京都市北区紫野下門前町5-5 「Mebae (メバエ)」 【2006】

多くの名僧を輩出し茶の湯文化とも縁が深く、日本の文化に多大な影響を与え続けてきた大寺院「龍宝山 大徳寺(りゅうほうざん だいとくじ)」の門前から、東に一筋隔てた大宮通にコソッと佇む、大人も楽しめる癒しの絵本カフェです。

此処は地元京都と滋賀に本屋を展開する「ふたば書房」さんが手掛けるカフェで、テーマに沿った展示や催しも同時に行われています。

厨子二階(つしにかい)の京町家は現代風にブラッシュアップされ、わずかに網代天井や竿縁天井の意匠に、当時の面影を偲ぶ程度となっています。

土間から一段上がった奥が絵本スペースとなっており、その左端のプチコーナーではちょうど、アノニマスタジオの「旅する灯台と絵本展Vo.2 」が催されていました。

板の間の右手にカウンター席、その向かいに絵本棚が設けられ、ホンマこの空間演出は、絵本好きにはタマラナイ趣になっています💛

坪庭が見える位置まで進み踵を返したとき、思わず「こんな本屋をしたかったなぁ、、」とポツリ。 意外かもしれませんが、おやじの父方の一族は昔から本屋に携わっており、就職こそしませんでしたが、大学卒業時、某絵本出版会社に内定をもらってたんですよ(遠い昔のお話です)

絵本のコレクションは「ぐりとぐら」や「ノンタン」等のメジャーなものから、今流行りの楽しい「うんこ」ものまで、しっかりとお店のコンセンサスが窺える品揃えで、一つ一つ手に取り時間の経つのも忘れ眺めてしまいました(スタッフの方は変な人と思っていたことでしょう💦)

メニュー表①
此処の看板メニューといえば、あの全世界で累計3,000万部を販売するベストセラーとなった「はらぺこあおむし」をモチーフにした、クロックムッシュとカレーなんですよ💛

メニュー表②
メインの珈琲は鎌倉に在る「カフェ・ディモンシュ」さんのビーンズを使用しています。

メニュー表③
定番以外にもトーストプレートやスイーツ各種、各地の珈琲やサイダーなどが、定期的に登場します。

メニュー表④
お得なウィークディーのランチプレートも見逃せません。

「はらぺこのクロックムッシュプレート 750円」+「コーヒー 350円(セット価格)」
いかにもメルヘンチックなあおむし君がプレートを這う一皿で、ホットトーストにはホワイトソースとハム、チーズがのり、その温かみと円やかな食感に、心がホンワカ和みます♡♥💛

あおむし君、今日は何を食べたのかな? リンゴ?それともナシ?
食べるのもったいな~い(^_-)-☆

ブラジルの中深煎りビーズを使用した一服は、苦みと酸味のバランス感覚に優れ後味も爽やかで、トーストとの相性もぴったんこ🎶
子ども連れから主婦層まで、絵本好きの女子には癒しともいえる空間であり、時の経つのも忘れ、ずっぽりとハマリこんでしまう魅力が此処にはありますよ。 大徳寺参拝の折には是非!
☆付近のお出かけスポット・大徳寺界隈、今宮神社、建勲神社