京都市北区
「平野神社・桜の競演」 (古都探訪 107)
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京の桜の名所として平安時代からその名を知られる平野神社。
観測史上始まって以来の、3月の平均気温の高さにより、例年であれば順次咲き誇る桜の品種が一斉に開花し始めた。
その中から今が盛りを迎えた名木の数々を、以下に紹介することにする。
「平野大社 (古都探訪 43) → http://orange.ap.teacup.com/applet/watch-dogs/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%95%BD%96%EC%82%CC%96%E9%8D%F7&inside=1&x=53&y=9
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●嵐山(らんざん)
サトザクラの栽培品種で淡紅色の花をつける。
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●八重紅枝垂(やえべにしだれざくら)
エドヒガン系の園芸品種の桜の一種で、その名の通り花形が八重咲きのヤエザクラで花色が濃い紅色が特徴。
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●大内山(おおうちやま)
ソメイヨシノよりもふた回りほど大きな白い花が咲き、若干淡紅色をさす。 オオシマザクラとヤマザクラの交雑種と考えられるが、詳細は不明。
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●衣笠(きぬがさ)
平野神社からひろまったとされる品種で、開花直後は花弁の外側の色が濃くなる。 尚「衣笠」という名は神社近くの衣笠山に由来する。
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●白雲(しらくも)★
直径15㌢ほどの丸い鞠のように塊で咲き、まるで青空に浮かぶ白い雲のように見えるためその名が付いた。 この桜は本殿の中に植えられ、塀越しにしか鑑賞できないため、貴重な品種であることが推察される。
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●平野妹背(ひらのいもせ)
平野神社がルーツの代表的名桜。 花は淡紅色で、二、三花よりなる繖房(さんぼう)形花序が特徴。
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●一葉(いちよう)
八重咲きのサトザクラの栽培品種で、江戸時代後期から関東を中心に広まった品種。 一本のめしべが葉に変化(葉化)することから、この名が付いた。
さながら桜の品評会を観ているかのような華やかさがあり、その艶やかな色合いに心洗われる。
photo by OLYMPUS OM-D EM-5Ⅱ