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今・ここ・自分~断捨離日記

断捨離とは不要・不適・不快を、要・適・快に入れ替えるプロセス
正規トレーナーのmomoが、断捨離でごきげんを実現します

しゃもじの気持ち

2011-11-17 15:02:58 | セミナー

断捨離講座in金沢の2日目。

朝の挨拶もそこそこに

「面白いことがあってん!」

…と、今回のアシスタントのシゲミさん。

大きな目がキラキラ輝いて、なんか吸い込まれそう


昨日、一番最後にやったワーク。

それは、台所にある道具を一つ選び、
その道具の気持ちを書いてみましょう…というもの。


シゲミさんはしゃもじを選んだ。

「私はしゃもじです。

毎日、毎日、熱々のご飯に頭を突っ込んで、よく働きます。

それなのにご主人様は、私をそこらへんにポイポイ置きっ放しにします。

もうちょっと優しくして欲しいのに…

丁寧に扱ってくれたら、私はもっと働きます。」


…これって、心理テストみたいなもので、
しゃもじの言い分は、実は自分に対して思っていることらしい。


シゲミさんは専門職のワーキングウーマンだ。

毎日、よく働いていると思うが、もっと働きたい…と仰る。

なんて健気な…。


さて懇親会から帰宅した彼女は、詳しい内容は説明せずに、
ご主人に同じワークをしてもらった。

するとご主人が選んだ道具も、またしゃもじ

しかも大切に扱われていない!…とぼやいている。

おまけに、大事にしてくれたら、もっと働くつもりだとか。


夫婦揃って、同じことを感じていたわけだ。

あまりのシンクロニシティに、
びっくりすると同時に、思わず笑ってしまったとのこと。

それにしても働き者の夫婦だ。


ちなみに息子さんが選んだのはフライパン。

毎日、お尻を炙られて熱くてたまらない。


…そういえば、彼は受験生、
11月に入り、いよいよお尻に火がついたのか。



ガラス製の鍋を選んだ受講生さんもいた。

「ピカピカできれい。

料理はも上手。

ちょっと欠けているけれど、機能に問題なし。」

セルフイメージがかなり高い方とお見受けする。



食器を選んだ人。

「私は食器です。

そんなに沢山はいらないよ。

お気に入りにして、長~~く大事に使ってね。」

実は彼女は新婚さんだ。

他の女に目移りしないで、私だけを愛してね…ってことかな。



ちなみに、私は息子のお弁当箱。

「私はお弁当箱です。

毎日、○○のお昼ごはんを詰めて、
一緒に学校へ行きます。

昼休みは、友達と一緒にご飯を食べる○○の
ペコぺコのお腹を満たします。

夜は、お母さんに洗ってもらって、次の日に備えます。

もうすぐ○○が大学生になり、
私の出番はなくなります。

寂しいなぁ…。」


寂しいと思っているのは、お弁当箱ではなくて、実は私?

「いい加減、子離れしなさいよ!」…って、言われちゃった。


ちなみに私も、家に帰って夫と娘にワークを仕掛けてみた。

夫のチョイスは、食器洗浄機。

台所で一番酷使されている…だって。

鬼嫁に馬車馬のように働かされて可哀想なオレ…と思っているのかな。

はい、はい、確かにそうかもね。


娘が選んだのは包丁。

ガンガン切りまくると言う。

もしかしてストレス、溜まってる?






さて講義は、始末の痛みを受け入れることから。

要らない、好きではない、必要でもないモノなのに、
いつか、そのうち使うかもしれないと、なかなか手放せない。

それは今手放したら、二度と手に入らないと思っているから。

でもそんなことはない。


必要なら、その時、ちゃんと手に入る。

これは自分に対する信頼だ。

私はちゃんと持っている…と、今の自分に確認していく。

必要な時にまた買えばいいと思っていると、
買える方向に人生が向かっていく。

なぜならば、人生はセルフイメージ通りに展開するから。


そしてもう少しレベルがあがると、
“手に入れられる”から、“与えられる”に意識が変わる。

つまり自力の世界から、他力の世界へ移行する。

必要なモノは必要な時に、すべて与えられる…と。


ダンシャリアンが、覚悟と勇気を持った楽天家と言われる所以だ。







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片町の夜は熱く更けて

2011-11-13 18:18:36 | セミナー

たっぷり頭を使って、お腹が空いたところで、懇親会へ。

参加者は、講師・スタッフを含めて19名。

お店は西洋膳所鏑木。

表通りから少し入った所にある、小さな門構えの店。



九谷焼を扱う店が出したレストランなので、
供される器も全て九谷焼。

県外の方には、これも一興かな…と。

お料理は、お箸でいただくカジュアル・フレンチ、
全10品コースのお料理は、最初から最後まで粋だった。


メインが出る頃には、すでにお腹いっぱいだった人も…。

その方が仰るには、

「いつもなら、せっかくのお料理だから、
ちょっと無理してでも、全部いただくけれど、
自分の体が、もういい…って言ってるから、
今日はここでやめておきます。」


ブラボー!

たった半日の受講で、もう要・適・快を実践している。

そう、断捨離はモノだけじゃなくて、食物にも当てはまる。



さて、鏑木の2階を借り切っての懇親会、
人数に対して、少し場所が狭い感じだったけれど、
逆にそれがよかった…とひでこ先生。

肩が触れ合う距離なので、
心理的距離もぐっと縮まり、お互いのバリアーが取り除かれる。

ひでこ先生を囲んでの断捨離談義。

お酒を飲む人は意外と少なかったけれど、(帰りの心配があるんでしょうね)
アルコールの力を借りずとも、
あちらこちらでバンバン自己開示が始まる。



なぜか結婚にまつわる話が多かった。

現在、実家の車庫の2階に住んでいる受講生さん。(離れでしょうか…)

いろいろ使い難いので、リフォームしたいと思っているが、
もし居心地をよくしてしまったら、
一生、自分は嫁に行かないのでは…と心配している。

「リフォームして、ごきげんで生活していたら、
素敵なお婿さんが来るかもしれないじゃないの!」とひでこ先生。

なるほどね。

自分でわざわざ可能性を狭める必要はないわけだ。



今のところ予定はないけれど、
いつか結婚する日のために、高価な食器を買い揃えている女性。(複数人)

結婚したら、自分の好きな食器なんて買えないから、
今のうちに準備しておくのだと仰る。

購入した食器は、新婚生活のためだから、今は使っていない。

彼女(たち)は、結婚したら貧乏になると思い込んでいる。

でもまだ見ぬ相手が、超お金持ちだったら?

自分にはそのくらいが相応しい…と、最初から制限をかけていないかしら?

せっかくのお気に入りの食器、箱から出して、今、使いましょう!



心のありようは、見事にモノに表れる。

なぜ捨てられないのか…を突き詰めて考えていくと、
自分を縛っているモノがあぶり出されてくる。

それは必ずしも愉快な作業ではないけれど、
もっと自由に、身軽に、ごきげんになるためには、避けて通れないこと。

ダンシャリアンは、覚悟と勇気を持った楽天家。

さて、自分の心と向き合ってみましょうか。


「懇親会とはいうものの、濃厚な特別講義を受けたのと同じですね。」


本当にその通り。

ひでこ先生は、額に薄っすらと汗を浮かべて、熱いトークを炸裂させる。

先生の辞書には、「てきとー」とか「ほどほど」って言葉はないんだろうなぁ…。

講義で散々、喋った後なのに、本当にありがとうございます。



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断捨離は思考の片づけ

2011-11-11 18:17:12 | セミナー

講義が進むにつれ、あれっ?…と思った。

構成やワークの内容が、前と違っている。

私にとっては6回目の基本講座、
もちろんベースは同じなのだが、
初めて聞く内容が随所に取り入れられている。

ちょっぴり“俯瞰力”も混ざっていたり。


「だって、今日はリピーターさんがいっぱいいるでしょ?

新しいことも織り交ぜないとね


リピーターさんは14名、確かに多い。

でも皆さん、同じ内容と分ったうえで参加してらっしゃるのに、
ひでこ先生の心配りは行き届いているなぁ…。




セミナーは生き物だ。

その場に集うメンバーによって、いかようにも姿を変える。

毎回、テーマのようなものが、自ずと浮かび上がってくる。

前回は“魔窟”だったが、今回はどうも“親子関係”みたいだ。


常に進化し続ける断捨離講座に、終点はない。

あるのは果てしない上方へのスパイラル。

自由になったなぁ…と思ったら、さらなる自由が待っている。

けっこう身軽になったなぁ…と思っても、下ろすべき新たな重荷が見えてくる。

ダンシャリアンは、きっと死ぬまで、
もっと自由に、もっと身軽に、もっと自分らしく進化していくのだろう。


ひでこ先生は何度も「考えて!」と声をかける。

受身で聞いているだけではなく、しっかり自分で考えて!と。

 

断捨離とは、思考の片づけだ。

セミナーで使うテキストはバージョンアップの度に薄くなる。

これは情報も断捨離しているから。

回数を重ねるにつれ、
本当に必要で、絶対に理解してほしい内容に、絞られてくるのだろう。

テキストだって、実は単なる手段で、
セミナーの目的は、モチベーションアップに他ならない。


そして断捨離の目的は、健康と安全、安心と元気、開放感と爽快感の獲得。

そのために、まず目に見える住まいを整える。

場所が変化したら、自分の気持ちも変化する。

それはつまり場所がおかしくなったら、
自分の気持ちもおかしくなるということだ。


では、場所が淀んだ原因は何だろう?

片づかない理由は?

それはモノが多すぎるから。

自分の体力、精神力、時間、エネルギーに対して、モノが多すぎるから。

膨大な量のモノは、空間・時間・エネルギーのゆとりを奪う。

その片づけに要する気力・体力・時間・お金を考えてみて。


冷蔵庫と食器棚の間に15センチの隙間がある。

これ幸いとばかりに、そこに隙間家具を入れたり、
棚板を渡したりして、モノを押し込む。

だけどそれって、1人掛の椅子に無理やり3人で座らせるようなもの。

モノが窮屈だと、自分も窮屈に感じることに気がついてほしい。

…そもそも、隙間家具に収納するモノ…って、
本当に必要なモノなのだろうか。

要・適・快の判断もしないまま、
無意識にただ詰め込んでおく…、それって何のためですか?


収納術はモノに焦点が当たっているけれど、
断捨離が注目するのは、モノと自分の関係性。

私が好きか?

私が必要か?

私にとって価値があるか?

断捨離は全てのモノに対して、突き詰めて考えていく。



でも一生懸命考えると、…お腹が空くね



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今日も絶好調

2011-11-10 09:12:47 | セミナー

講座の冒頭に「断捨離の由来」について質問が出た。

もともとはヨガの断行・捨行・離行からきていて…と始まり、
それだけで話がどんどん膨らみ30分。


ひでこ先生は演壇に立たない。

講義の間は、ず~~~~~~っとフロアを歩き回りながら話す。

1日座って講義を聞くだけでも、けっこう疲れるのに、
いったいどんだけパワフルなんだ…と毎回思う。

しかも、足元はたいていヒール。

「好きなこと話しているんだから疲れないし、
歩いているほうが楽なの。」

…とご本人は仰るが、底知れないエネルギーだ。

断捨離で余計なモノが全部削ぎ落とされるているから、
あんなに元気なのかな…。

そういえば、最近は夜10時頃に寝て、2時か3時に起きる生活だとか。

たいていは朝の時間を原稿書きに当てておられるようだけど、
それって、まだ夜中ですから!

早起きの範疇には入りませんって。


断捨離の由来について30分、
お水を飲みに受け付け席までいらっしゃった時、

「今日も絶好調だわ。やっぱりライブっていいね。」

…と言い残し、講義に突入。


なんか超~~格好いいんですけど、先生。



今回は全員の前での自己紹介は割愛。

代わりにテーブル毎によろしく~~の挨拶をする。


…ところが、これが思いの外、盛り上がった。

1時間前までは一緒にテーブルを囲むことなど予想もしなかった相手。

ほとんどが初対面の知らない同士。

なのに、これすらもご縁なのだ。


たくさんある席の中から、この席をわざわざ選んで座った。

そうやって偶然一緒になった4人のはずなのに、
不思議なシンクロがいくつも明らかになる。

女経営者、富山県民、30代未婚女性、子育て真っ最中、

テーブル毎にテーマを決めたわけではないのに、
共通項を持つ者同士が一緒になっている。

全部、偶然の産物。

それ以外にも、長崎の人とお話してみたい…と思っていたら、
本人が目の前に座っていたとか。

あちこちで感嘆の声が上がり、笑いが涌く。

なんかすっごくいい雰囲気。


今回の断捨離講座、きっと成功する!

…この時点で私はすでに確信していた。



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不安の断捨離

2011-11-09 08:24:24 | セミナー

その日の朝、静かに目覚めた。

雨は降っていないけれど、グレーの厚い雲がたれこめている。

おそらく天気は崩れてくるだろう。

でも憂鬱な空を眺めながらも、エネルギーが涌いてくる


だって、待ちに待った断捨離講座の開講日だから。


遠方からの参加者さんは、すでに出立しておられるだろう。

午後1時には、会場に30余名が集結する。

年齢も立場も状況もみんな違う人たちが、同じ目的のために一堂に会する。


目的…、それはただお片づけ術を学ぶことではない。


よりよく生きるため。

ありのままの自分を認めるため。

自分を縛る制限に気づいて外すため。

もっと自由に身軽になるため。

笑顔と希望に溢れた日々を過ごすため。

今より幸せになるため。


ごきげんに生きていくための大切なヒント、必ず見つかるよ。

そう思うだけで、心が浮き立つ。



断捨離講座in金沢は3回目を迎える。

当日に急遽参加を決意されたリピーターさん2名を含め、
今回の参加者は総勢33名。

金沢市内をはじめ、北陸3県と
遠くは京都、奈良、岡山、長崎からお迎えする。

メールでしか知らない受講生さん達と、初めて顔を合わせる。

でも初めてという感じはしない。

受け付けの時点で、すでに仲間意識が芽生えているのかもしれない。



今回、私もひとつのチャレンジをした。

冒頭のご挨拶、なんの準備もせずに臨んだのだ。

これまでは、事細かに内容を考え、練習したことすらあった。


だけど、どうしてそんなにきっちり準備するのだろう?

…それは不安だから。

大勢の前で、頭が真っ白になったらどうしよう。

上手に話せなかったらどうしよう。

不安に突き動かされての、下準備だった。


だけど、どうしてそんなに不安なのだろう?

…それは、自分を信用していないから。

私にはできる!…という信頼がないから。


そこで今回は自分を信頼してみることにした。

頭の中に原稿を用意しないで臨む。

まさに出たとこ勝負。

どうなることやら。



「みなさま、ようこそいらっしゃいました

…の挨拶の後、一同をぐるりと見回す。

さて、どうしよう…と間を置くと、

「あらあら、どうした?」とひでこ先生が茶々を入れるし!


「では、私と断捨離の出会いについて…」


自分軸や掃除の3ステップの話ではなく、
私個人の体験を話そう…、受講生さんの顔を見て、自然とそう思った。

自分の話だから、自分が一番よく知っている。

最も自信を持って話せることだ。


…こうして、主催者momoは、不安をひとつ断捨離した。 


photo by ふみさん



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