風に乗れ -Winddriven Current-

ワイヤーフォックステリアのナイトさんとORIXを応援する日々
“Challenge Together @KOBE”

炎天下の延長戦地獄

2010-09-05 | Bs現場レポ2010 
今日も日中はスカイマークスタジアムのライトスタンドへ。
空模様だけ見ると秋かなって思えるようにはなりましたけど、真夏です。本気で暑かったです。

夏の甲子園の高校野球と同じような感じでしょうか。
でもあっちの方が暑いかな。それでも見に行くだけの価値があるから、超満員になるんでしょうね。
対してこちらは、いくらタダ券があってもこの暑さに耐えてまで来る価値があるかどうか・・てところでしょうか。
テレビや動画中継で見られるわけですし、プロ野球観戦にそこまで無理をするべきでもないのかもしれませんけどね。


とにかく日陰に群がる様はちょっと面白かったです。




オリ先発は高卒ルーキーの山田。18歳。
私は個人的にナゴヤ、北神戸、淡路と3回ほどファームで彼のピッチングを見させてもらいました。
2010-07-31 灼熱のデーナゴヤ
2010-08-15 ウエスタン首位攻防8月決戦#2
2010-08-22 南国淡路ファーム
それらの試合、山田投手には必ずキャッチャー伊藤が付いてましたが、今回は一足先に山田だけが一軍に指名されました。
また、ナゴヤでは打球直撃のケガもありましたが、よく復帰した上でここまで来たものです。
ただ、これまでファームで試合は作っていたものの、若手主体の阪神や中日が相手で、肝心なところで痛打された場面もありました。
失点は少ないものの、センター返しのヒットと決勝ホームランを打たれるイメージ。

最近注目している選手ですが、不安も半分。でもその辺はドンデンもわきまえていたみたいですね。
著書にも上園投手の成功例を中心に、高卒選手には3年目までに自信を付けさせるために一軍経験をしてもらうと記されていました。
ただ自信をつけさせるための配慮を極力する、ということ。
今日もそれが目的だったんじゃないかなと思います。



ただ、相手が打者が打ち崩した経験のある大隣投手との投げ合いだったこと(相手エースへの当て馬にはしない)や
暑さも考慮して長いイニングは投げさせないなどの配慮もありましたが、
それ以上に彼自身がピンチを乗り切ったわけで、いい経験として前向きにやってくれそうな気がします。




1回表1死満塁カウントノースリーから、不振とはいえ松中選手を併殺に打ち取ったとき、ライトスタンドは総立ちで拍手していました。
その歓声を胸に、また成長した姿でここに帰ってきてください。

また、昨日熱中症で倒れたびっきーも山田投手をはじめ出場しているナインをベンチ前で出迎えてましたね。
今日は同じ目に遭った人はいませんでしたけど、投手交代のタイミングなどで山崎浩司やバルが
ベンチへ駆け足で戻っていましたが、水を飲みに行っていたんじゃないかなと思います。


その後を継いだ19歳の西投手。

最近下半身が急激に大きくなり、体つきもプロらしくなった感じがあります。
投手って、ムリヤリでも体を大きくすることを求められているみたいですよね。
牛丼を思い切り食べてすぐにウエイトやったり寝たりをを繰り返すなどして。もちろん走りこみの量も半端ないと思います。
近藤や本柳が痩せる体質なため大変だという話もありました。ノブエとかも細いけど大丈夫なのかな?

そういう関門を若くして越えたんでしょうね。
西はなかなかテンポよく、それで140キロ代の速球をポンポン投げ、あっと言う間に4イニング投げました。
この炎天下で、山田投手の後を継いだわけで4回1失点は見事。さすが西先輩ですね。
次は5イニングに挑戦ですね。

山田投手も西投手もワインドアップのフォームがいいですね。先発投手らしいというか。
ただ、今年は岸田投手もワインドアップで配球の癖が読まれたらしく、
今後登板回数を重ねるに連れて修正も余儀なくされるかもしれません。


今日もときめき倶楽部は大盛況。オオトナリダイスキヨ。何球でもファウルできるよ。
そして山田を援護したのはT-岡田のバットでしたね。


そしてT-岡田先輩、今日はナイスな守備が連発していましたね。


ダイビングキャッチの連発は凄かったですよ。炎天下でも選手達の白球への情熱は衰えていませんでした。
チャンスで打てなかった場面もありましたけど、このファインプレーを見ただけでも観戦の価値があったと思ってます。




ただそのファインプレーを応援団のリードで「空気読め!空気読め!」とコールしてくるレフトスタンドはやかましかったですね~。
まー恒例の電車野次合戦、弱男のチャンステーマ、松中選手への「働け働け信彦!」のコールが繰り返されるなど、
相手にも自軍にも攻撃的なホークス応援団には色々楽しませてくれました。

やさしすぎると言われるBsファンは、あれくらい攻撃的じゃないといけないのかもしれませんが、やっぱああはなりたくないかな。

また、オリファンも昨日不調の中炎天下で投げた伊原投手、今日も得点した直後に失点した山田、西投手に対しての怒号もありましたが、
あまり褒められたもんじゃないと思ってます。

確かに昨日の伊原投手は5回途中で降板した内容は最悪でしたし、
山田投手も粘ったとはいえ、大ブレーキ松中先生のお陰で後は内容も決してよかったわけではありません。
そこを自分の好みで選んでしまうのは仕方ないのかもしれませんが、せめて自軍の選手には背中を押してやれと思います。
びっきーは熱中症かわいそうだけど伊原は早く倒れろ?それは違いますよ。
全くいいとこがなくても味方になった方がいいんじゃないかな。





1-1の均衡から勝ち越した6回表はきたがーさん、日高会長がヒットを打ち、ラブリーがタイムリー。
ここで、日高会長の当たりはセンター長谷川選手がスライディングキャッチを試みるもグラブに納まらず。
このとき、きたがーさんは2塁から生還できるかと思いきやバックアップが良かったか3塁で止まっていました。
あれが生還でき、日高会長も本塁返球の間に2塁へ進んでいれば・・ちょっと展開は変わった可能性もあります。

また、T-岡田が同じような当たりをファインプレーしていたので、守備の差が試合を決するかと思ったんですが、
この後の投手の継投が明暗を分けたかもしれません。
オオトナリ投手も流石にこの状況下5回が精一杯のようでしたが、森福投手は打てないですね。



今日の警備員さんもハッスル・マッスル。
警備員さんも次はスカイで阪神戦2試合、頑張ってくださいよ。


で。結局試合は9回で決めきれず延長戦の4時間ゲーム。よりによって、昨日今日がこんな長い試合になるとは。
せっかくエコの屋外デーゲームなのに、照明灯つけるまで試合長くしたら意味ないやん。



その延長戦が始まった10回表、1死2塁から2塁ランナーを塁間に挟んだプレーも
レフトのT-岡田も加勢するなど全員で掴んだアウトで見ごたえがありましたが・・。



その直後から必死の小刻みな継投。ただ矢継ぎ早に投手は出てきましたが、
ブルペンもマウンドは2つしかないので同時に肩を作るのは難しいものです。

その調整の難しさと、連投も影響したのか・・



ランナー貯めてから登板した香月投手が小久保選手にタイムリー2塁打を打たれて勝負が決しました。
Bs 2 - 4 Hawks
ただ、前田投手が出る時点まで、香月投手はゆっくりしてましたので予定より前倒しの緊急登板になった可能性もありますね。
その辺が、展開を読めるかどうか、選手やスタッフが求められたのかもしれません。










もうこれで屋外デーゲームも終わりか。
なんか9月の屋外デーゲームこそが秋っていう感じだったのに、今回は夏って感じでした。
でも、もう秋の風物詩は過ぎていきました。

9月の週末にここで行われたデーゲームといえば、2001年のオリックス-近鉄戦、
オリが負けて優勝が遠のいたことを思い出しました。逆に近鉄は優勝にぐっと近づいたんですよね。
あの頃はもっと涼しかったはず。

早く季節は変わって欲しいですけど、この季節が変わってしまったら、いよいよプロ野球が佳境に入っているように思います。



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お時間とお気持ちに余裕がありましたら・・。



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6 コメント

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熱中症対策をしつつの観戦 (ameblo.jp/t8087m/)
2010-09-06 01:49:13
 お疲れさまでした。

 レフトバックスクリーン横に座ってましたが、岡田選手への言葉は、言い過ぎかな?(僕は発言に加担していませんが)

 この試合の最大の見せ場は、プロレスにも出場するゴーヤのバクテンだと思います?(最も近くで見てたのは、2Bの飯塚さんかな?)

 この試合最年長出場者は、1Bの東利夫副部長でした(今年50歳)。
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延長~ (ふーさんまま)
2010-09-06 06:32:36
はじめまして。
私も昨日ペプシゾーンで観戦してました。
あそこはオリのブルペンがよく見えるので違った意味で楽しいです。

にしくんが早いうちから、仕上げていたので小刻みな継投を考えていたのでしょうね。
やまだクンもいいピッチングでした。
ふるかわくんが、ボールボーイの子に水分渡していました。優しいわ~。
かつきさんは、一旦引き揚げていたんですよね。
で、またブルペン入って登板して、あちゃ~の登板で…。

よくよく考えると、夏のスカイ3観戦全敗…。

来年は控えようかとマジで思っています。


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で・・・ (ike)
2010-09-06 12:43:53
うって変わってモッタナイ試合でした。
最後は継投的にも配球的にも手詰まり感があったんで仕方ないんでしょうね。杉内打てて大隣を打てないのが野球の面白いところ・・・ですかね。
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ameblo.jp/t8087m/ さん (かずまん)
2010-09-06 22:03:52
暑い中、連日の観戦お疲れ様でした。
いつもながらホークス応援団のやる気は選手以上、凄いですね。
一番笑えたのは「おい!打て!ノブヒコ!」のコールでした。

確かにゴーヤは南国育ちとはいえ、いつも以上のバク転回数でしたね。
しかも試合後にプロレスに行くという・・

どうやらこの炎天下のデーゲームは見直しが行われるみたいですが(当然だと思いますが)
二度と味わえないと思うと伝説にいるみたいな気分ですね。

審判員は前日三塁に白井さんがいましたが、若手の杉本さんが球審でしたね。
相変わらず見逃し三振に躊躇した感じで、それが長時間ゲームに拍車をかけたかな?
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ふーさんまま さん (かずまん)
2010-09-06 22:09:38
はじめまして。
炎天下での観戦、どうもお疲れ様でした。
ご家族での観戦だったんでしょうか。
1人で気ままに過ごすだけでも大変でしたが、ご家族で過ごすのも大変だったと思います。

ブルペンを詳しく観察されてたんですね。
リリーフは1点が命取り、ランナー出した比嘉君、打たれた香月君とそれぞれ試合の責任を追う形となって大変な仕事ですよね。
古川君のそんな優しい仕草を教えてもらうと、また応援したくなりますね。

観戦成績については全く関係のないことだと思います。
また機会があれば、次こそ勝ち試合を見届けてください。

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ike さん (かずまん)
2010-09-06 22:22:42
途中、5回裏、6回裏で一本出てれば・・というより、
そこでダメだったら次の手を打つ!
もう後ろを振り返らずに諦めない姿勢を見せて欲しいです。
そういう意味で、実は9回裏の淡白な3・4・5番の攻撃がモッタイナかったと思ってます。

最後の継投は、あそこで流れを断ち切らなきゃいけないという思いは見えましたけどね。
まだまだ諦めず明日のロッテ戦、頑張っていきましょう。
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