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人村です!

舞台と結婚したと公言する「人村朱美」が綴る舞台生活 毎週火曜日更新・・・したいなぁ

チェック機能の欠如

2019年04月09日 | 徒然
 東京五輪候補選手たちが相次いで選手生命の危機に瀕している。
 日本の選手育成システムの欠陥が露わになったのだ。

 ネットの共同通信サイト【47ニューズ】の“47サポーターズ”で、大学同期の親友がコラム『東京五輪への道』を書き始めた。 https://www.47news.jp/47reporters/3400428.html

 それによれば、水泳の池端、萩野らオリンピック強化選手の病気や不調は、欧米ならごく早期に要因を発見し、対応できていたはずだという。
 何故なら欧米には、モニタリング・トレーニングという心身管理の為のチェックシステムが20年もまえから機能しているからだ。
 このチェック機能が活用されていなかったことに 「日本のスポーツ界は何をしているのか 」と海外から驚かれているという。

 先月ETVで見た人見絹枝さんは女子オリンピックで大活躍したにもかかわらず、その後公の援助が乏しく資金繰りに奔走し、若干24歳で過労死(1931年夏)した。
 燃え尽きる、といえばドラマチックだが、日本のスポーツ界は彼女の死から何も学ばなかったのか。

 自己最高を出せなかった選手があれ程多かった1964年秋の東京オリンピック以降も、反省と学びが薄かった事をこのコラムで知った。
 記録レベルは上がったが、強い選手であればあるほど 「ま、大丈夫だろう 」と重圧をかけ続け、自己管理責任だけを問う。

 先端の関係者たちが真摯に選手育成に努力してきたにもかかわらずの結果だから、なお悲しい。

 同じく政治も行政も大企業も、ガンバリズムが横行し目先の成果だけが注目されてきた。

 金に目がくらんだ拝金主義国ニッポン。
 裸の王様が舵を切る亡国船に、行き着く港は見えていない。

 櫂を漕ぐのは私達国民だ。
 亡国の民であり続けてはならない。
 諦めずにチェック機能を回復せねば、日本という国は本当に無くなる。

 <剪定で多くの枝を切り取られた桜は、今年も頑張った>
 
 日々強風の中で散っていく桜を、儚くも美しいなどと傍観しているだけでは駄目なのだ。




 
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