貫禄の生後4ヶ月

2000年の11月、仕事で知り合ったカメラマンYMさんの事務所に子犬を見に行きました。YMさんは魚眼レンズを使った鼻デカ犬の写真でブレイクしたカメラマンで、撮影用に購入したワンコやニャンコをご自分で飼ったり、希望者に譲ったりしていたので「かわいい小型犬がいたら譲ってください」と以前からお願いしておいたのです。

事務所に到着すると、チワワ×シーズーのミックス犬（♂）と柴犬（♂）の子犬が元気にじゃれ合ってました。アレ…？段ボール箱の中にもう1頭、チワワ×パピヨンのミックス犬（♀）が黙ってこちらを見てました。
「この子はどうして箱に入ってるんですか？」
「あ～この子ねぇ、お腹が弱くておしりがベチョベチョなんだよ」
覗き込むと茶色いお尻にかすかなウン○臭が…
お尻に触れないようにそ～っと持ち上げてみると、おもちゃみたいに4本の足をゆっくり動かしました。左がその頃の写真でちょうど片手に乗るくらいの大きさでした。見た目もかわいいし、おとなしい♀小型犬が欲しかったので、すぐそのコに決めました。
YMさんが「一度獣医さんに任せて健康体になったら引き取ってください」と言うので、その日はワンコを一旦置いて帰りました。

それから2ヶ月後…待ちに待った引き取りの日がやってきました。ワンコは生後4ヶ月のかわいい盛り………………と思ってたら！
小さいクセになんだかすごいカンロク（写真右）………今のチョビよりずっと老けて見えるのはアタシだけかしら…村のフクロウ爺さんみたい…
え？ホントにこの子だった？マジ？どうしよう…

しかも呼んでもちっとも寄ってこない。誰にも寄り付かない。
シャンプーもブラッシングもしっかりしてもらってないようで、タクシーで帰宅する際、あまりの臭さに吐き気を催し途中下車してしまいました。YMさん宅にはワンコやニャンコがたくさんいるし、お忙しいですから…

噛み付き犬とはいえ、今では大切な大切なチョビですが、この時は正直ちょっと複雑でした