出雲市斐川町「鶴華 波積屋 (つるがはずみや)」 【594】
島根県出雲地方「山陰自動車道(有料道路)宍道(しんじ)IC」を下り、アクセス道の突き当りを出雲市方面へ左折し道なりに進む、途中「JR山陰本線・国道9号線」の跨線橋を越え次の交差点「空港西」を左折し、約1㌔先「空港通り交差点」角右手に見える、重厚な古民家の佇まいが印象的なお蕎麦屋さんです。
同じ構内に島根県東部を中心に展開するローカルチェーン店「そば庄たまき」の土産処もありチョッピリ混乱しますが(グループ店ではありますが此処は別格扱いです)迷わず日本庭園のアプローチを進みましょう。
歴史を刻んだ豪農屋敷を移築したもので、独特の風格を感じずにはいられません。
玄関入って直ぐがカウンター席で、その奥が約60席の座敷になります。 土間(写真右)には大きな水釜でしょうか、上がり口正面には囲炉裏も見えます。
近隣に出雲空港があり、観光客が多く訪れる場所でもあるため、拘りうどんも含め色々な蕎麦メニューがありますが、その中で今回おやじが選んだのはコレ!
「つるが定食 ¥1,000」
割子2つ、小鉢4つ、かやくご飯にデザートが付いたお昼限定メニューです。
小鉢はそれぞれ「蕗の煮物」「鶏肉甘酢あんかけ」「あすっこ胡麻和え」「春キャベツのサラダ」で、季節感に溢れ、味の濃淡も巧みですばらしい。 更にデザートの嶺岡豆腐(写真左上・牛乳で作った胡麻豆腐)は、素揚げした蕎麦の実のコリコリとした食感と、豆腐のフワフワ感のコントラストが絶妙で、且つ黒蜜餡のキレも抜群の秀逸な一品。
さてメインの蕎麦はいかがでしょうか?
蕎麦は挽きぐるみなれど、石臼で丹念にゆっくりと挽いてあるためやや淡い色加減。 十割は限定メニューとしてあるが、コチラは小麦粉が1から2割入った蕎麦で、適度にコシがありのど越しも良いが、若干香りが弱い。 全体的評価は出雲そばの「スタンダート」といえる蕎麦かな。
前述したとおり出雲市の「玄関口」にあるため、出雲そばの「入門編」としては格好のロケーション&蕎麦といえるでしょう。
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