こんばんは。お久しぶりです。
桜も散り始めて最近は一気に気温が上がってきましたね。寒暖差に体がついていけてないです。
さて、最近読んだ本ですが、『コーヒーが冷めないうちに』(川口俊和、サンマーク出版、2015年)を読みました。
本屋大賞ノミネート作品ですよね。
ずっと読んでいなかったのと、知人が電子書籍で読んでいたこともあって気になって読みました。
簡単なあらすじとしては、過去に戻れるという喫茶店のお話です。ただ、過去に戻れるといっても色々とルールが決められていて、指定されている席に座ること、一度しか過去に戻れないこと、過去に戻っている間は座っている席から移動できないことなどがあります。
そして、最後に大事なルールとして、コーヒーをいれてから冷めてしまう前までしか過去に戻れないということです。
小説の中には、そのコーヒーをいれる数や、数から見ていとこにあたる計と流がまずはいます。その三人が喫茶店の店員です。
で、まぁ過去に戻りたいという人がきて、コーヒーをいれてという感じの話です。ざっくりですが。
私が個人的に気になったのは、数自身は過去に戻らないのかとか、どうして数がコーヒーいれる役なのかとか気になります。あと、過去に戻る時に決まった席に座るのですが、いつもそこには幽霊が座ってるんです。トイレに行く時だけその席を外すから、そのチャンスを狙って過去に行くんです。
で、この本ではその幽霊のことはちょっとしか書いてなかったので、その幽霊についてもっと書いてあったら面白いのにと思いました。なんで幽霊かというと、過去に戻った時に、コーヒーが冷めないうちに現実世界へ戻らなかったからのようです。
コーヒーを冷める前に飲み干すと現実世界へ戻ることができるのですが、飲み干せなかったら幽霊になってその席に座り続けるということらしいです。その辺がもっと書いてあったら面白いのにと思います。
小説の感想って難しいですね。
レビュー上手くかけるようになりたいものです。