プチ大名旅行

　ブログのことを忘れるほど、小学校公演の準備にに没頭していた。その
合間に京都へ。

　吉例顔見世興行を観たよ～、なんと５時間半！
　やる方も大変だが観る方も覚悟が要る。近松ものの花道芝居や回り舞台
に面白い工夫があって勉強になったし、主軸の演者の多くが太りすぎなの
は残念だったが、何回見ても体力的に凄い人たちだと感じ入った。

　じっくり腰を据えて味わう演目が多かったのでさすがに疲れたが、仁左衛
門はまだまだかっこよかったし、若手に期待が持てる人もいて楽しかった。

　チケット事件、前々日に同行のM君がぎっくり腰であわや棄権、更には当日
悪天候のためサンダーバードが大幅遅延のあげく米原回りに、あげくそれにも
乗り損ない米原から新幹線で乗り継いで京都まで行き、南座へは往復タクシー
を利用。
　色々問題山積に思えた南座行は、結果的には私にとって贅沢なプチ大名
旅行となったのである。

　帰りの特急でも気持ちの良い若者と隣り合わせになって、気をもむばかり
だった観劇の旅は、思いがけなく素敵な一日となって終わった。
　最後はM君に敦賀駅できしめんまでご馳走になり、ご機嫌で帰宅。

名前も聞かなかった爽やかな若者
育った環境が素晴らしいのだ、きっと
良い意味で、親御さんのお顔が見てみたい

　「うまくいく」と思い続けるエネルギーは、人生を変えるようだ。
　いよいよ明日は子供とご対面。ああ苦手なんだわ子供・・・。

南座前の混雑も凄かった