goo blog サービス終了のお知らせ 

人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

あっぱれ

2017年08月15日 | 徒然
 この数日、生後一ヶ月半くらいの子猫が窓の下でギャーギャー泣いていた。
 「ママー」とも「怖いよー」とも聞こえるが、要は「助けてー」だ。

 優しく声をかけながら探すのだが、ふっくらしたグレーの品の良い尻尾と真っ白なお尻が見えるばかりで、どうしても捕まえられない。
 なんといっても我が家の周りはジャングルと化しているから、葉っぱは揺れても正体掴めずなのだ。
 行動範囲は驚くほど広い。
 
 一旦諦めて少し消耗するのを待つことにした。
 
 二日経って声が間遠になったので、捕まえ時と思い捜索再開。

 今度は広い庭側から追い込むように面玄関まで探してみたが駄目。
 やがて塀の外の駐車場から声が聞こえるようになった。
 さらに、通りの向こうから泣き声が聞こえはじめ、数時間して止んだ。
 
 心優しい方が助け出してくださったか、車に跳ねられたか・・・。
 いずれにせよ彼(彼女)はこの数日、精一杯生きようとした。
 生後早々とは思えない見事な生存本能だった。

 これで秋に草刈りをしていて腐乱死体に出くわすことは免れた、と思っていたら今また泣き声が!
 なんという生命力、ここ数日は雨水しか口にしていないはずなのに・・・

 あっぱれである。
 出てみると真っ白な成猫が声の方を伺ってじっとしている。
 親ではなさそうだが、子猫を野良として逞しく育ててくれと祈ってみた。

 また今夜も寝の浅い夜になりそうだ。
 せめてもう少し暖かい夜だと好いのに・・・。
 
 同級生の訃報も入り、身も心も秋の様に寒い夏になった。

 
<私が敦賀に居る時は餌の心配もなく、
 やはり逞しく生きている我が家の野良 白ちゃん>

 



コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 原風景への帰還 | トップ | 夏戻りぬ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

徒然」カテゴリの最新記事