京都市下京区堀川通花屋町下ル 西本願寺 白洲境内
「本願寺 おてらかふぇ & まるしぇ AKARI」 【1607】
晩秋の抜けるような秋空の下、龍谷山 本願寺(西本願寺)を訪ねました。
ちょうど境内に在る2本の大イチョウが黄葉の盛りを迎え、その1本の御影堂前の別名「逆さ銀杏」は樹齢400年を誇り、まるで天を掴むかのように、横に大きく広がる独特の樹形には、神秘的なオーラさえ感じるほどの圧倒的な存在感があります。
その白州境内の一角(南側)に、10月1日から期間限定でオープンしたカフェ&マルシェで、今日のランチをいただくことにしましょう。
これは「伝灯奉告法要」の開催に合わせ、国宝の飛雲閣や書院が特別公開されることもあり、約20万人の参拝客が見込まれることから企画されたもので、もちろん同寺では初めての試みだとか。
まるでコンサートホールのようなだだっ広い店内には、テーブル席がズラリと並び、数百人規模のキャパを誇っています。
その両端には約30店舗の京銘産のブースも設えてあり、要チェックですよ。
このカフェを監修しているのは、ミシュランガイドで7年連続星を獲得している、大阪・心斎橋のフレンチレストランの雄「リュミエール」のオーナーシェフ・唐渡 泰氏で、いやが上にもテンションが上がります。
メニュー表①
一見敷居が高そうに見えますが、フード類は800円の「おにぎり豚汁セット」から1,620円の「週替わりランチプレートランチ」まで、親しみやすい価格設定となっています。
メニュー表②
レジ横にはその週替わりの内容が、イラスト入りでアナウンスされています。 尚オーダーは事前会計の、セルフのカフェテリア方式を取っています。
「週替わりワンプレートランチ 1,620円」
お昼11時からと午後2時からの、それぞれ限定40食のランチで、週末は間違いなく即売り切れの人気商品です。
メインの「牛肉を京都のカブラに詰めて~」は、淡雪のような白と黄緑のソースが全体をふわりと包み、その周りを地元農園の野菜で固めてあり、その斬新なアレンジに暫し見惚れてしまいました。
一片口に運ぶと、素材の旨味を生かした繊細で上品な味わいが味覚を支配し、まるで爽やかな朝露の滴る林縁の丘陵に、佇んでいるような気分に陥りました。 また添えてある野菜入りのパンやクロワッサン、サラダのドレッシングにも、計算されつくした深い味わいがあり、見事!というしかありません。
出先とはいえ、しっかりとフレンチのテクニックを要所要所に取り入れてあり、京野菜の美味しさを堪能することができました。
これはもう本店を訪ねてみるしかないですね。 ご馳走様!
*AKARIは来年5月末までの出店となっています。 お早めに!
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