ブログタイトルを変えてみました。
前のタイトル「和楽器・純邦楽の音源について」は、1秒で考えましたw
ただ、毎日けっこうな来場者数があるようなので、もう少し考え直してみました。
まあ、方針・趣旨は変わりません。wasabi(和楽器)の独断と偏見で、現代邦楽の窓から、かっこいい和楽器の世界を紹介したい、というのがこのブログの趣旨です。
和楽器の演奏力は趣味にとどまり、和楽器の世界にもどっぷり浸かってない私は、音源以外に語れるものはないので。今まで通り、自分の動画「かっこいい和楽器の名曲」の宣伝(笑)をはじめ、ネット上の和楽器動画なども紹介してきたいです。新しく考えているのは、手持ちのCD音源でも紹介していこうかなと思ってます。
和楽器には興味があるけど、触れる機会はない。そんな人は多いようです。
これまで、そんな人々を和楽器の世界へ誘う手法は、流行の曲やゲーム・アニメなどの曲を和楽器で弾いてみることでした。ただ、この手法は、一度聴いたときは「和楽器もいいな」と思うのですが、視聴者をその次に進められない。聴けば聴くほど、結局原曲の方がいいじゃん、となってしまいがちです。
これらのルートで和楽器への興味をもった人々を、もう一歩、和楽器の世界へ進める機会が必要なんじゃないか。「もう少し和楽器の世界に触れてみたい」という要求に応える機会を増やすこと。
もともと和楽器を使って書かれたゲームやアニメの曲などから、和楽器に興味を持つ人も多いようです。ただ、この手の曲は、和楽器の日常的な世界とはかなり落差があります。まず、和楽器以外の楽器・音の力や規模が大きく、和楽器演奏家だけの力ではどうにもなりません。その上に、実際の和楽器の世界では逆にマイナーなため、ほとんど演奏されることがありません。人々に興味を持たせるのはいいのですが、その後は置いてきぼりになりがちです。
そこで私がおすすめするのは「現代邦楽」というジャンル。
一般に「現代邦楽」と呼ばれているジャンル(主に三曲から発展した西洋音楽の手法を取り入れた日本音楽)は、比較的今の日本人にはなじみやすく、演奏人口も多いと思うのですが、なかなかメディアに乗っていきません。本気で伝統音楽をしている人には「邪道」とされ、本気で西洋音楽をしている人には「失笑」され、ロックな人たちからは「古くさい」とされてしまう、ある意味で「中途半端」なジャンルだからなのかもしれません。
しかし、ある意味で「中途半端」だからこそ、たくさんの人とつながることができるのではないか、というのが私の仮説。
「中途半端」とは言いましたが、独自にかなりの蓄積があるのが現代邦楽。聴き応えもあります。和楽器の世界をのぞき込む一つの窓として、「現代邦楽」はいい窓なんじゃないでしょうか。
本業の合間をぬっての更新になりますので、更新頻度は少ないですが、ゆるゆるまったりとおつきあいください。