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日本全域が緑海に沈む! ソフトバンクUltra Link活用、台湾・サハリン・ミクロネシアが頂点!?
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うっかり始めるともれなく「世界の真実が見えちゃってる系の人」になれる拡張現実陣取りゲームIngress の小ネタ。またまた日本全土が巨大な緑海に沈みました。
Ingress はGoogleの社内ベンチャーだった Niantic Labs が 2012年に開始した実世界陣取りARゲーム。Android と iOS に対応しており、iPhone版のリリースで国内でも一気にプレーヤーが増えました。
(2012年の記事「Googleが実世界陣取りモバイルゲーム Ingress を開始。改変現実SFもの」)
プレーヤーは青(Resistance)と緑(Enlighetened)の陣営に分かれ、世界各地に点在する拠点「ポータル」をゲーム画面内で奪い合います。自陣営の拠点どうしを結べば「リンク」ができ、リンクで三角形に面を抑えて「フィールド」を作れば、相手陣営を封じ込め大きな点を得られます。
ポータルを奪うには実際にその場所を訪れなければならず、またポータルどうしを結ぶには途中に障害物(敵味方のリンクやフィールド)がないことが条件です。このためリンクの距離が長いほど、フィールドの面積が大きいほど作成は難しくなります。今回のような巨大なフィールド作成には、各国のチームが密接に連携し、綿密な計画と迅速な行動が必要となってきます。
日本全土を覆った巨大緑フィールドの頂点はロシア・サハリンのポロナイスク、台湾東岸、そしてミクロネシア連邦コロニアの北岸付近。複数のポータルを利用して何重にも張られており、インテルマップでも現状が把握しづらいほど。
拠点となる各地のポータルには、先日のイベントPersepolis in Tohoku で発表されたソフトバンクとの企業コラボアイテム Softbank Ultra Link が多数投入されています。リンクの距離・本数を大幅に拡張する特性を存分に活かした国際オペレーションです。
Ingress大規模イベント Persepolis in Tohoku 開催、世界から4000人のエージェント集う
今回の巨大フィールドのように、時には国を超えたチームワークで巨大な成果を目指すのも楽しみ方のひとつですが、Ingress そのものはひとりで淡々と点数稼ぎを楽しんだり、他のプレーヤーが一定のテーマに沿って作成した「お題」にそって散策しつつメダルを獲得を目指すミッションをマイペースで遊ぶこともできます。
先週から開始した「孤独のIngress」連載では、メダルを集めて絵を完成させる「メダルアート」を目標に、孤独に東京を散策する過程を気長にお伝えします。
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13インチ級の iPad Pro 「筆圧ペンや分割マルチタスク対応」
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9月9日に開催されるアップル スペシャルイベントの話題。年単位でうわさが続く 13m級巨人 13インチ級 iPad は『 iPad Pro 』 の名になり、 iPhone 6S / 6S Plus と同時に発表されるかもしれません。
大画面 iPad のうわさはたとえば2013年にも、アップルがサプライヤ各社に対し iPad用の13インチ級ディスプレイのサンプルを求めたという報道がありました。また2015年に入ってからは、今年の後半に向けて量産を求めたとの報道もあります。
当時から試作はしていたらしい iPad Pro (仮) がこのタイミングで登場することには、アップルがIBMとの本格的な協業などを通じてビジネス向け・業務向けの iPad 導入を強力に進めていることが挙げられます。
iPad 500万台を日本の高齢者に配布。アップルとIBMが日本郵政の実証実験に参加
ビジネス向けとなれば、大画面で情報量が多く生産性が高いほうが、日々持ち歩くための軽さや小型より重要なことは明らかです。またビジネス向けといえば、たとえば参考リンク先 9to5Mac の匿名ソースなどは、iPad Pro (仮)がついにスタイラスを標準で用意すると証言しています。
アップルの前CEOスティーブ・ジョブズは、マイクロソフトが失敗を続けた「タブレットPC」と iPad はまったく違うと強調するため、ペンなんて必要ない、最高のポインティングデバイスは指だ ( Point =指差す) と豪語したことで知られています。
iPadはタップやスワイプといったタッチ操作の快適さでコンシューマー向けタブレットのジャンルを確立しましたが、とはいえ指で絵や文字を書くのが一般的になったわけではありません。iPad用のペンはサードパーティー各社から登場しているものの、iPadのタッチは指に最適化されており、技術的にも静電容量タッチのみでデジタイザは非搭載。細いペン先や感圧には対応できないことから、純正のiPadペンはこれまで存在しませんでした。
一方、使いにくく不格好な失敗の代名詞として笑われた「タブレットPC」は iPad に遅れてやっと使い物になり、マイクロソフトとWindows の象徴にまで据えられた Surface Pro タブレットは、ペン対応でビジネスや教育分野にも強いことをアピールしています。
このような状況で登場する(とみられる) iPad Pro は、これまでのうわさをまとめると:
・画面サイズは12.9インチ
・Apple Watch や 新MacBookタッチパッドと同様、感圧フォースタッチに対応。
・ペン先が細いスタイラスで、筆圧感知ペン入力に対応。
・iOS 9 の目玉機能マルチタスクに対応し、複数のアプリや文書を左右分割で参照しつつ、入力や作成ができる。
とされています。
iPad mini 4 (仮)は iOS 9の分割画面対応?El Capitan ベータから発見
13インチのタブレットはいくらなんでもデカい、9.7インチのiPadですらかさばるから iPad mini に乗り換えたという、というユーザーも多そうです。しかし Surface などの2 in 1 タブレットをノートPCのつもりで購入したユーザーからは、タブレットとして使ってみたら意外と快適だった、ウェブや動画や電子書籍にはむしろ10インチ級では物足りなくなったという声も聞こえます。
ポケットに入れて片手でも使える小型タブレットとはまた別のカテゴリとして、大型のタブレットはビジネス用途以外にもまだ可能性がありそうです。
iPhone 6S / iPhone 6S Plus との同時発表説については、アップルはひとつのイベントに主力製品を詰め込まず、それぞれに別の機会を設けることから疑わしいという意見もあります。
しかしかつてのジョブズ時代には複数カテゴリを一気に発表したうえにわざとらしい one more thing で新製品をアピールしていこともあり、また Apple Watch と iPhone など、同一エコシステムでの連携を売りにしたいアップルとしては、分厚いラインナップを一気に並べることによる効果を狙う戦略に回帰する傾向もうかがえます。
9月9日スペシャルイベントの会場は、収容人数7000人のBill Graham Civic Auditorium。iPhone / iPad / Apple TV etc の同時発表で圧倒的じゃないか我が社は!と印象づけるため、特に広い会場を用意したと考えられなくもありません。
スペシャルイベントのキーノート開始は現地時間で9日朝10時、日本時間では翌10日の午前2時から。Engadgetではいつものように速報体制でお伝えします。
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ASUS ZenPad S 8.0発売開始♪ QXGA液晶で感圧ペン対応・Androidタブレット
</header>ASUSは、7.9型の高精細液晶を搭載したAndroidタブレット ASUS ZenPad S 8.0(Z580CA)を9月4日より発売します。
RAMやストレージ容量、CPUが異なる2つのモデルが用意され、どちらも9月2日から予約を受付中。価格はオープンで、予想実売価格はAtom Z3580・RAM4GB・ストレージ32GBモデルが3万9800円(税別、以下同)、Atom Z3560・RAM2GB・ストレージ16GBモデルが3万3800円。
「ASUS ZenPad S 8.0」は、6月にASUSが発表したAndroidタブレット「ASUS ZenPad」シリーズの1つ。同シリーズの「ZenPad 7.0」「ZenPad 8.0」「ZenPad 10.1」の発売に続き、今回「ASUS ZenPad S 8.0」が発売されます。
Android 5.0を搭載し、Intel製CPU、7.9型のQXGA(2048×1536)解像度対応の液晶、前面にステレオスピーカーを備えているのが特徴です。
「ASUS ZenPad S 8.0」や他の「ASUS ZenPad」シリーズで使える純正アクセサリーも同時に発売されます。発売されるアクセサリーは、クラッチバッグのような見た目の「ASUS ZenPad S 8.0」用カバー「Zen Clutch」、「ASUS ZenPad S 8.0」「ASUS ZenPad 8.0」「ASUS ZenPad 10」に装着できるカバー「Tri Cover」、1024段階の筆圧感知機能を備えるスタイラスペン「Z Stylus」の3種類です。価格はオープンで、予想実売価格は「Zen Clutch」が5980円、「Tri Cover」が3480円、「Z Stylus」が3980円となる見込みです。
9月中旬以降には、バッテリーとスピーカーを内蔵して「ASUS ZenPad 8.0」や「ASUS ZenPad 7.0」の充電や音声出力が可能なカバー「Audio Cover」、同カバーのモバイルバッテリー機能のみを備えたバージョン「Power Case」、「ASUS ZenPad 10」用の「Zen Clutch」が発売される予定です。
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スター・ウォーズ、BB-8を2万1384円で国内発売♪ ホログラフィックAR再現!
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Engadget 日本版 YouTubeチャンネルより。9月4日深夜開催のSpheroの発表会において、スター・ウォーズ / フォースの覚醒に登場する新ドロイド BB-8 のラジコンが発表されました。オーストラリアに次ぐ世界で2番目の発表となった日本、早速体験してきたので動画でどうぞ。価格は2万1384円(税込)。動画の尺は3分28秒。
動画は以上です、チャンネル登録の上お楽しみください。
なお、ラジコン関連の動画は、
- 室内ドリフト可、頭文字D仕様の手のひらラジコン ミニッツAWD レビュー
- CCP、垂直離陸できるラジコン飛行機『VTOL-WING』 レビュー、ドローンとはまた違った飛行感覚
- 室内空撮、超小型ラジコンヘリ「Nano Falcon DigiCam』」レビュー、飛行映像付き
ロボット関連の動画は、
- おかえり! ただいま! 家族のロボット BOCCO デモ、ロボット越しの現代的家族間コミュニケーション
- 巨大ロボ、お台場に出現。次世代重機 SUPER GUZZILLA 操縦席搭乗可、Oculus Rift 体感ゲームプレイ
- J-deite 開発者インタビュー:「No Transform, No Robot」中二から始まった変形合体ロボの道
- リビングにロボットがいる風景: Pepper 第1号ユーザーお宅訪問、戸惑う妻とクリエイター宣言の夫
- 動画:東京大学 石川渡辺研のジャンケン必勝ロボ。1000fpsで認識して瞬間的に後出し
- Engadget Fes 2014 明和電機ライブ。DysonやPepperとコラボ
- ソフトバンクの感情認識パーソナルロボ Pepperを体験:期待感と小憎らしさ。開発環境デモも
- オムロンが卓球ロボット披露、打ち返しやすい場所に返球する人に優しいラリー継続マシン
- 東芝、”純日本型”手話ロボット「地平アイこ」参考出品
- 「コドモロイド」や「オトナロイド」内覧会、未来館が25日よりアンドロイドの常設展
- スーパーロボット展 始まる。美少女アンドロイドASUNA、泳ぐペンギンロボ、合唱ロボなどTOKYO DESIGNERS WEEK 2014展示
- TRYBOTS「もるペン!」テスト遊泳、5人の高校生が作った羽ばたきで泳ぐペンギンロボット
- ニコニコ技術部、画像認識と自作ロボットアームで「きのこの山」「たけのこの里」仕分
- 動画:iRobotの雑巾がけロボ「ブラーバ」。日本はすでに売り切れ予約待ち
- 東京おもちゃショー:LINE体験スマホからリアルすぎるネコ型ロボットまで
- 動画:双腕型工員ロボ「NEXTAGE」が働くリアルな現場。TECHNO-FRONTIERでTHKインテックスがデモ
などがあります。
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サムスン Gear S2 を予告! 「丸い文字盤の独自スマートウォッチ」
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サムスンが5.7型ファブレット姉妹 Galaxy Note 5/ Galaxy S6 Edge+ を発表したイベント Unpacked 2015では、終了際にちょっとしたサプライズがありました。詳細なしのチラ見せ予告されたのは、丸い文字盤を持つスマートウォッチ Gear S2。
サムスンは多数のスマートウォッチを販売してきましたが、今回チラ見せ予告された Gear S2 の先代にあたる サムスン Gear S は、単体で3G網に接続し通話もできるユニークなモデル。
Galaxy Sシリーズと同じ最上級の「S」を冠するスマートウォッチとして、手首にそって曲面を描く大型の高精細有機ELディスプレイを備え、スマートフォンとのペアリングが不要な「手首に着けるスマートフォン」的な製品でした。OSはペアリングありきの Android Wear ではなく、独自の Tizen OSベース。
型番的には次世代の Gear S2 も単体でセルラー通信ができるかはまだ分かりませんが、画面写真を見る限り Android Wear の標準アイコンも標準UIもなく、先代のTizen画面に似ているため、今回も Android Wearではないようです。
サムスン Gear S2 の正式な発表は9月のIFA 2015になる見込み。価格や性能、発売時期はまだ明らかにされていません。
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Dropboxが物理セキュリティキーに対応。USB接続で二段階認証、デバイス特定は必須!
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Dropbox が、USB セキュリティキーを使用した2段階認証に対応しました。PC でブラウザーから Dropbox を利用する際、SMS やスマートフォンアプリ などを経由する手間が省けるため、より手軽に安全にサービスを利用できます。
Dropbox で利用できる USB セキュリティキーは FIDO アライアンスが提供する「U2F(FIDO Universal 2nd Factor)」規格に対応するもの。FIDO アライアンスは Google やマイクロソフト、サムスン、レノボ、VISA、MasterCard などが参加しており、パスワード入力によらない安全な認証方式の普及を目的としています。
U2F 規格の USB セキュリティキーは Google の2段階認証などにも使われています。すでに Google 用として この USB セキュリティキーを持っている場合は、それをそのまま Dropbox でも使うことができます。
USB セキュリティキーを利用するには、まず Dropbox サイトの設定ページを開き、セキュリティのタブから2段階認証を有効にします。そしてセキュリティキーを追加します。
追加が完了すればそれ以後 Dropbox に2段階認証ログインする際、この USB セキュリティキーを差し込むだけで認証が完了。面倒なコードの入力などからはおさらばできます。

なお、すでに Google などで USB セキュリティキーを使っている人なら御存知のとおり、現在のところ U2F 規格の USB セキュリティキーに対応するブラウザーは Chrome のみ。Firefox や Internet Explorer ほかのブラウザーを愛用している人は、Chrome 環境も新たに整える必要があります。
まだまだ対応するサービスの少ない U2F 規格の USB セキュリティキーですが、Google に続いて Dropbox というメジャーなサービスが対応したのは大きな進歩に違いありません。次は Evernote あたりが対応すれば、さらに利用者を増やせそうです。
ちなみに、U2F 規格の USB セキュリティキーは Amazon などで入手可能。だいたい1600~6500円ぐらいです。
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忘れ物防止タグ「trakkie」。 180m範囲RFでメッシュネットワークを構築!
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クラウドファンディングサイトKickstarterで、メッシュネットワーク対応の高機能紛失防止タグ「trakkie」が製品化資金を募っています。
「紛失防止タグってアレだよね……スマホとBluetoothでペアリングして、離れると音が鳴るやつでしょ?そんな珍しくもないモノ、なんで今更Kickstarterで投資を募集してるの?」と思われる方こそ、ここから先を読んでください。
更新:8月15日、Kickstarterでのプロジェクト中止について追記しました。
まずは紛失防止タグとは何ぞやというおさらいから。紛失防止タグとは貴重品に取り付けて紛失を防ぐ電子機器のこと。多くの紛失防止タグはスマートフォンと連携させて使います。スマートフォンと紛失防止タグが通信しており、距離が離れる(=貴重品を置き忘れている)と警告が発せられるわけです。
trakkieは直径29mm、厚さ6~12mmの円盤状をしており、これを付けた貴重品を置き忘れると音と光で警告してくれます。……とここまでは普通の紛失防止タグと同じですが、違うのはここから。
このtrakkieはスマートフォンがあってもなくても運用できるのが大きな特徴となっています。スマートフォンがない場合でも、複数のtrakkieを色々な持ち物に付けておけば、trakkie同士がBluetooth及びRF通信によるメッシュネットワークを形成して、互いの距離が離れると警告を発してくれるのです。
解説動画では、”カバンと鍵とスマートフォンのそれぞれにtrakkieを取り付けた男性が、スマートフォンを忘れて出かけようとしたところ、鍵のtrakkieが警告してくれて助かった”というシーンが描かれています。外出するのであれば、カバンと鍵とスマートフォンは常に一緒でなければならない訳ですから理にかなっているといえるでしょう。また、trakkieを取り付けた品物のそれぞれに固有の名前を付け、「鍵と財布は常に一緒でなければならないが、ジムに通うためのバッグは特別な日だけ持っていく」といったシナリオを設定することも可能です。
メッシュネットワークとは、複数のノード(中継点)がお互いに通信してデータを転送するネットワークのこと。この場合はtrakkieの端末同士がノードとなります。
どこかのノードが使えなくなっても別のノードからデータを転送できることが特徴です。trakkieではこの性質を活かして忘れ物検知に役立てているというわけです。
trakkieには「trakkies.micro」「trakkies.tagg」の2モデルが存在しています。「micro」はボタン電池CR2450を使用、バッテリー寿命18か月で最大通信レンジは180m。様々なセンサを搭載している上位機的な位置づけです。
一方、「tagg」はボタン電池CR1632を使用し、バッテリー寿命は8か月で、最大通信レンジは70mというシンプルモデルとなっています。
どちらのモデルもバッテリー寿命はスマートフォンより遙かに長い上、どこででも手に入るようなボタン電池を使っているため、肝心なときに電池切れで役に立たないというケースは少なそうです。
trakkieはかなりの高機能で、置き忘れ防止のほかにも様々な使い方ができます。本体のボタンは3つまでの動作をプログラムでき、スマートフォンを操作するBluetoothリモコンとして使えるほか、複数のWEBサービスを連携させるIFTTTにも対応。
工夫次第では「撮影した写真をdropboxへバックアップするして、特定の場所にアップする」など様々な動作をボタン一つで実現可能です。
このほか、”trakkieにメッセージを記録し、見つけた人に伝える””trakkieを付けた品物の貸し借りを管理する”といった使用法も提示されています。
紛失防止タグとしても使えるが、使う人自身が様々な使い方を発見することもできるデバイス……というのがtrakkieの本質であるようです。
trakkieのアプリはiOSとAndroidに対応。2016年Q1にアプリの配信とtrakkieの配送がスタートする予定とのこと。
Kickstarter 出資の見返りは、MicroとTaggの組み合わせや早い者勝ち割引など多数ありますが、Micro x2 と Tagg x 3の5個セットが標準150ユーロなど。調達目標10万ユーロほどに対して、残り約1週間の現時点では7万ユーロほどが集まっています。
追記:8/15 Kickstarterでの資金調達キャンペーンがキャンセルされました。理由は「会社の成長のため、この技術を別の分野に活用することを判断した」とされています。しかし開発チームいわく、Trakkieで解決しようとした問題については引き続き取り組みたいと考えており、今回ではないが、いずれ製品として改めて送り出したいとのこと。
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iOS 8.4.1/ iTunes 12.2.2提供開始、「Apple Musicのバグ修正」「OS X 10.10.5は脆弱性を修正」
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アップルが、iTunes 12.2.2 および iOS 8.4.1をリリースしました。主な内容は、新しく開始した定額制音楽ストリーミングサービス Apple Music 関連の不具合修正となっています。
7月1日にサービスを開始し、現在は3か月の無料お試し期間真っ只中の Apple Music ですが、新しいサービスだけあって、iTunes や iOS に組み込まれた Apple Music 機能にはいろいろと不具合も含まれていました。
iTunes 12.2.2 では Apple Music 利用中のナビゲーション関連の問題、さらにマイ・ミュージックおよびプレイリストの一覧表示が正しくない問題などを修正。
一方 iOS 8.4.1 では、iCloud ミュージックライブラリをオンにするとエラーが表示され、どうやっても有効化できない問題をはじめ、オフライン再生可能な曲しか表示しなかったり、アートワーク表示が実際と異なる不具合などを修正しています。
iTunes 12.2.2 の修正項目は以下のとおり。
- Beats 1 のバナーをクリックすることで、現在視聴している内容を確認したり、番組を見逃すことのないよう、すべての放送スケジュールを表示したりできます
- Apple Music でフォローしているアーティストの一覧を表示できるようになりました
- Apple Music で前のページに戻ると iTunes が元の場所を失う問題が解決されました
- アーティストが”マイミュージック”に正しい順序で表示されない問題に対処しました
- アクションメニューに表示されるプレイリストがライブラリ内のプレイリストに一致しない問題が解決されました
そして、iOS 8.4.1 での修正項目。
- iCloudミュージックライブラリをオンにできない問題を解消
- Apple Musicがオフライン再生可能な曲のみを表示するように設定されていたために、追加した曲が表示されない問題を解消
- 選択できるプレイリストがない場合に新しいプレイリストに曲を追加する方法を追加
- ほかのデバイスで違うアルバムアートワークが表示される問題を解消
- アーティストがConnectに投稿するときに起こるいくつかの問題を解消
- Beats 1の再生中に”ラブ”をタップすると正しく動作しない問題を解消
なお、Mac ユーザーには OS X 10.10.5 アップデートの提供も始まっています。ほぼマイナーな不具合の修正版といったところではあるものの、7月22日に見つかった OS X 10.10 Yosemite のダイナミックリンカー dyld における管理者権限昇格の脆弱性が修正されており、Mac ユーザーなら早めに手当てをしておくのが良さそうです。
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iOS版の「FINAL FANTASY ?」を配信開始♪ 最強モードも入ってる!
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スクウェア・エニックスが iOS版『ファイナルファンタジー?』の配信を開始しました。価格は1800円、推奨機種はiPhone 5s以降、iPad第三世代以降、iPad mini 2以降。iPod touchとも互換性はありますがプレイには適していません。
iOS版は「FINAL FANTASY VII インターナショナル for PC」からの移植として、いきなり最強状態になる『ステータスMAX』、戦闘を避けられる『エンカウントON/OFF』機能を搭載。かつてのような時間や根気を投入することが難しい古参プレイヤーでも快適に遊べるよう工夫されています。
1997年に発売されるや大ヒットを記録し、世界累計出荷本数1100万本を超えたFF?(『FINAL FANTASY ?』)。シリーズ初の3Dグラフィックを採用し、前作までのドット絵キャラの小芝居もドラマティックなムービーに取って代わられ、いわゆる「ムービーゲー」の元祖となった作品です。PS(プレイステーション)がセガサターンとの次世代ゲーム機戦争を制する切り札になったと言われる大物であり、今年6月のゲームイベントe3でPS4向けフルリメイクの計画が公表された時も話題を呼びました。
その際にiOS版の移植も今夏に配信予定と発表されていましたが、今月19日に何の前触れもなく配信スタート。夏休みの宿題基準でいえば余裕で夏にセーフという趣です。
FF VII には複数のバージョンがありますが、iOS版は「FINAL FANTASY VII インターナショナル for PC」を移植したもの。初代PS版の最強武器を弱体化したり、マジックポットという敵にエリクサー(プレイヤーが最後まで勿体無くて使えないアイテム)を与えないと倒せなかったりと歯ごたえあるアレンジをしたのがインターナショナル版で、さらにfor PC版では公式チートとも言える「ゲームブースター」機能を追加。
本作はそのうち、モンスターとの遭遇をなくす「エンカウントオン/オフ機能」と、いきなり最強になれる「ステータスMAX機能」を搭載しています。ゲーム速度が5倍になる機能の実装は、iOSハードのスペック的に難しかったのかもしれません。
画面を邪魔しないバーチャルパッドによる操作も実現し、パッドのアナログ/固定デジタル(4方向)の変更も可能。元祖FF?のようにCD3枚を入れ替えなくても済む、レベル上げの作業が省略できるのでストーリーだけを楽しめる、無駄と知りつつエアリスを助けるための水中呼吸マテリア(デマでした)を探してワールドマップをさすらう、メテオの激突が迫る中でゴールドソーサーのミニゲームで遊びほうけたりと、当時は叶わなかった贅沢な楽しみ方を、いつでもどこでも味わい尽くせそうです。
超大作だったFF?だけに、iOS版でもそれなりの容量が必要。アプリ自体の容量は2GB程度ですが、ダウンロードの際には4GB以上の空き容量が必要になりますので、まずiOS端末の要らないアプリを整理してから、安定した通信環境にて気長にダウンロードしたいところです。
こちらはPlayStation 4での開発が発表されたフルリメイク版の予告編。
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Googleの組立携帯 「Ara」 が発売延期らしい♪ 落下でバラバラだって!
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Project Araは、CPUやディスプレイといった携帯電話の構成要素をモジュール化し、自分好みに組み上げられるプロジェクト。Google傘下のAdvanced Technology & Projects(ATAP)が主導し、基本的な機能だけに絞ったエントリークラス相当の販売価格は50~100ドルを目標としています。
2015年中の発売が期待されていましたが、発売時期を2016年まで遅延することが明らかになりました。
遅延理由について詳細な理由は明かされていませんが、Project AraのTwitterアカウントでは、各モジュールの接着強度不足を示唆するつぶやきが投稿されています。
<iframe allowfullscreen="allowfullscreen" class="twitter-tweet twitter-tweet-rendered" frameborder="0" height="302" id="twitter-widget-0" scrolling="no" src="http://wavecast.jp/blog/?p=648" style="border-width: 0px; border-style: initial;font-style: inherit; font-weight: inherit; margin: 0px; outline: 0px; padding: 0px; vertical-align: baseline; max-width: 100%;" title="Twitter Tweet" width="300"></iframe>
ばらばらになったとまでは述べていないものの、落下試験に失敗した旨の記述があることから、順当にばらばらになったことが伺えます。
現状、Project Araについて多くの情報が示されているわけではありませんが、今年のGoogle I/Oではモジュールを組み合わせて端末として動作させるデモが行われており、開発自体は進捗している模様です。強度面の課題がクリアできれば、また新たな展開が期待できるでしょう。
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8月23日、六本木ヒルズ盆踊りで、 フォーミュラEが、けやき坂通りを走行♪
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電動レーシングカーのフォーミュラ E が、六本木ヒルズで開催される夏のイベント「六本木ヒルズ盆踊り2015」でデモ走行を行います。
六本木けやき坂通りを封鎖してのデモ走行で、ゲストにはフォーミュラ E ホールディングス CEO アレハンドロ・アガグ氏、フォーミュラ E に参戦中のチーム・アグリでチェアマンを務める鈴木亜久里氏、かつて鈴木氏の下で F1 を戦い、フォーミュラ E 最終戦にも出場した山本左近選手らが顔を揃えます。
近年はお台場のモータースポーツジャパン・フェスティバルといった定期イベントや、によって都内でもレーシングカーがデモ走行をすることは珍しくなくなっ てきました。しかし今回のデモ走行は東京のどまんなかとも言える六本木で、盆踊りイベントの催し物としての実施。シーズン初年度を終えたばかりのフォー ミュラ E マシンがけやき坂通りを走ります。
レーシングカーというと、まず想像されるのが走行中の派手なエンジン音ですが、フォーミュラ E の場合はモーターを動力とするため、エンジン音はありません。レース中に聞こえるのはインバーターやギヤボックスからの駆動音とタイヤのスキール音ぐら い。人によっては電動ラジコンカーの音を思い出す音かもしれません。
また音が小さいということは、レース時の騒音に対する住民の反対運動といった障壁が少なくなることを意味します。6月に終了したシリーズ初年度は、その多 くが通常ならモータースポーツなど開催できそうもない市街地の公道、または公園の周回路での開催でした。しかも、あまりに静かなために観客が退屈しないよ う専属の DJ を帯同させ、レース中に BGM を流していました。

「六本木ヒルズ盆踊り2015」は8月21日~23日の3日間にわたって開催されます。お祭りの内容としては、縁日屋台の出店や盆踊りはもとより、日本各地の伝統芸能やキッズワークショップなども開催されます。
フォーミュラ E の走行は最終日8月23日(日)14時40分からの予定。けやき坂通りを封鎖してのデモ走行であり、残念ながらあまり速度を上げることはできません。それでも最先端の電動レーシングカーが走る姿を間近に見る絶好のチャンスとなるはずです。
ちなみに、今回のデモ走行は実際にレースを戦ってきたチーム・アグリのメンバーに加え、フォーミュラ E を立ち上げたアレハンドロ・アガグ氏、さらに国内公道レース実現に向けて活動する「自民党モータースポーツ振興議員連盟」会長の古屋圭司議員が訪れます。 2か月後に始まる来シーズンは無理としても、近いうちには国内でのフォーミュラ E 公式戦開催が現実のものとなってほしいところです。
なお、フォーミュラ E では10月からの2015-2016年シーズンに向けて、各チーム独自のバッテリーとギヤボックスを開発可能と なります。ところが、いまのところチーム・アグリだけはシーズン初年度仕様のままで新シーズンに臨む予定。願わくば初のシーズンで価値ある1勝を収めた チーム・アグリにも、パワートレイン開発のための技術的、資金的サポートを供給するスポンサーがあらわれてほしいものです。
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ディズニーに『スター・ウォーズ ランド』建設! うーーーん、いきたい♪
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ディズニーリゾートに『スター・ウォーズ』テーマの広大な新エリアが加わります。
2年に一度のファンイベントD23 Expo でディズニーのCEO Bob Iger が発表したのは、カリフォルニア州アナハイムのディズニーランド、フロリダ州オーランドのディズニーワールドに『スター・ウォーズ』テーマのエリアを建設する計画。
広さは単一テーマとしては過去最大という14エーカー(約5万6000平方メートル)。ゲストが搭乗できるミレニアム・ファルコンをはじめ多数の新作アト ラクションが用意されるほか、モス・アイズリーのカンティーナを模したカフェなど、アトラクション外も含めて全体がスター・ウォーズの未知の惑星になる予 定です。
パーク内『スター・ウォーズ』ランドの詳細はまだ明かされていないものの、目玉アトラクションのひとつはゲストが実際にコントロールできるというミレニア ム・ファルコン号、もう一方は戦いのクライマックスを体験できる Star Wars Adventure とされています。
新ランドのオープン時期は未発表。今回の発表はアナハイムとオーランドの両パークについての内容で、千葉をはじめ世界のディズニーでの展開はまだ明らかにされていません。
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iOS 8.4.1/ iTunes 12.2.2提供開始、「Apple Musicのバグ修正」「OS X 10.10.5は脆弱性を修正」
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アップルが、iTunes 12.2.2 および iOS 8.4.1をリリースしました。主な内容は、新しく開始した定額制音楽ストリーミングサービス Apple Music 関連の不具合修正となっています。
7月1日にサービスを開始し、現在は3か月の無料お試し期間真っ只中の Apple Music ですが、新しいサービスだけあって、iTunes や iOS に組み込まれた Apple Music 機能にはいろいろと不具合も含まれていました。
iTunes 12.2.2 では Apple Music 利用中のナビゲーション関連の問題、さらにマイ・ミュージックおよびプレイリストの一覧表示が正しくない問題などを修正。
一方 iOS 8.4.1 では、iCloud ミュージックライブラリをオンにするとエラーが表示され、どうやっても有効化できない問題をはじめ、オフライン再生可能な曲しか表示しなかったり、アートワーク表示が実際と異なる不具合などを修正しています。
iTunes 12.2.2 の修正項目は以下のとおり。
- Beats 1 のバナーをクリックすることで、現在視聴している内容を確認したり、番組を見逃すことのないよう、すべての放送スケジュールを表示したりできます
- Apple Music でフォローしているアーティストの一覧を表示できるようになりました
- Apple Music で前のページに戻ると iTunes が元の場所を失う問題が解決されました
- アーティストが”マイミュージック”に正しい順序で表示されない問題に対処しました
- アクションメニューに表示されるプレイリストがライブラリ内のプレイリストに一致しない問題が解決されました
そして、iOS 8.4.1 での修正項目。
- iCloudミュージックライブラリをオンにできない問題を解消
- Apple Musicがオフライン再生可能な曲のみを表示するように設定されていたために、追加した曲が表示されない問題を解消
- 選択できるプレイリストがない場合に新しいプレイリストに曲を追加する方法を追加
- ほかのデバイスで違うアルバムアートワークが表示される問題を解消
- アーティストがConnectに投稿するときに起こるいくつかの問題を解消
- Beats 1の再生中に”ラブ”をタップすると正しく動作しない問題を解消
なお、Mac ユーザーには OS X 10.10.5 アップデートの提供も始まっています。ほぼマイナーな不具合の修正版といったところではあるものの、7月22日に見つかった OS X 10.10 Yosemite のダイナミックリンカー dyld における管理者権限昇格の脆弱性が修正されており、Mac ユーザーなら早めに手当てをしておくのが良さそうです。
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Skylake-U搭載のノート・第六世代Core iの資料流出。MacBook Air用は来年3月かも♪
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Skylake(スカイレイク)ことインテルの第六世代Core iシリーズのうち、10月に登場予定と噂されるノートPC用バージョン「Skylake-U」第一陣ラインアップに関する資料がリークされました。
全般的な特徴をおさらいすると、昨今のインテル製CPU (SoC)のテーマである消費電力の低減と処理速度の向上をそれぞれ推し進めた製品です。第五世代Core iと比べて、CPU部は最大10%、GPU部が最大34%高速化し、さらにバッテリー駆動時間は1.4時間ほどの延長(フルHD動画を40Whバッテリー で再生した場合)を謳います。
第一陣と書いたのは今回の資料によって、これまでのウワサとは異なり、10月に全モデルが出そろうスケジュールではないことが判明したため。とくにMacBook Airに例年搭載されることから注目のGPU重視版(後述)はかえってスケジュール的な不明点が増えた状況ですが、ともすれば来年の1~3月となりそうです。
今回(も)リーク資料を掲載したのは、小型PC関連情報サイトのFanlessTech。同サイトは最近インテル関連資料のリーク記事掲載が多く、また資料も確度が高いことで知られます。
Skylakeの全般的な性能や特徴に関する資料もリークしていましたが(下記記事を参照ください)、発売されたデスクトップ版から特徴を照らし合わせると、正確なものです。
8月登場の第六世代Core i (Skylake)の詳細判明。ノートPCは年末商戦の登場か
今回の資料からわかるデータは、Skylake-Uの第一陣のモデル名と仕様の一部。昨今のインテルCPUの製品ラインアップを見る際に重要なTDPは、すべて15Wです。
TDPとは「熱設計電力」と訳されますが、特定条件下(ほぼフルパワー時)での消費電力を示す値で、発熱と消費電力の目安となります。現在のインテル CPUは小型タブレット用からサーバー用までに幅広く展開していますが、主力となるCore iシリーズはとくに幅が広いため、このTDPが大分類として使われているのです。
- Core i7-6600U (2コア4スレッド、2.6~3.4GHz、HDグラフィックス520、vPro対応)
- Core i7-6500U (2コア4スレッド、2.5~3.1GHz、HDグラフィックス520)
- Core i5-6300U (2コア4スレッド、2.4~3.0GHz、HDグラフィックス520、vPro対応)
- Core i5-6200U (2コア4スレッド、2.3~2.8GHz、HDグラフィックス520)
- Core i3-6100U (2コア4スレッド、2.3GHz、HDグラフィックス520)
- Pentium 4405U (2コア4スレッド、2.1GHz、HDグラフィックス510)
- Celeron 3955U (2コア2スレッド、2GHz、HDグラフィックス510)
- Celeron 3855U (2コア2スレッド、1.6GHz、HDグラフィックス510)
今回リークされた製品は、Uシリーズで標準となるTDP 15W版の一部。一覧は上のリストにあるように、Core i7とi5が2モデル、i3とPentiumが1モデル、Celeronが2モデルの合計8モデルです。
なおvProとは、大手企業向けPCで要求されるセキュリティ機能。パナソニックのLet’s noteシリーズや東芝dynabookの業務用モデルで使われるCPUです。
合わせて、Uシリーズには発熱は大きくなるもののそれ以上に高性能となる28W版がありますが、そちらは2016年第一四半期、つまり3月までの登場という資料もリークされました。
上述したようにこれまでのウワサでは、こちらも10月から2015年内には登場すると目されていました。
このTDP 28W版CPUを採用している代表的ノートPCは、VAIO ZとMacBook Pro Retina 13インチ。とくに次期MBPR 13インチ(あるいは相当モデル)は、ほぼ間違いなく採用してくると見込まれます。
さて、気になる性能向上率ですが、GPUに関する性能の手がかりは記載されていないものの、CPUはデスクトップ版からのデータを照らし合わせて、ある程度推測可能です。
薄型ノートPC、一昔前のインテル呼称ではウルトラブックと呼ばれていたクラスで採用例が多いi5の基本モデルで比較してみましょう。
動作クロックは、第四世代の『Core i5-4200U』が1.6 GHz~2.6 GHz(ターボ時の最高クロック)。第五世代の『Core i5-5200U』が2.2~2.7 GHz。動作クロックは世代ごとに、基本時もターボ時も100MHzずつ上昇していることがわかります。
さらにデスクトップ版でのベンチマークからは、第五世代と同クロックでも3~10%ほどの速度向上が測定できていますので、これを合わせると「第五世代比で10%性能アップ」という公称は妥当と思えます。
なお、デスクトップ版Skylakeの性能や使用感に関しては、下記のレポート記事も参照ください。
Intel第6世代Core iプロセッサSkylakeレビュー、ハードウェア編
Intel第6世代Core iプロセッサSkylakeレビュー、Windows 10でベンチマーク編
また、周辺機器との接続インターフェイスに関する資料も流出。Core iシリーズではPCI Express 3.0を最大12レーン、USB 3.0を最大6基(タイプAやタイプCといった端子形状は関係ありません)、PCI Express SSDに対するRAID機能などをサポート。
さらに新機能として、外付けチップを使わずともSDXCカードとeMMC(内部フラッシュメモリインターフェイス)をサポートします。
さて、冒頭で紹介した「GPU重視版」とは、同じTDPでもCPUの動作クロックを落とす代わりにGPUの性能を上げたバリエーションモデル。ここ数世代のCore i5とi7では必ず用意されており、またMacBook Airは伝統的にこのGPU重視版を搭載します。
さらにSkylake-UのGPU重視版は製品数が増加。Broadwellまでは技術面やコスト面での制約から製品化できなかった、インテルのGPUで最高速となるIris Proグラフィックス搭載版(eDRAM搭載版)仕様のモデルが加わります。
eDRAMとはCPUに直結したDRAMメモリのこと。約100GB/秒というデータ転送速度を持ち、高速なデータ転送が必要な画面データを中心に使われ ます。これが搭載されていると、GPU自体が同じ仕様でも実際の性能は数段向上するため、最上位として位置づけられています。
そのため本来、Skylake-UではむしろGPU強化版のラインナップこそが注目点なのですが、上述したように今回リークされた資料では表中に含まれていません。
MacBook Airシリーズの動向などを占う上でも気になる点なのですが、これまでの動向では、GPU強化版はTDP 28W版と近いタイミングでの登場ということがありました。あくまでも予想ですが、ともすればこちらも来年1~3月の登場となる可能性が大きそうです。