大田原より愛をこめて

仕事中の現実逃避

「禁煙が進むと医療費がかさむ」はウソです

2009年03月12日 | 公開中
(゜Д゜)ハア?
ぽかーん・・・

この失言、言っていることの善悪以前に、間違いでしょう。
まず、喫煙による社会的損失の総額はたばこ税収を大幅に上回るということは周知の事実です。各種の国際的統計が示してます。
あと喫煙で突然死する人はそんなにいません。
むしろ、生活習慣病などの慢性病になり、死ぬまで医療費がかかり続ける確率が高くなります。また体調悪化等によりQOL(生活の質)が大幅に下がることもあるでしょう。
この医師がいいたかったことって、こうですよね?

たばこを吸う=早死に=医療費かからない
たばこを吸わない=長生き=医療費かかる

うーん、なんと野蛮すぎる理論・・・。仮に一般人が普段の会話でこんなこと言ったとしても眉をひそめちゃいますが、ましてや医師ですからねえ・・・そりゃ顰蹙買いますよ。
たばこなんて吸わないで、健康長寿、いわゆる「ピンピンコロリ」の人生がもっとも理想なのです。そういう人は、健康的な生活習慣を身につけた方を中心に、たくさんいらっしゃいますから。

ところで、今回の発言のベースになった神奈川の公共的施設受動喫煙防止条例。私は大歓迎だけど、飲食店の中には客が減ると反発している店もあるそうです。
でも私は、やはり国際的な流れからいって、喫煙者ではなく非喫煙者の方の権利を守る方向が望ましいと思います。
逆風に負けず、頑張って、押し通してほしいですね。



<川崎の医師>講演会で「どんどん吸って早く死んで」

3月12日2時35分配信 毎日新聞

 川崎市立井田病院(中原区、関田恒二郎院長)の男性医師(55)が、7日に富山市で開かれた講演会の質疑応答で「禁煙が進むと医療費がかさむことは明らか。どんどん吸って早く死んでもらった方がいい」と発言していたことが分かった。禁煙推進団体は「人の命と健康を守る医師の発言とは思えない暴論」と抗議した。医師は取材に対し「真意が伝わらず誤解を生んだ」と釈明している。

 病院などによると、講演会は富山県医師会主催で参加は関係者約30人。男性医師は医療と介護をテーマに講演した。質疑応答で、神奈川県が制定を目指す公共的施設受動喫煙防止条例について問われ、回答した際に発言したという。

 医師は「私もたばこを吸うので、(喫煙は)自己責任だと言ったつもりだったが、誤解されてしまった」と説明。さらに「禁煙よりも、医療や介護を受けられない人たちへの対応に力を入れるべきだという思いがあった」と話した。

 市民団体「たばこ問題情報センター」(東京都千代田区、渡辺文学代表)は10日、関田院長と医師に発言の真意などについての公開質問状を提出した。
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1 コメント

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Unknown (とりっく)
2009-03-13 18:39:13
こんな意見があるとは。

  日本はまだまだ禁煙・喫煙後進国ですね。

  日本全体が、喫煙が有害であると認識し、
  禁煙がいいことであると認識するには、
  まだ時間がかかるかもしれません。

ちなみに、おいらは(家族同行が多い)
飲食店で分煙していないところに行くと、
少しがっかりします。

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