京都市左京区下鴨松ノ木町53 「加茂みたらし茶屋」 【1911】

古都に初夏を告げる「葵祭」の例祭が執り行われる社として有名な、下鴨神社(正式名・賀茂御祖神社)の門前に控える、本家本元のみたらし団子の名店です。

店舗横には子育てや子授けの神様として信仰を集める、「鬼子母尊神(きしもそんしん)」が祀られている小宮が鎮座し、それに続くお庭の毛氈の腰掛けで、団子を味わうことができます。

もちろん店内でも飲食可能で、これぞ茶屋のイメージピッタリのテーブル席が、約30設けられています。

お品書き①
名物のみたらしの他、わらび餅やみつ豆、あんみつなど、和スイーツが一通りそろっています。

お品書き②
夏季限定のかき氷も人気メニューの一つなんですよ。

お品書き③
末尾には「加茂みたらし」の由来が切々と綴られています。
要約すると、下鴨神社の糺の森の御手洗池に湧き出す水の玉を形取って作られたのが「みたらし団子」の始まりとされ、それを1本の串に通したのが此の茶屋の創業者ということでした。
下鴨神社の過去ログ→http://orange.ap.teacup.com/applet/watch-dogs/msgsearch?0str=%82%A0&skey=%82%DD%82%BD%82%E7%82%B5%8D%D5&inside=1&x=0&y=0

「みたらし 420円」
一串に5本の団子が連なっていますが、そのうちの1個が離れているのは頭の部分で、これは人間の五体を表し、元々厄除けの人形として見立てられ、神様にお供えして祈祷を受けたことに由来したものなんです。

たっぷりと団子にかかった餡は、黒砂糖をベースにした円やかなもので、醤油の風味とともに香ばしい匂いが立ち込め、一気にパクパクッと平らげてしまいました!
もちろん残った餡も匙で全てすくいご馳走様! もはや全国的に知られる名店となりましたが、驕ることなく庶民派を貫く姿勢にはホント頭がさがります。 下鴨神社参拝の折には是非!
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