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むすびの(京都市伏見区)

人と人、食卓と里山、今と昔を結ぶコンセプトがしっかりした新鋭町家レスト。


京都市伏見区京町1-244    《店名変更》
  「京の野菜とジビエの町家レストラン むすびの」  【1772】



近鉄「桃山御陵前駅」または京阪「伏見桃山駅」下車し、近鉄なら西進、京阪なら東進し京町通に入る。   そのまま向島方向へ三筋下った右手角に佇む、ズラリと並ぶ犬矢来が壮観な、大塀造の京町家が目印の和モダンレストです。



暖簾をくぐり前栽に佇むとベンガラ格子に卯建(うだつ)と、在りし日の富と名声の一端を垣間見ることができます。



踵を返し先ずは塀回りをぐるりと観察することにしましょう。



灯りの設え一つをとってもディティールにこだわった意匠で、訪れる人を惹きつけます。



板張りの寂び加減がなんともいえない情緒を醸し出しており、これだけ大掛かりで保存状態の良い大塀造はそうそうお目にかかれません。



ここらで引き返し、次に店内の様子を。
まず目に留まったのが土間にどっしりと構える「おくどさん」で、その立派な姿に暫し立ち止まり見入ってしまいました。  



その向かいにはオリジナルや限定商品が並び、ちょいミスマッチな感じを受けましたよ。



大広間はフローリングのダイニング席となっており、ガラス越しにしっとりとした中庭を臨むことができます。



欄間や床の間の設えや中庭の趣を見ても、かつて裕福な商人または医者が住まわれたものと、容易に想像できます。    尚お店のHPによると約150年前の建物だとか。



大広間以外にも個室が2つありますが既にお客が入っており、中を見学することはできなんだ。



お品書き①
冒頭部分にはコンセプトである「こだわりの食材」について、切々とつづられています。



お品書き②
メインの和と洋のごはんは、一部料理の入れ替えがありますが、大雑把なところでは変わりません。



お品書き③
定食以外にもジビエに特化した、カレーやうどんもありますよ。



お品書き④
流行の兆しを見せるジビエコースが伏見のど真ん中でいただけるとはビックリ!(要予約です)



「和のごはん 1,600円(珈琲付)」

とろり甘酒ジュースから始まり、シェフ自慢の自家製プリンまで多品種でバラエティーに富み、且つゴージャスさも備わり、特に観光客にはお勧めのごはんといえますね。



本日のメインはチキンソテーのトマトソースかけで、メリハリの利いた味わいにご飯が進みます。  もちろんそれを取り巻くおばんざいの数々も、フレッシュで食材の地力を感じ楽しめます。  美味い!



その中の一つ趣向を凝らした「最中に浮かべた自家製味噌のお味噌汁」は、ユニークな演出で見事!(最中をくずし味噌を溶いていただきます)


京農家の新鮮な野菜と丹波で獲れるジビエを、ふんだんに使うという明確なコンセプトが前面に出ており、その雰囲気も相まって、ゆったりほっこりひと時を過ごすことができます。   これは夜使いにもピッタリで、特にカップルにはお勧めですよ。  是非!

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