かれこれ30年前の1981年春の出来事です。
小学五年の1学期からは分校の児童が僕の居る本校へ合流するのですが、その際僕と同じクラスになった分校から来た麻生君(本名)と仲良くなり、早々彼の住んでいる山を越えて行かなくてはならない家まで遊びに行った。
彼の家はお世辞にもきれいな家ではなく、よく有る田舎の農家の家だった(ような気がする)。
2階の彼の部屋に案内された僕はかなりの衝撃を受けたのでした。
シルバーボディのそいつは中央にカセットプレーヤーが付き、両サイドには大きいスピーカーが俺は良い音鳴らすぜ!といわんばかりにくっついていた。
彼はさりげなくカセットテープを入れるとちょっとうるさいくらいの音量でテープを流し始めたのです。
その時は説明されてもよくわからなかったが確かYMOの「ライディーン」だったはず。
「な、な、なんだかよくわからんけど、すっげえ大人じゃん!」僕は秋田弁でそのような事を思った。
僕はと言えば特に何を聴くでもないが、兄貴からお下がりでもらったパディスコは持っていた。
当時でも既にかなりの型遅れな雰囲気を強烈に醸し出していた。
しかし、当時の僕では流行のラジカセを入手する事など到底できるはずもなく、しばらくはパディスコを我慢しながら使っていたのですが興味はもうステレオで好きな音楽を楽しむ!とういう方向へ確実に向かっていた。
丁度その頃近所のオーディオを扱うお店「ヤママル(だったっけ?)」さんでカタログをもらってきてはよだれを垂らしながら眺めていたのですが、中でも一番欲しかったのがシャープのVZ-V2だったのです。
ダブルカセットのものもちらほら出てきていたような気がするのですが、僕はこのレコードもプレイできるVZ-V2が最高だった。
あれから30年、この度ようやく入手しました。
所々ペイントのハゲは見受けられるが、僕を満足させるには充分な状態を保っている。
しかしその重さ、大きさは現在のコンパクトな方向に流れている時代では強烈な存在感と圧迫感を見るものに与える。
もうワクワクしながら電源コードをコンセントに差し込み、カセットも挿入してみた。
カセットは偶然手元に有ったCulture Clubの1st Album "Kissing to be clever"だ。
想像していたそれはそれ以上でも以下でもない柔らかいサウンドを鳴らしてくれた。
では待望のレコードと行こう!
しかしいきなり入れて傷ついたりしては嫌なので持っているレコードで一番コンディションの悪そうなアメリカン・グラフィティのサントラ盤にする事にした。
※この画像のレコードはアメグラではなくKISSの"Hotter Than Hell”です。
ちなみにこのラジカセの凄いところはカセットテープのオートリバースは付いていないがレコードは自動でA面B面と連続再生な優れものなんです。
そして無事A面からB面へ問題なく切り替わった。
針の状態もそんなに悪くなさそうなので安全確認が済んだら待っていました!とばかりに次々とレコードを変えて楽しんでおりました。
3日目、悪夢は突然やってきたのです。
なんとレコードの回転速度が少し早い。ジーン・シモンズの声が哀川翔さんみたいな声で聴こえるくらい・・・。
その日はおとなしく電源を切りました。
4日目、回転スピードは元に戻ったが、A面からB面へ切り替わらない。
いや、実際レコードの回転自体は逆になるのだが盤面まで針が落ちてこないのです。
この症状は現在も続いている。
このような趣味を持つにはやはりそれなりの知識が必要なのだが、あいにく僕は全く持ち合わせておりません。
ネットで調べるとこの手のラジカセを修理してくれるところが都内に有ったので暇があったら見てもらおうかと。
「レコードはA面からB面へは手でわざわざ変えるものなんだよな、普通は・・・・」と無理矢理思うようにしている今日この頃。
小学五年の1学期からは分校の児童が僕の居る本校へ合流するのですが、その際僕と同じクラスになった分校から来た麻生君(本名)と仲良くなり、早々彼の住んでいる山を越えて行かなくてはならない家まで遊びに行った。
彼の家はお世辞にもきれいな家ではなく、よく有る田舎の農家の家だった(ような気がする)。
2階の彼の部屋に案内された僕はかなりの衝撃を受けたのでした。
シルバーボディのそいつは中央にカセットプレーヤーが付き、両サイドには大きいスピーカーが俺は良い音鳴らすぜ!といわんばかりにくっついていた。
彼はさりげなくカセットテープを入れるとちょっとうるさいくらいの音量でテープを流し始めたのです。
その時は説明されてもよくわからなかったが確かYMOの「ライディーン」だったはず。
「な、な、なんだかよくわからんけど、すっげえ大人じゃん!」僕は秋田弁でそのような事を思った。
僕はと言えば特に何を聴くでもないが、兄貴からお下がりでもらったパディスコは持っていた。
当時でも既にかなりの型遅れな雰囲気を強烈に醸し出していた。
しかし、当時の僕では流行のラジカセを入手する事など到底できるはずもなく、しばらくはパディスコを我慢しながら使っていたのですが興味はもうステレオで好きな音楽を楽しむ!とういう方向へ確実に向かっていた。
丁度その頃近所のオーディオを扱うお店「ヤママル(だったっけ?)」さんでカタログをもらってきてはよだれを垂らしながら眺めていたのですが、中でも一番欲しかったのがシャープのVZ-V2だったのです。
ダブルカセットのものもちらほら出てきていたような気がするのですが、僕はこのレコードもプレイできるVZ-V2が最高だった。
あれから30年、この度ようやく入手しました。
所々ペイントのハゲは見受けられるが、僕を満足させるには充分な状態を保っている。
しかしその重さ、大きさは現在のコンパクトな方向に流れている時代では強烈な存在感と圧迫感を見るものに与える。
もうワクワクしながら電源コードをコンセントに差し込み、カセットも挿入してみた。
カセットは偶然手元に有ったCulture Clubの1st Album "Kissing to be clever"だ。
想像していたそれはそれ以上でも以下でもない柔らかいサウンドを鳴らしてくれた。
では待望のレコードと行こう!
しかしいきなり入れて傷ついたりしては嫌なので持っているレコードで一番コンディションの悪そうなアメリカン・グラフィティのサントラ盤にする事にした。
※この画像のレコードはアメグラではなくKISSの"Hotter Than Hell”です。
ちなみにこのラジカセの凄いところはカセットテープのオートリバースは付いていないがレコードは自動でA面B面と連続再生な優れものなんです。
そして無事A面からB面へ問題なく切り替わった。
針の状態もそんなに悪くなさそうなので安全確認が済んだら待っていました!とばかりに次々とレコードを変えて楽しんでおりました。
3日目、悪夢は突然やってきたのです。
なんとレコードの回転速度が少し早い。ジーン・シモンズの声が哀川翔さんみたいな声で聴こえるくらい・・・。
その日はおとなしく電源を切りました。
4日目、回転スピードは元に戻ったが、A面からB面へ切り替わらない。
いや、実際レコードの回転自体は逆になるのだが盤面まで針が落ちてこないのです。
この症状は現在も続いている。
このような趣味を持つにはやはりそれなりの知識が必要なのだが、あいにく僕は全く持ち合わせておりません。
ネットで調べるとこの手のラジカセを修理してくれるところが都内に有ったので暇があったら見てもらおうかと。
「レコードはA面からB面へは手でわざわざ変えるものなんだよな、普通は・・・・」と無理矢理思うようにしている今日この頃。
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