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北野天満宮(京都市上京区)

史跡御土居の「もみじ苑」に赴き錦秋の世界を堪能す。


京都市上京区  「北野天満宮・もみじ苑」  (古都探訪 ㊲)



学問の神様として親しまれる「菅原道真」公を御祭神とする北野天満宮(写真は楼門)



この日も学業向上・受験合格のため、多くの学生や保護者が祈願の列を作っていた。



屋根を覆う落ち葉にも風情を感じる。



梅と並ぶ紅葉の公開(もみじ苑)が、10月下旬から12月上旬にかけて行われる。  尚拝観記念料は茶屋でのお菓子代を含め700円。






桃山時代、豊臣秀吉が洛中洛外の境界に水防のための土塁「御土居」を築き、その一部が境内の西の一帯に残り、現在、約300本の紅葉を有する名所「もみじ苑」となっている。



その展望所から望む国宝の本殿。





紙屋川(かみやがわ)
平安時代に北野付近に紙師が居住し、紙屋院(かみやいん)の管理のもとに、朝廷用の紙漉(かみす)きが行われたのが名の由来とされる。



紙屋川にかかる「鶯橋」の朱と紅葉のコントラストの妙も一興。



参観後、茶屋にてほうじ茶とお菓子をいただき、暫し休息。



茶菓子は「老松製・大茶湯 ふのやき」
千利休が催した百回に及ぶ茶会の席に、この名の菓子が70回余り登場する。   もちっとした皮に甘い白味噌の餡、 ほのかに香る山椒が心身を癒してくれる。

     photo by OLYMPUS OM-D EM-5Ⅱ

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