goo blog サービス終了のお知らせ 

らぶらぶわかみぃどっとこむ

ナレーター若宮かよのゆるーいブログでした。

ロード&ゴー

2009-12-27 01:46:20 | 読書感想文
大好きな作家 有川浩さんが
オススメしてらしたので読みました

救急車を舞台にした ノンストップ アクション!
現代社会の問題点を
庶民が知らない消防の内部から描き出し
へぇそーなんだ!と思いながらも
魅力的なキャラクター達が織り成す人間模様に
ドキドキしたり切なくなったりすっきりしたり

なにしろ登場人物の経歴が
公務員にしてはかなり異色
そんでみんなプロとして
誇りをもってて実力も伴ってカッコいい…!

読後感大満足の一冊でした
面白い本に出会えるって幸せだ!

阪急電車を読んだ。

2008-02-12 23:54:50 | 読書感想文
久しぶりにブックレビューを。

有川浩さんの本が好きです。
阪急は関西圏の私鉄だそうで、これは、今津線という
どうやら実在の路線を舞台にした物語です。
それだけでもかなり面白い。

これにさまざまな登場人物が、
痛快だったりほっこり心温まったりするような言動をしてくれちゃうわけです。
自分の人生では自分が主役。
他人の人生にも脇役で登場しちゃったりする。
その彼らのストーリーが微妙に重なり合って、
読者に全貌をみせてくれちゃうわけです。

あと関西ならではのノリと笑いのエッセンスも少々。

人生って。幸せって。
行きずりの人からほんの少しの生きる力をおすそわけしてもらって
前向きに生きる登場人物たちに、
ほんの少しの憧れとうらやましさを抱きつつ読了しました。
もし近所だったら即乗りにいったことでしょう(笑)

いろんな人に読んでもらえたらいいなぁと思う一冊です。

読書の秋。

2007-10-30 13:58:52 | 読書感想文
年がら年中「本の虫」なわたしですが、
今月は思いっきり活字にひたっていました。
さながら活字の世界に何かを求めているかのように。
あれ?これって現実逃避かな?(笑)

灰谷 健次郎 / 角川書店(1999/06)
Amazonランキング:48802位Amazonおすすめ度:

まずは灰谷健次郎著「天の瞳」シリーズ。
シリーズ8作品一気読み。
著者の晩年の傑作となったこのシリーズ、教育に携わる人にはぜひ読んでほしい物語です。
個性の強い子どもは、保育園から小学校、中学校と成長するにつれ、
その都度、担任や周囲の先生方から「にらまれる」わけです(笑)
往々にして現実の教育現場でも起こりやすい問題だと思うんですが、
人間関係において起こる問題はオトナコドモ関係なく、
相手の考えをきちんと理解しないことから起こるんじゃないかなと気づかされます。
かといって現実の問題が解決するかといったら、なかなか、ね・・(汗)


那須 正幹 / ポプラ社(2006/12)
Amazonランキング:6803位Amazonおすすめ度:

那須正幹氏のズッコケ三人組シリーズはわたしも子どものころの愛読書でした。
小学生時代の全50巻で完結していたそうですが、
大人になってからの彼らの物語として再開し、これはその2作目となります。

大人になったハチベエたちはやけにリアル。
タバコに酒に、失業に夫婦のいさかい・・・(笑)
活動範囲も広がり、ミドリ市のあちこちの町名が出てきます。
有名な話ですがミドリ市は広島市がモデル。
わたしたちが生まれ育った町が頻出し、本当にあの町で起こっている出来事のような気になります(笑)
このシリーズまだまだ続くとのこと。
次作にはミュージシャン「ゆず」が出てくるとか。
楽しみです。


サウスバウンド 上・下 (角川文庫 お 56-1・2)奥田 英朗 / 角川書店(2007/08)

映画化ということで読んだ人も多いかも。
東京・中野にいられなくなった一家が沖縄に移り住み・・・という話です(略しすぎ!)
家族やいろんな人とのつながりに、やはり思うところがあります。
読後感さわやかな物語でした。


奥田 英朗 / 集英社(2007/04)
Amazonランキング:7073位Amazonおすすめ度:

続いて奥田英朗作品。
家にまつわる短編集です。
中でも「家においでよ」がツボでした。
奥さんに逃げられた旦那が、今まで欲しくても買えなかったものを買い揃え、
居心地のいい部屋をつくりあげていく話。
そんな部屋に住みたい(笑)
いつかやってみようと思います。稼がなきゃ!
それにしても男の人ってホームシアターが夢なのかな?(笑)


海堂 尊 / 講談社(2007/09/21)
Amazonランキング:544位Amazonおすすめ度:

この海堂尊氏の最新刊につづき螺鈿迷宮ジェネラル・ルージュの凱旋の2作も。
個人的に医療モノは好きなようで、面白かったです。

他数冊。今月は面白い本とのめぐり合いが多く、恵まれた読書環境でした。
やっぱり本がスキだーーー。


「青い鳥」を読んだ。

2007-10-06 00:32:35 | 読書感想文
重松 清 / 新潮社(2007/07)
Amazonランキング:4706位Amazonおすすめ度:



オトナになってしまった今、コドモって難しい。
教育現場はなかなか思うようにはいかない。

この話は村内教諭がかかわる生徒たちを描いた連作です。
必要とする生徒に寄り添うこと、そして大切なことだけを伝えるために、
村内教諭は臨時採用教員として、いろんな学校を渡り歩きます。


自分の居場所が感じられない学校。
生活の多くを学校という空間に占められるコドモにとって、
それはとても悲しいこと。
そして現代の学校のなかには必ずといっていいほど存在している問題。

さびしい心を抱えたコドモのそばに寄り添ってあげる存在がいれば、
教育現場での問題はいくらか減るのかもしれない。
現場ってきっと忙しくて、毎日いろんなことに追われてて、
余裕がなかったりするんだろうけど、
先生も生徒も親も、みんなが少しずつ分担して、
心のゆとりを持てるようになったらいいのにな。

物語のようにうまくいくことばかりじゃないかもしれない。
村内先生に出会えた生徒たちは本当にラッキーだったけど、
本当はどこにでも、村内先生がいるはずだ、と思いたい。

「失われた町」を読んだ。

2007-09-28 03:19:47 | 読書感想文
なーんか気がついたら9月が終わりに近づいていて、
ちょっと、いや、かなりびっくりしてます。
心身ともに、日々を無事に過ごすだけで精一杯な月でした。。

今年ももう終盤ね。

さて本だけは相変わらずいろいろ読んでました。

三崎 亜記 / 集英社(2006/11)
Amazonランキング:65463位Amazonおすすめ度:



この人の世界観も、ありえないものが日常としてそこにある状態を
うまく描き出すなーと思います。
その環境で笑い、泣き、生きている人間たち。
彼らの感情はリアルだし心動かされます。胸が苦しくなるほどに。

登場人物それぞれに物語があるので
ちょっと間延びする感もあったのですが
ひとつひとつの物語で彼らがしっかり「生きて」いる。
読み応えのある一冊でした。

「図書館戦争」を読んだ。

2007-08-31 10:16:17 | 読書感想文
有川 浩 / メディアワークス(2006/02)
Amazonランキング:4162位Amazonおすすめ度:



読んだきっかけは書店の手書きのポップ。
本を愛する書店員さんのオススメなら間違いありません。

作者の有川浩さんについては予備知識もないまま読み始めまして
ハードカバーにしては予想外の軽快な筆致にびっくりしました。
ライトノベルらしいんでそっちを読みなれてる人には普通かもですが。

やばいやばい、面白い!

世界観はとんでもなくて、図書館が自衛のため武装して
本を検閲しようとする人たちと戦ったりするわけですが。

戦争とか武力の是非はここでは重要ではないけど
何かしら思うところはあります。

そしてなにしろ登場人物が個性的で魅力的。
読みながら恋に落ちました。。
そもそもデキル人間に弱いのですわたしは。
仕事ができる、頼りになる、困ったときに助けてくれるキャラがいっぱいでてくるのです(笑)
中でも堂上教官がツボです、ツボ!
続編もあるので読みます。

この作者さんのほかの作品もいくつか読んでいるんですが
アクション的な設定を身近に普通にあるものとして描く世界観が秀逸。
そして読者を引き込むパワーがある。
好みのキャラクターが必ずいるというのもひとつの要素ですけどね。


さて友人から本のレビューがいいという評価をもらったので、
久しぶりのレビューをアップしてみたけれど。
あぁ久しぶりのレビューがこんな主観のみでごめんよ友人(笑)

誕生日には母にありがとうと言う。

2007-03-23 12:29:18 | 読書感想文
まったくの私事ですが今年も誕生日を迎えました。
といっても何かイベントがあるわけでもなく、普通に平日なのですが。
まぁ、なんか、感慨だけはありますね。

今年も母にありがとうメールを送りました。
二十ン年前の今日、大変な思いをして自分を生んでくれたんだな、と、
感謝の意をいっぱいこめて。


さて今年に入ってからというもの、更新が滞っております。
なんかね、自分の思っていること、感じたことを
人様に見せる文章にするっていうのはとても難しいことで
その難しさに挫折しているようです。
決して何もしてないわけではありません(笑)

ここのところ、活字中毒とでもいうくらい本の虫なので
最近読んだ本をちょこっと挙げてみようかな。



伊集院 静 / 講談社
Amazonランキング:116250位Amazonおすすめ度:


アフリカに魅せられた編集者がその景色を旅人たちに見せたいと奮闘する話。
夢をもつ大人ってステキだ。
大人には夢を現実に変える力がある。
そんなことを思いました。


石田 衣良 / 文芸春秋(2001/07)
Amazonランキング:14274位Amazonおすすめ度:


ドラマ化されたときは興味なかったんですが、最近になってシリーズを読み始めました。
面白い。。


あさの あつこ / 角川書店(2003/12)
Amazonランキング:454位Amazonおすすめ度:


これもシリーズモノですね。映画化されてちょうど公開中のようです。
児童書の棚に並んでるだけあって読みやすい(笑)
野球についてはほとんど無知なんですが
主人公の少年が自分の思いをなかなか言葉にできず
また、言葉にするのも面倒だと思ってしまうあたりに共感してしまいました。

言わないだけでいろんなこと感じてるんですよね、人間って。
子どもってそういうところ不器用で、いっぱい損してしまう。
(損得ってものでもないんだけど)
大人になったからといってうまくいくかというと、
正面衝突から逃げる術を身に付けただけ、だったりもするんだけども。

映画も気になるところです。

「聖の青春」を読んだりとか。

2007-02-04 16:33:43 | 読書感想文
更新しないまま年が明け、気がついたら2月ですね。。
早いなぁ。

今年に入ってからいくつか観劇したし公演手伝いなんかもしてたんですが
今回は読書録をひとつ。
大崎 善生 / 講談社
Amazonランキング:13599位Amazonおすすめ度:



作者の大崎善生さんは小説もノンフィクションもエッセイも書かれている方で
そういえばわたし、ノンフィクションってあまり読んだことがないなぁと思って読み始めました。
読んでよかった。

幼い頃から難病を患い、若くしてこの世を去った棋士・村山聖さんの生涯を綴った物語です。
将棋には疎いので村山さんのことは全く知らなかったのですが
彼は広島の方で、見知った場所や言葉遣いが話の随所に出てきて、
あぁこれは身近に実際にあったことなんだなぁと感じながら読みました。
それも、わたしが広島で過ごしていた頃と時期的に重なっているところもあり
もしかしたら街中ですれ違っていたかもしれないなぁと
なにやら胸にもやもやしたものを抱えてしまいました。

村山さんを取り囲むたくさんの人たちの思いに心を揺さぶられました。
人生うまくいかないことだってあるけれど
目指すものがあるなら努力はするものだ。
いろんな人間の生き方とか思いとかいろんなものが絡み合って
そして自分が頑張って
人生って存在するんだな。

ひとことで表せないいろんな思いを感じさせてくれる本。
それがわたしにとって読み応えのある本なんだなーと最近思っています。
というか自分の思いを言葉にできない文章力のなさが問題か。

「チルドレン」を読んだ。

2006-09-12 22:08:16 | 読書感想文
伊坂 幸太郎 / 講談社(2004/05/21)
Amazonランキング:1,042位Amazonおすすめ度:


伊坂幸太郎作「チルドレン」は
陣内くんを取り巻くいろんな人の視点で描かれる短編の集合体。
こういう組み立ての物語、好きです。

突拍子もないキャラクターの陣内くんは
いつもハチャメチャに生きているようでいて
一挙手一投足に魅力があふれる不思議な存在。
彼が「できる」と言ったら、何でもできそうだから不思議。
実際、それを現実にしてしまうパワーがある。

読み終えても、彼らの物語がもっともっと続いていく気がします。
伊坂さんの本ってあまり読んでないのだけど、
この機会にいろいろ読んでみよう。

「片想い」を読んだ。

2006-08-24 11:44:15 | 読書感想文
東野 圭吾 / 文藝春秋(2004/08/04)
Amazonランキング:24,751位Amazonおすすめ度:



図書館の東野圭吾さんのコーナーでまだ読んでない本があるーと思って手に取った一冊。
性同一性障害やジェンダーをテーマにミステリーの要素もたっぷり含んだ盛りだくさんなストーリーです。
主人公よりその妻に感情移入して読んだんだけど、それはやはり私が女性で
女性的観点で物事を捉えるからなのでしょう。

登場人物それぞれに生活があり、感情があり…細かく描かれています。
そんな人間クサイ人たちが複雑に絡み合う話。無条件なハッピーエンドではないけれど
最後には、それぞれが抱えていた問題に、ある形の終結をむかえている。
途中はこの話どこへ落ち着くのかと思いましたが、読み終えて納得。
もちろんその先も彼らの生活は続いてる。当たり前なんですが。
だからかな、日常生活からかけ離れた状況にもかかわらずリアルに思える。

そうそう東野さんの著作「サンタのおばさん」が作中で舞台化されているという話になってます。
これはある種のファンサービス?この本を知らなくてもなんら支障はないし。
でもこういう趣向は大好きです。

東野さんの、期待を裏切らない読み応えのある一冊でした。