若生りえ Jazz Songs & Diary

ジャズ歌手の若生りえがジャズスタンダードソングの歌詞やエピソードについて語る。
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オードリー・ヘプバーンが愛した詩集

2015年01月27日 | ジャンルを越えて ~音楽大好き!!~
みなさぁ~~~ん
こんにちは~~~~~
雨上がりの気持ちのよいお天気になりましたね
しかもあたたかい!!
ひさびさですよね~!
どうぞお昼しっかり召し上がって、
午後に備えてくださいね

私も明日、神楽坂ザ・グリーで
今年第一弾のライブです!
楽しい時間をご一緒に過ごせたらいいなぁ~と
思っております!!
どうぞもしよろしければお越しくださいませ

以前、こちらでも『人生を乗り越える秘訣』と題して
オードリーが人生最後のクリスマスイブの夜に
子供たちへ読み聞かせたサム・レヴェンソンが自分の孫に書いた手紙で有名な
「TIME TESTED BEAUTY TIPS~時の試練をへた人生の知恵~」は
すでにご紹介しておりましたが、じつはオードリー・ヘプバーンが
とても影響を強く受けていた詩集がありました。

それはアジア人で初めてノーベル文学賞を受賞した
インドの詩人ラビンドラナート・タゴールの
『ギータンジャリ(ギタンジャリ)』だったそうです。

ちょうど昨日、校歌の話になりましたが
このタゴールはインドとバングラディシュの国歌を作詞作曲した音楽家で、
また、タゴール国際大学の設立者でもあります。

画家でもあったタゴールですが、
自然を愛する美意識を持った日本への関心も早くからあったそうで
岡倉天心などとも交流があり、5度の訪日があったそうです。

1916年の訪日の際には横山大観たちとの写真もあり
詩や小説、音楽や絵画、思想家でもあったタゴールのもつ
総合的な表現力の豊かさは宗教家の父の影響もあり
何よりも真の平和教育を追及した人だとも言われています。

自身が戦争体験者であり、生涯その心の傷とたたかいつつ
ユニセフの親善大使を通して平和を訴え続けてきた
オードリーですが、その彼女が生涯を通して影響を受けていた
『ギタンジャリ』とはどんな詩集だったのかと思ったのがきっかけでした。

初めてその本をパッと開いた時、

あなたがわたしに「歌え」とお命じになると


から始まる文章だったのにはビックリしましたが!

鳥や植物、空や食べ物など自然への敬愛、
汗水を流して働く人々への希望の言葉、
また、宗教的な表現もかなり書いてあり、かなり哲学的ですが、
注釈での説明も細かく、日本語になっても美しく、
その詩の持つニュアンスもきちんと伝わります。

103からなるこの詩集はもともとベンガル語で書かれており
のちにタゴールの手によって英訳され、それが世の中に広がる
きっかけにもなりました。

ちょっとした時間に詩は短いので気分転換にいいですね。
ヘプバーンの愛した詩集『ギタンジャリ』のお話でした。

明日はこれを歌うとヘプバーンの『麗しのサブリナ』を思い出す
ジャズバラードを歌わせて頂きます

それでは明日、たくさんのみなさまのお越しを心より
お待ち申し上げます



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