風に乗れ -Winddriven Current-

ワイヤーフォックステリアのナイトさんとORIXを応援する日々
“Challenge Together @KOBE”

日曜出勤は京セラドームへ

2011-10-30 | Baseball-Bs以外 
そういうわけで、今日も住金鹿島チームのスタッフっぽいことをしていました。
どうやら京セラドームの正面付近は大阪マラソンの折り返し地点らしく、
朝から周辺はライブ・イベントをやってたりして、普段とは全く違った様相をしていました。



で、目的の社会人都市対抗野球大会準々決勝、住友金属鹿島(鹿嶋市)vsNTT西日本(大阪市代表)の試合ですが
さすがに、住金側は前回の2万5千人を超える動員には至りませんでした。




ちなみに、住友金属さんは先週日曜日の1回戦には、茨城県の本工場から新幹線を貸切りし、バスも100台以上の列を連ね、
さらに大阪の住友金属本社、1万人規模の従業員のいる和歌山工場などからも多数参加がありました。
でも、金曜日の試合結果次第で新幹線の貸切ができるわけにはいかないですもんね。
ただ、試合に勝つにしたがって、応援する人が減っていくというのは事情は仕方ないのですが、もったいないような気もします。

また、私の勤めてるような下請け企業には動員数を競争させて今後の受注への点数をつけるということで
1回戦当初はもう必死で人数を集めて京セラドームへ行くことが目的だったものです。
ライバル会社は500人集めてるらしいという情報を聞きつけ、ではうちの会社は800人以上集めろ!という号令がかかり
東京本社、名古屋や広島の支店へも参加要請を行い、夜行バスを貸切って朝食は近くのホテルで取ってもらう段取りまでして。
関西圏内の各事業所にも内業や会議なら京セラドームに集まってから梅田の支店を使えばいいじゃないか、とか話しかけたりして。

ただ、無理を言って普段野球に興味を示さない人たちに京セラドームに来てもらったわけですが、
試合前から長蛇の列に並んでもらい、試合開始に間に合わずに入場することになり、
球場内売店で使える金券を渡すも、列が長すぎて買うのに時間がかかってしまい、いろんなクレームを頂きました。
しかも今日は急きょ1塁側から3塁側に変更になりましたし。
(第1試合のNTT東日本、第2試合のNTT西日本に動員されてる人がほぼ同じなので、動かないように両方とも3塁側にするため)

前回はお詫びに商品券を渡したりして対応してましたが、さすがにそういう人たちは今回来なかったようで、
逆にスタンドも洗練されて良くなったんじゃないかと思うんですけど、それを言うのはダメでしょうか?
(普段、休日の試合は京セラドームの開門1時間以上前から並んでるだけに、腑に落ちないところもありますがガマンガマン)

って、私のように別に住友グループでも京セラドーム関係でもない人間ですら、こういう状況になるんですもんね。
人数を集めるって大変ですねオリックスさん。


とまぁある程度私の務めてる会社関係の入場が落ち着いたところでようやく野球を見ることに。
て、チアばかり見てるわけじゃないですよ。(結構見てたかもしれないですがw
もう住金の試合は3回目にもなりますし、だいぶチームの状況もわかってきましたよ。


序盤は、先発左腕の嶋田投手がつかまり、2回までに住金は4失点。

1点目は犠牲フライだったんですが、ファウルゾーンだっただけにフライを捕球するかどうか判断が分かれるところ。
そして、2回表はランナーが溜まったところで前回好リリーフだった川畑投手に早々と交代したものの
2アウトからの失点ということで、ちょっと勿体無いパターンでした。
金曜日の試合から中1日ですから、エースが投げられず2番手投手の状態次第で試合が大きく変わりそうです。


ちなみにオリックスのドラフト7巡目指名の小島選手は9番・セカンドで出場。
前回は1番バッターでしたが、打撃の調子が思わしくなく、打順が変わってしまいました。


そして今回も第一打席は三振。



ただし、守備では難しいバウンドのゴロをうまく捌いてピンチ脱出、
チームを救うプレーも見られました。


応援は郷土の踊り(住金鹿島は茨城の和太鼓)、そしてAKBの曲はどこのチームも定番みたいです。
試合はNTT西日本の吉元投手が好投し、6回までほとんどチャンスらしいチャンスは作れず。






しかし6回にようやく打線が繋がり、やっと1点を返すことに成功。
その後2死になるもランナー1・2塁とチャンスは続き、中倉が捉えたセンター返しの打球・・



これをNTT西日本、センターの吉岡が頭から飛び込んでダイビングキャッチ。
驚くような跳躍と差し出したグラブに吸い込まれたボール。わずか1点どまり。


もうこれで試合は決まったと思いましたよ。




注目の小島選手は3打席目も凡退。まだヒットを見ることが出来ず。






住金の投手陣は2番手の川畑以降、和田、宮崎、佐藤と細かく繋ぎ、追加点を許さず。
特に4番手佐藤朔弥(さくや)投手が6・7回をしっかり抑え、なんとか8・9回の反撃につなげたいところ。


すると、8回裏の攻撃・・。




ここまで好投していたNTT西日本の吉元に対し、積極的に打ちに出た住金ナイン。
無死1塁、無死1・2塁と徐々にランナーが貯まり・・


ついに無死満塁のチャンス。ここで補強選手(日立製作所所属)中村選手が・・






走者一掃の3点タイムリー2塁打。これで一気に同点。
補強選手って、投打ともに試合の鍵になる場面で起用されることが多いものの、
普段のチームではないだけに個人的なプレッシャーを感じながらプレーをしてたんじゃないかと思います。


ここぞの場面で打てる勝負強さは脱帽でした。



さらにヒットとバントで1死2・3塁とチャンスを作り、バッターは9番・小島。
打順が変わっても、こういう大事な場面で回ってくるものですね。

でも、ここは小島自身が来年以降プロとして超えなきゃいけない場面。
特にこの京セラドームが本拠地なんだから、この舞台をいいイメージにして帰ってこなければ。

そんな期待と不安を胸に。
今日は入場列を見てるとオリックスのファンクラブのバッグや帽子の人も結構来てました。

だからこそ。











試合を決める勝ち越しの2点タイムリー。

1回戦、2回戦、そしてこの準々決勝も、この京セラドームで苦しみ続けていた彼の打撃でしたが、
やっとここ一番での勝負どころで本来の力を見られたんだと思います。

これが来年、この場所で見るデジャブだったら・・。



今、西武の秋山や牧田といった新人がCS争い、そして昨日今日のCSで活躍してるのも、
プロに入ってからの経験は少なくても、こういう負けたら後がない状況での経験を踏んでるからなのかもしれません。

ここぞの場面で力を発揮できた、君の姿は頼もしいですね。



そして、9回表は住金エースの石田投手が登板。
一昨日は8回まで好投したわけですが、ここぞの場面で登板でしたが・・


ヒットと四球で無死1・2塁のピンチに。


最終回とあって、相手応援団も総立ちで凄まじい勢いで応援する中・・


エースは動じなかったです。
最後はセカンドフライ、小島がキャッチして試合終了。



住金鹿島(鹿嶋市代表)6-4NTT西日本(大阪市代表)
住友金属工業は、いろいろ新聞紙上でも新日鉄との合併が噂されています。
今年が「住友金属」として最後の出場になるのかもしれません。
工場やチームが残るとはいえ、やっぱり同じ資本関係、グループから離れていくのは寂しいでしょうしね。
今回ここまで応援の動員にこだわったのは、それが理由のひとつにあるのかもしれませんね。

そして、今年3月の大地震・大津波で鹿島工場は甚大な被害を受けました。
野球部のメンバー表を見てると、各工場や設備室に勤めているのがわかります。
そんな従業員達にとって、野球部の勇姿は工場を立ち直らせるという希望を見せているのかもしれません。

しかし、また明日に向けての動員、そして誘導が・・

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お気持ちとお時間に余裕がありましたら。


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