京都市下京区西七条石井町30-8
「珈琲 飛香館(ひこうかん)」 【1829】

JR東海道本線「西大路駅」を下車し、七条方向へ西塩小路通まで上り右に折れ、その二筋目を今度は左折しさらに上り、ちょうど七条小学校の向かいに並ぶ、間口の狭い建売風住宅の一角に在る珈琲専門店です。

それこそ閑静な街中で、しかも目立つような看板は掲げてなく、たまたま此の控えめなメッセージボードが目に留まり、吸い寄せられるように店内へと向かいました。

ストーンとカウンター席が奥まで続く、夜ならカウンターバーと呼ぶにふさわしい店内は、アダルトな隠れ家的雰囲気が漂っています。

また奥側の席からは格子越しに、小さな坪庭を愛でることができます。

テイクアウト用のクッキーも含め、すべての商品を手作りされているようです。 因みにそのアイテムは、生菓子、ケーキ、パン、ジャムとバラエティーに富んでいます。

メニュー表①
珈琲は浅煎りから深煎りまで、常時10種類以上が用意されています。

メニュー表②
珈琲同様そのお供も半端ではなく、特にパンやソフトフランスは、軽食代わりにいただいても良いでしょう。

珈琲をオーダーすると先ず運ばれてくる、カップ&ソーサ。
そののち目の前で挽きたての珈琲を注いでくれ、あたりを芳醇なアロマが包みます。

「インドネシア スマトラ マンデリンG1 400円」+「沖縄パインとクリームチーズのブランマンジェ 450円」
マンデリンG1は、しっかりとした苦みとコクが舌を叩く一服で、それでいて後味もすっきりと切れがあり、淹れ手の技術の高さがうかがえます。 旨い!

ブランマンジェはフルフルとした食感とクリーミーさが秀逸で、甘さを抑えた沖縄パインとのコンビネーションも良く、スルスルッと最後まで爽やかにいただけました。 もちろん珈琲との相性もグ~♪
偶然見つけたお店でしたが、珈琲にもお菓子にも強いこだわりを持っておられ、しばらく通って珈琲談議を交わしたくなるほどでした。
ホントこういうイレギュラーがあるから、食べ歩きは止められませんね!