WB days ~ ウィンビ・デイズ ~

就労移行支援事業所ウィング・ビートを利用しているメンバー達からのメッセージ 《 金曜日に配信!》

就労移行支援事業所で経験したこと

2016-07-29 11:30:00 | 利用者の声
通所を開始して間もなくのころにブログに載せた内容にもありましたが、
通所を通じて大きく得たものはやはり通所前に失いかけていた自信かと思います。

但し、通所を通じて自らの課題を完全にクリア出来たわけではなく、
行動が積極的でも勇み足だったり、利用者として最高齢なことも関係して他の利用者に対し過干渉だったり、
他人の事が気になって自分の事が少しおろそかだったりなどが露呈し、
そこに戸惑い、あえて言えば少し反発もしましたが、
今後も工夫や対策、今度働く職場でも 配慮を求めるべく
アナウンスが必要と考えられるかと明確な方向性を見出せたのではないかと思います。

幸いにも今月から就労先が決まりましたが
他者に頼らず(アドバイスはもらいました)通所開始からほぼ先月に至るまで
通所と並行しての就職活動には 大変苦労した事をよく記憶しています。

面接した障がい者雇用による応募先は20社を超えました。
しかしながら、なかなか決まらない就職活動を継続して行えたのは、
自身による自己肯定感であることは今なおも疑いようがありません。

発達障がい者を支援する文言に自立支援という言葉があることから、
就労というものには自立意識が欠かせないと思います。

今後の私の研鑽の場は就労先ですが、
利用者の方々にとってウィング・ビートが今後も自立や就労を促す支援の場であることを願っています。

(利用者S.K)

全員が同じ場所にあつまって…。

2016-07-22 11:30:00 | 利用者の声
おひさしぶりです。前回、わたしが記事を書いたのは4月29日なので、2か月ぶりの記事になります。

今回は「全員が同じ場所にあつまって…。」というタイトルのとおり、
ウィング・ビートで利用者(ほぼ)全員が同時におこなうプログラムを紹介します。

ウィング・ビートでは、「個別プログラム」のほかに「集団プログラム」という(ほぼ)全員が同時におこなうプログラムがあり、
グループワーク・講習・コミュニケーション・運動プログラムなどがこの「集団プログラム」に属しています。

今回はこのうちの「講習」についてざっとご紹介します。
「講習」は一言で説明すると、学校の授業みたいなものです。(すこしちがうところもありますが)
ウィング・ビートの講習は、職員、もしくは、外部のかたをおまねきして、
約90分のあいだ、テーマにそったさまざまな内容を職員(または外部のかた)がはなしてくださるプログラムで、1~2週間に1回おこないます。

6月は、「公衆衛生について」「防災・帰宅困難時の対応について」「身だしなみについて」の3つをおこないました。
7月は「熱中症対策について」「病気について」「職業適性について」「身だしなみについて」の4つをおこなう予定です。
こんなかんじで、さまざまなテーマについて、利用者のかたたちがまなべるようになっています。
ウィング・ビートにはいったら、もしくは実習にきたら、プログラムだけでなく、ぜひ講習もおたのしみください。

(利用者:T.F)

図書館実習について

2016-07-15 11:30:00 | 利用者の声
今、私は図書館実習を行っています。
毎週火曜の2時間の作業系の実習で、私を含め計3人で頑張っています。

具体的な作業内容はというと児童書の書架整理です。
実習の話を頂いたときはそんなに大変ではないだろうと高を括っていましたが、実際作業をしてみると意外と大変でした。

まず、絵本が収まっている本棚は高さが低いので中腰になり腰が痛くなります。
そして、図書館ですから冊数が多いのでとても2時間では全ての棚を整理し終わることができません。
さらに、図書館利用者様が本を探すとき背表紙が見やすいよう本を棚に収納するときは奥まで入れてはいけないなどの配慮も必要です。

しかし、やりがいはとてもあります。

整理し終えてビシッと綺麗に並べられた本棚を見るのはとても気持ちが良いですし、
限られた時間の中でどうすれば自分の作業パフォーマンスを上げられるか試行錯誤するのも楽しいです。

一番勉強になったのは、書架整理一つとっても小さな配慮をしていることに気づいたことです。
今後は、自分が社会に再び出たときにそういった小さな配慮ができるようになれたらなと思いました。

(利用者X)


マスターズ交流会に参加して

2016-07-08 11:30:00 | 利用者の声
私は、ウィング・ビートに通所してから約3ヶ月ほど経ちまして、
初めて、イベントであるマスターズ交流会に参加しました。

最初は、初対面の方々もたくさんいたので、多少緊張しました。
しかし、懐かしい方々もいたので、少し楽になりました。

私が、今後の役にたったのは、マスターズの方々の仕事内容の話でした。
1名の方、私が実習で、やっていた仕事とほぼ同じなので、聞きやすかったです。

また、もう1名の方は、実習生に仕事を教えていると言う話を聞いて、先輩みたいでかっこいいと感じました。
私は、積極的に、マスターズの方々に質問をして、就職活動に少しでも役にたちたいと思いました。

私は、今回のイベントに参加できて、とても良かったと思っています。
また、機会があれば、参加してみたいです。本当にありがとうございました。

(利用者S.S)


補足:
ウィング・ビートでは、企業への就職を果たされた利用者の方たちを、「マスターズ」と呼んでいます。
今年度は、新たな取り組みとして、マスターズと現役利用者が交流をする、「マスターズ交流会」を開催しています。

この先触れるべからず

2016-07-01 11:30:00 | 就労者の声
以前寄稿した「職場の流儀」についての話、その延長上にあるとも言えそうな話題を1つ。

大抵の仕事には「流れ」がある。
ある案件に対して人員Aが工程aを行い、その成果に対して人員Bが工程bを行い……
といった繰り返しで、解決に向けて動いていくわけだが、
ここで自身の領分の外、先の工程に関わる何かに気付いたとき、
自身の手で何か働きかけられそうだとしたら

――それでも、手を出すのはやめたほうがいいかもしれない。
それで流れが乱れて事になる恐れもあるし、
その干渉が「教える」という形であった場合は
逆に無駄に終わる(当事者がその目で確認しなければ無意味、ということが考えられる)可能性もある。

そうするくらいなら全力で自身の仕事を全うして次に繋げ、というのも道理か。
(マスターズ:s・k)


補足:
ウィング・ビートでは、企業への就職を果たされた利用者の方たちを
尊敬と憧れの気持ちを込めて「マスターズ」と呼んでいます。