フトモモ科 バクホウシア属
学 名 Backhousia citriodora
オーストラリアの先住民アボリジニが“森の恵み”として愛用するレモンマートルは、クイーンズランド州の海岸沿いに自生する、ユーカリと同じフトモモ科の亜熱帯性常緑植物。レモン系植物特有の柑橘系芳香成分シトラールの含有量は、レモンの10倍以上とも。抗菌・鎮静などの薬用効果は、ハーブ・ティー、料理、入浴剤、アロマ・テラピーなどに。
フトモモ科 バクホウシア属
学 名 Backhousia citriodora
オーストラリアの先住民アボリジニが“森の恵み”として愛用するレモンマートルは、クイーンズランド州の海岸沿いに自生する、ユーカリと同じフトモモ科の亜熱帯性常緑植物。レモン系植物特有の柑橘系芳香成分シトラールの含有量は、レモンの10倍以上とも。抗菌・鎮静などの薬用効果は、ハーブ・ティー、料理、入浴剤、アロマ・テラピーなどに。
シソ科 サルビア属
学名:Salvia cv. Indigo Spires
宿根サルビアの仲間は沢山ありますが、ラベンダーセージもそのひとつ。サルビア・ファリナセア(ブルーサルビア)と他種との交雑種で、濃紫青の小花を長期間楽しませてくれます。耐暑性・耐寒性もあり丈夫ですから育てやすく、何かと重宝するハーブです。
シソ科 イヌハッカ属
西アジア原産の常緑多年草ですが、園芸品種は交雑種が多く 同定が難しいので、ここでは学名も上記のようにしておきました。
同じイヌハッカ属のキャットニップ(Nepeta cataria)は猫が好きな香りをもつハーブとして知られていますが、このキャットミントはキャットと付いてもキャットニップほどには猫を惑わすような効能はなさそうです。いつも顔を覗かせる近所の猫ちゃんも、この甘くてさわやかな香りにはさしたる興味を示しておりません。
ここ「ホワイトゲーブルの庭」では、英国でも見受けられるようにバラのコンパニオン・プランツとして使っています。水や養分などバラと競合することなく、それぞれの高さでお互いを引き立て合っているわけですね。丈夫で暑さ寒さに強く花期も長いので、手間がかからず重宝しています。そして時折ハーブ・ティ用に摘み取らせてもらっています。
シソ科 マンネンロウ属
春先から晩秋までもともと花期の長い植物ですが、我が家のローズマリーは12月中旬だというのに、びっしり‘しずく’のような穂状の花を咲かせています。
この地中海沿岸原産の常緑低木は、海岸の崖などから滴るように花をつけることからラテン語で「海のしずく」を意味する Rosmarinus と名付けられましたが、水辺が好きなわりには真夏の直射日光や乾燥にも強く耐寒性もまずまずなので、是非とも庭に植えておきたいハーブのひとつです。
なんといっても育てやすく生育旺盛。そして肉料理・ビネガー・ドレッシング・ハーブティはじめ、その抗菌・消臭・消毒・刺激作用など、私達の日常生活に利用価値がとても大きいからです。学名に付けられた種小名(その種の特徴を表す語)のofficinalis(オフィキナリス)「薬効のある」からみても、これは相当なものといってよいでしょう。
注意することといえば、酸性土を嫌うことと、梅雨時の加湿や蒸れに少しばかり気を配ること。それだけでいいのです。簡単でしょ?