京都市上京区寺町今出川上ル1-81「そば処 司津屋 (しづや)」【1475】

叡山電鉄「出町柳駅」を下車し西へ進路を取り、高野川と鴨川を渡り「出町桝形商店街」へと向かう。 そのままアーケードに入り、端まで突き抜けると向いに見える、重厚な趣きのある佇まいが目印のお蕎麦屋さんです。

出町桝形商店街のアーケード。 全長約164㍍の通りに、食料品や衣料品のお店44店が軒を連ねる、こじんまりとした商店街です。

暖簾を潜り店内に入ると、これまた高級感漂う空間が広がっており、「お高いかな?」とチョット不安を覚えましたよ(大型のランプシェードが、雰囲気をより一層高めていますね)

お品書き①
あにはからんやデフォのざるで750円と、立地を考えればそれ程高くありません。

お品書き②
蕎麦屋定番の丼物も650円からと、良心的な設定になっています。

「親子丼 850円」
えっ?なんで!?と思わずズッコケた方、ゴメンナサイ(おやじが蕎麦屋でイレギュラーな注文をするとは想定外ですよね)
それは置いといて、先ずその上品な赤い漆器に、目が奪われますね。 また添えてあるすまし汁は、出汁がキリリと効き、如何にもお蕎麦屋さんの一杯という感じがしてOK!です。

蓋を開けるとそこにはトロットロの玉子とじが、湯気を立て「食べてみなはれ(変な京都弁でゴメン)」と誘っています! 実はこのお店、蕎麦も勿論美味しいのですが、この親子丼が大人気なんです! その美味しさたるや、おやじが今までいただいた中でも1.2を争う逸品で、しっとりとした鶏肉と円やかな口当たりの玉子、メリハリの効いた出汁が三位一体となり、一大ワンダーランドを形成し、言うこと無し!
出で立ちこそ風格があり若干たじろぎますが、中身は庶民派であり、ゆったり過ごせるのも良いですね。 次回は当然「お蕎麦」をいただきますよ! ご馳走様。