて振り返ってみると、
実習は終わってみればあっと言う間で有意義な時間でした。
今後は就職できるように頑張ります。
(利用者:T・Y)
6月の初めに1週間、企業実習に行きました。
その会社で実際に仕事をさせてもらい、
仕事内容や職場環境を知ったうえで、
自分がその会社で働いていけそうかを判断できる機会です。
実習では主に庶務的な、
例えばワードやエクセル等のPC作業や、
チラシ折り、シュレッダーがけや、
社内書類のプリントアウトなどの仕事をさせてもらいました。
WBでの訓練を通じて、ひとつの作業だけをずっと行うよりも、
複数の仕事が組み合わさっている方が飽きずに取り組めると感じていたため、
この会社での仕事なら続けていけるかもしれないと感じました。
実習後に会社の方からもある程度評価していただき、
7月からその会社に就職することになりました。
私は昨年9月にWBに通いはじめて、10か月ほど訓練をしてきました。
その間に学んだことは、「他の人は何を求めているのか、
自分は何を求められているのか」ということを意識することの大切さです。
それは遅刻をしないことや笑顔で挨拶をする事など、
仕事の本質部分とは直接関係ない事の場合も多いようです。
もちろん意識したからといってすぐできるわけではないのですが、
努力するべき方向が分かるということは自分にとってはとても価値がありました。
こういった事に気付けたのは、
毎日、他の利用者の方や職員の方を見て、一緒に過ごしてきたからだと思います。
どちらかというと一匹狼タイプだった私にとって、その事もまた価値のある発見でした。
気付けたことのうち、まだまだできない事の方が多い段階で、
WBを卒業することになりましたが、これからも仕事やプライベートの時間を通じて、
それら気付けたことを出来ることに変えていけるようにしたいと思います。
(利用者:Y.H)
私は、4月から2か月間書架整理の実習に行きました。
高校生のときに、図書委員会に入っていたことがあり、
似た作業をしたことがあったので、とてもやりやすい作業でした。
この実習は週1回のに行うものなので、
ウィングビートで訓練を行う日もあるのですが、一日の流れとして比べた時に、
どちらの生活も良い一日だと感じることができるので、良いなと思っています。
三ヶ月が経つと、ある程度のどういった職種に就きたいのかを聞かれるのですが、
私は事務と軽作業で悩んでいます。
達成感を感じるのは事務なのですが、パソコンを扱うのが苦手です。
それに対し軽作業は、コツコツ行う作業は得意なのですが、
あまり達成感をかんじることができません。
四か月目は事務作業が私に適しているかどうかということで、
事務作業の多いプログラムをやり始め一か月が経とうとしていて、
生活は充実しているのですが、やはり難しい作業も多々あります。
私に合う仕事を考えることは就職するまで考えることでもあるかもしれませんが、
2週間に一度行われる定期面談などで職員と相談しながら考えていきたいと思います。
利用者:M・K