温泉おやじのつぶやき

屈斜路湖周辺の自然、温泉そして身辺雑記

35年振りの再会

2008-09-25 22:54:16 | Weblog
ここ2,3日朝晩かなり冷え込んだ。
隣の標茶町では零下3度前後。
「ヒョエーッ!!」(「窓際OLシリーズ」の斉藤由香さん風に)

温泉の渡り廊下の薪ストーブが今月中旬頃より稼動。早朝と夕刻時に焚いている。薪ストーブのやわらかい暖かさが周りを包む。いつの間にか人が集う。
この熱量を灯油ストーブで出すとするとたいへんなコスト高になる。それを考えると、このご時勢、実にありがたい薪ストーブである。

明日32年振りに再会する友人が温泉にやってくる。
その間年賀状のやりとりだけは続いていた。

お互い顔会わせ、どう反応するだろうか。
会った瞬間、「ギョエーッ!!」(再び由香さん風)とお互い変形した姿に驚くだろうか。
多分、昔日の面影はなくおっかなびっくり各々の容姿を確認するのかな。

でも、心嬉しいのである。ひととき懐かしい青春時代に還ろうと思う。
先ずは「北の勝」の熱燗で乾杯といこうか。

羆事件

2008-09-12 00:01:09 | Weblog
そのお客様は静岡から来られた。
一週間の逗留。今年の6月にみえられたリピーターの方だ。
日本最大の羆害事件、即ち三毛別羆事件のことを聞いたのはその方からだ。
ご存知だろうか。
1915年(大正4年)11月に道北の苫前町古丹別(当時三毛別)で起きた凄惨な事件である。
冬眠に失敗した重さ380kg、身の丈2.7mの羆が民家に侵入し当時の開拓民7名を食い殺し、3人に重傷を与えた。当時の記録や資料を閲覧するとそのあまりの惨さに圧倒される。
そのお客様はもう一度現地に行くと言う。
私も機会があれば是非見学したいと思うのだが。

昔、ここ和琴半島でも羆を見世物に土産屋をやっていた店主がその飼っていた羆に殺された事件もあった。

大自然が広がる北海道。野生で奔放な動物達は可愛くもあるが、時に残酷でもある。

雨の中の露天風呂

2008-09-07 23:01:31 | Weblog
ここ何日か雨模様。
少し鬱陶しい。9月に入れば晴れの日が多いと言う予報だが、最近は当たらない。
週明けから天気が回復する予定とのことだが。

雨の日は露天風呂のお客様は先ずみえられない。
雨の中の露天風呂は、なかなか乙なものである。のんびりとは入浴できないものの(あずましくないものの)、せわしなく雨がたたく湯面に顔を埋めていると一瞬思考停止(エポケー)の状態になる。

こんな雨の中の露天は酔狂と思いつつ、客が来ない安心感と身体と湯が一体になった思いがし、少し気持ちがほぐれていく。

雨に打ち付けられたシラカンバやイタヤカエデの葉っぱが湯に浮かんでいる。

こうして一雨ごとに秋は深まっていく。

露天風呂の清掃。

2008-09-02 21:46:54 | Weblog
いつものことだが露天風呂の清掃はきつい。
これを20年間やってきた。

昨夜来の雨で、湯船には木の葉や小枝が浮いている。
さあー、そろそろ風呂の清掃始めるか。
ふと、空を見上げる。
うろこ雲だ。そして爽やかな風。いやーもう秋の気配か。
気がつくと林の方からミンミン蝉が鳴き出した。名残の夏を惜しむかのように辺りに響きわたる。

2時間かけて掃除が終わる。
湯船にお湯が張るまで5時間。
その間近くのからまつ林に落葉きのこを取りにいく。
この時期の温泉オヤジの楽しみでもある。