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らぶらぶわかみぃどっとこむ

ナレーター若宮かよのゆるーいブログでした。

星と宇宙の日2010

2010-10-24 22:28:15 | 星とか宇宙とか
国立天文台の特別公開「三鷹・星と宇宙の日2010」に行ってきましたー!

お出かけ日和ではあったけど、天文ファンとしては微妙な曇り空。
50cm望遠鏡で昼間の金星が見られるという話でしたが

残念…見たかったなぁ。

今回狙っていたのはアインシュタイン塔(太陽塔望遠鏡)!
なんと内部初公開だそうで。
建築基準法を満たしてないので塔の上の方には上れないという
歴史を感じさせる塔でした。


塔そのものが望遠鏡になっています。


また建物内は、昔使っていたと思われる暗室や黒電話やなんやかんや。
コンピュータもなかったんじゃないかという時代の
学術に臨む研究者の息吹がそこにあるようでした。

そしてその物置にあったと思われるもろもろの展示。

詳細不明とかどうやって使われていたか分からないとか、
そんな機材があれやこれや(笑)

何か知りたい測りたいことがあって、そのために必要な機材を考えて作って、
得られたデータをもとに何かが分かって、また分からないことが生まれて、
その繰り返しで今に至るんですねぇ。

あとはお話きいたりクイズに挑戦したり。
クイズ楽しいんですよ、膨大なパネルをぜんぶ読むのは大変だけど(人も多いし)
その一番伝えたいところが答えなので、効率よく「なるほど!」と思えます。
それなりにマニアなので簡単な問題ならパネル読まずに答えられます(笑)

木星観測の整理券配布が始まったのでもらいにいこうと思ったら、
道中あちこちで興味を引かれているうちに配布終了の放送が・・・orz
20分くらいで配布終了したんじゃないかしら。侮れないですねー。
先月のリベンジ果たせず。うーん残念。
観望会にはまたチャレンジしたいと思います。
これから寒くなるし!星見の季節だよ!!(寒いのヤだけど!!!)


月球儀!

臼田詣で

2010-10-17 14:08:35 | 星とか宇宙とか
こないだ、念願の臼田宇宙空間観測所に行ってきました!
nanakoとふたりドライブで。というか運転おまかせでお世話になりました。

そもそも深宇宙を旅する探査機との通信が目的のため
遠くから送られてくる微弱な電波を受信する必要があり、
都市雑音などの妨害電波が少ない場所としてかなり山奥につくられています。
携帯の電波も微弱でほぼ圏外。
キジや鹿が横切る道を延々のぼってやっとこ到着。


でかいーーー!!
直径64メートルのパラボラアンテナ。
この規模のものは世界にも4つくらいしかないのだとか。ほぉぉ。


近づいてみる。


見上げてみる。

うっひゃあ!こうして今まさに、宇宙空間の探査機と通信しているんですね。
ツイッターによるとこの日の話相手は、小型ソーラー電力セイル実証機IKAROSだったようです。

このアンテナが向く先に、イカ坊がいるんだなぁ。


山の匂いのするひんやりした空気を胸いっぱい吸い込むのですが
いくら吸っても吸い足りない。。

たぶん空気が薄いんです。
nanakoが地上で買ってきたポテチの袋が、
飛行機に持ち込んだかのようにパンパンだったもの!!!


門から研究棟へ続く道沿いに、太陽から木星までの模型が展示してあります。


太陽がこのサイズだとしたら


地球と月はこのくらい。
え、どれだって?


これこれ。ちっさ!(笑)

巨大なパラボラが空に臨むの壮大さと、
それすらもまるごとこの中に入ってしまう宇宙の壮大さと、
そんな宇宙に向かう人間の貪欲さ、を思いつつ。。


日も暮れて、金星ももうすぐ沈む頃。
イカ坊に向けておもいっきりアンテナを傾けています。
そして、お話終了。


けっこうな勢いでこの状態にもどってゆきます。
これが見たいがために見学時間が終了しても門の前で待っておりました。
あやしくてすみませんでした。



すっかり寒くなったので蕎麦を食べて帰る。
いろりを囲める蕎麦屋ですっかりあったまりました。美味しかった。

そんで帰り道、ちょいと暗い所で車をとめて星見。
夏の大三角と、それを貫く天の川。
明るさではいまひとつの秋の星座もあれこれと見えます。
都内ではついぞ見られない星の数に感動ひとしきり。

カラダじゅうで宇宙を感じた臼田詣でとなりました。ごちそうさまでした。

紙製はやぶさ君

2010-10-02 01:49:23 | 星とか宇宙とか
秋の夜長は楽しいな!
というわけでつくってみました。やっと。

JAXA公式ページからダウンロードできる、
はやぶさのペーパークラフト。0.028倍のはやぶさ君です。

ちまちまやるのは嫌いじゃないらしく
むしろ無心になれて癒されました。
パーツ一個ずつ、その役割を思い返しながら作ったり、
ここってどの向きでついてんの?と必死で公式ページのはやぶさ画像を見つめたり。

こうやって理解を深めていくのが狙いなんですね。
だとしたらめちゃめちゃハマってます。

出来上がりは思ったよりキレイだし、手乗りサイズでとってもキュートです。
自分で組み立てただけあって愛着もひとしお。

とりあえず我が家のサンセベリアを探査中。
そこではタッチダウンは無理ですよー。
とはいえ置き場がないので、しばらくここが彼の居場所になりそうです。

これより難易度の高い熟練者バージョンというのも存在するんですが
チャレンジするべきか否か…。

準天頂衛星みちびき打上げ成功!

2010-09-12 00:56:47 | 星とか宇宙とか
準天頂衛星みちびき初号機が
種子島宇宙センターから打ち上げられ無事宇宙へと旅立ちました!

今回も丸の内のJAXAiでのパブリックビューイングに参上。
土曜夜ということもあってか、400名が詰め掛けたという超満員でした。


立ち見というのは、前に立ってる人が徐々に後退しちゃう人だとツライんだな…。
気付いたらおばちゃんの頭が目の前至近距離に。カバンを前に持ちつつ少しずつ防御しました。
それはどうでもよくて。

今回は20時17分、夜間のロケット打上げ。
背景が真っ暗な夜空なので、
炎を吹きながら上ってゆくロケットが長い間見えました。美しい…!
感動。落涙。

そのかわり、宇宙からの映像に切り替わったとき、
背景に青い地球が見えなくて寂しい。
あれ見ると宇宙にいるんだなぁと思うんだけど。
昼も夜もどちらも見ごたえがありますね。

打上げから数分後には「宇宙に到達しています」と言われて、
早っ!と思うのは相変わらず。

やっぱ、ロケットの打上げってスゴイ。
こんなもんつくって飛ばす人間もスゴイ。そのスゴさに感動。


みちびきがどう役に立つのか。

現在使われているGPSはアメリカのシステムで、
それを日本も享受しているわけですが、
どうしても衛星が日本に対してナナメに存在していたりするらしく、
ビルや山間部で電波が遮られたり、電波がモノに反射して精度が落ちるんだって。

みちびきを日本のほぼ真上に、なるたけ長時間滞在できるような
準天頂軌道に配置することによって、
GPSの精度が格段に上るんだそうです。
具体的には10mの誤差を1m以内にするとかなんとか。

で、これを24時間使えるようにしようと思ったら、2号機と3号機が必要なんだそうです。
ちゃんと予算がついて、優秀なプロジェクトチームの皆さんが頑張って、
無事実現してほしいですね。
そのうちひまわりとかみたいに、なくてはならない衛星になってゆくのかな。

というのがわたしがなんとなく理解したみちびきの概要。
嘘情報はないと思うけどあったらごめんなさい。

みちびきとみっちー。


みちびきのことがよくわかるサイトはこちら

みっちーのツイッターはこちら
はやぶさ、イカロス、あかつきと一緒にフォローすると楽しいです。

宇宙は楽しいよ!

2010-09-09 02:15:13 | 星とか宇宙とか
JAXA相模原キャンパスを再訪しました。
前回は7月末の特別公開のとき。
そして今回は、nanakoがラジオで星と宇宙の特集番組をやるというので、
その取材にゆくのにしれっと同伴。

したところ、阪本成一教授と直接お話できることに!
とても目ヂカラのある方でした。さすが広報に駆り出されるイケメン教授。
ちゃっかり流れを無視していろいろお聞きしてしまいましたw

インタビューの前に、展示室を見学。

日本初の人工衛星おおすみ(けっこうかわいらしい)とか、
それから知識と技術を積み重ねて成長してきた、
宇宙科学研究の歴史的な模型たちとか。


中央やや左の工学実験衛星ひてんや、右手前の電波天文観測衛星はるか
でっかいので存在感ありますね。

今月下旬からは全国巡業に出発する実物大はやぶさ模型も
こんな至近距離でご対面できました。

イオンエンジンを光らせることもできます!w

そんな中にかぐやと書かれた砂時計を発見。
かぐやは、月探査衛星で既に運用は終了していますが、
ハイビジョンカメラを搭載して、美しい動画を撮ったことでも注目されました。

月の砂と地球の砂で砂時計をつくったらどうなるか、てやつです。
左側のグレーの方が、月の砂を模して作った模擬砂で、
粒は小さいけれど表面が尖っているので、
砂同士がひっかかって、さらさら落ちてくれないらしい。
砂時計としては、正確に時を刻まないのが特徴のようですw

世の中知らないことがたくさんありますねぇ。

阪本先生が仰ってましたが、
まだ誰も知らないことを知りたいと思うのが、科学者であると。
誰も知らないこと、誰もやっていないことを解き明かすからこそ意義がある。
だからこそ、世界初の装置が必要であったり、世界初のやり方というものが必要なんだと。

世界で二番じゃいけないんですね。
たとえ結果は二番だったとしても、目指すは一番でないと。

阪本先生のお人柄もステキだったし、
宇宙ってすごくわくわくがいっぱいだよ!というのが伝わってきて、
もちろんわたしも宇宙大好きだけれど、
それをもっといろんな人に伝えていけたら素晴らしい。

どうも好きすぎて空回ってしまうことが多いのですがw

それにしても大雨でした。
わたしもnanakoも雨に降られやすい体質のようです。
そういえばこないだも雨でしたねー。

衛星運用に使うパラボラアンテナが使わないときは真上を向いているので
雨水が溜まらないのかと勝手に心配していたのだけれど、
皿には隙間があるので大丈夫だそうです。
そのかわり雪のときには、巨大カキ氷になってしまうので、
積もらないように傾けるんだそうです。ほぉぉそうなのか。

月と木星を眺める

2010-08-27 03:16:43 | 星とか宇宙とか
夜歩くとき
ついつい空を見上げてしまうのは昔からで
当然ですが危ないのでオススメはしません。

視界には月と木星が並んで煌々と輝く空。
一緒に歩いていた友人にいわせると「スープの冷めない距離だね!」
うん。それそれ。
月と木星の実際の距離を思い浮かべてしまう理系人間からは
およそ飛び出さない感想でしょうが
今夜はそんな感じだね。文系ばんざい!

月夜で星が見えないよりも
月がなくて星がいっぱい見えるほうが好きなのですが
東京ではどのみち星があんまり見えないので単純に月見を楽しみます。

月のなかでは十六夜から下弦の月あたりがいいですね。魅惑的。
満月みたいに自信満々じゃなく、少し不安定でね。
今夜も、黒い空にキュっと引き締まって見える十六夜の月。
またたくことなく存在を主張する木星。
いつまでも眺めていられそう。

それを後押しするように、
寒くないのが夏の星見のいいところ。
光学機器もないのでほんとに眺めてるだけです。

来月の満月は中秋の名月かぁ。
酷暑の夏も少しずつ秋に向かっていますね。

はやぶさのたまご

2010-08-17 02:23:18 | 星とか宇宙とか
6月13日、7年間のおつかいを終え地球に帰還した
小惑星探査機はやぶさ

彼がオーストラリア・ウーメラに投下したカプセル
丸の内オアゾにやってきました。
JAXAiを見上げる吹き抜けに設置された展示スペース。
整理券をもらって並ぶこと30分。

わ。わわ。
宇宙から還ってきた物体と会えるなんてもちろん初めてですよっ!!

地上試験用に作られたという
エンジニアリングモデルも展示されていて、これがまさに使用前の姿。
金色に輝く断熱材に覆われています。

そして大気圏再突入の空力加熱にさらされたヒートシールドは
さながらキャンプで使ってすすだらけになった中華鍋のような真っ黒。
形も大きさも中華鍋のようでした。
熱くなるんだろうなぁ。かかる力もすごいんだろうなぁ。

でも内側はとってもキレイ。
7年間の旅のあいだ、しっかり守られてきたんだね。
それも技術力の結集だと思うと、
改めて日本の技術者に賞賛を送りたいです。

はやぶさが辿った道のりを
ひとつひとつ具体的に考えると
素人には想像もつかない精度でちゃんと計算されてるんだなぁと
それだけでも大尊敬だし大感銘だし

あらためてはやぶさに
おかえり!ありがとう!!

流れ星ひとつ

2010-08-13 04:52:05 | 星とか宇宙とか
台風一過を期待していたのに
夜じゅう曇天だった都内orz

夜明け前、最後のチャンスで
ちょっと広めの雲間ができまして
木星やらおうし座やらが姿を現しました

観測を始めてまもなく
すばるのあたりを明るい流星がいっこ…!

流れた向きからするとペルセウス座流星群の仲間です
わーいわーい。

15分ほど粘りましたが
東の空が白んできたので撤収しました

自己主張の激しい木星を眺めているだけでもあきないし
濃紺から薄い青へとグラデーションしていく空も
その水色に向かう空に負けじと居座るオリオン座も
下から朝焼けに照らされ始める雲だって
瑞々しい一瞬の輝きを放っています

どうしたって終わってしまう夜が
名残惜しいひとときでした

それにしても
流れ星に願い事3回言うとか
ぜったいムリだよねぇ

ISSあわあわ

2010-08-08 01:33:09 | 星とか宇宙とか
今夜は国際宇宙ステーション(ISS)が目視できるよ!ってことで
ちょいと散歩してきました

夜空は雲だらけ
北の空に現れるってことだったんでほけーっと見てたら
雲間に突然現れてすいーっと雲の中へと消えてゆきました

わーい!見えた見えた!!

そのISSでは船外活動の真っ最中らしくて
それも中継で見ててですね

あの光の点の中で宇宙飛行士さんがふたり
ISSの外側にはりついて作業されてるのかと思うと
なんとも感慨深い…

JAXA相模原キャンパス特別公開に行ってみた。

2010-08-02 03:33:28 | 星とか宇宙とか
はやぶさカプセル展示もあり
なんと二日間で3万人が訪れたというJAXA相模原キャンパス特別公開


はやぶさのカプセルを見たかったのはやまやまだったんですが早々に諦めました。
ものすごい長蛇の列。最大待ち時間は4時間にも及んだそうです。

人が多いところはとりあえず避けて興味のあるところを踏破。
という方針が大当たりでかなりいろいろ見られました。

なかでも小型科学衛星「れいめい」の実際の運用というのがどうしても見たかった。
だって普段見られないじゃないの。

廊下に置けちゃう実物大のれいめい。

身長154センチのわたしが見下ろすほどのちっさい衛星です。
せいぜい引越しのダンボールくらいだよ。
このサイズのものが宇宙を!地球を一周するのにおよそ100分でくるくると。

れいめいが日本上空を通過する10分ほどの間に通信するんだそうでとにかくあっという間。
しかしその実務の中にはとてつもないプロの仕事が詰まっていました。
軌道については詳細な計算通りだそうで、通信可能時間も計算通りに始まり計算通りに終わる。スゴイ。
オーロラを観測しているらしいのですが今は太陽活動が地味なのでオーロラも地味で観測結果も地味でした(笑)

撮影した画像が雲一面だったり漁火が映っていたりすることもあるそうな。

詰め掛けた見学者からの素朴な疑問からマニアックな質問まで
丁寧に説明してくださって面白かったです。
全然知らないことが身近になるってこういうことかぁ。身近な…気分に。

打ち上がってしまえば人間の手で整備できない世界です。
日々の運用で経験値が積み重ねられ、より実用性が増していくわけで。
そんな技術が日本で培われて運用されているというのはなんか誇らしい。


イカロスブースはイカ坊が道案内。


はやぶさブースも上から見るだけにしとこう。

人がいっぱい。
だけどこれが実物大のはやぶさか。
こんなに小さなものが宇宙の長旅を、という感慨と、
こんなに大きなものが燃え尽きてなくなるという大気圏の偉大さと凄まじさと。
そしてカプセルはここではない会場で展示されているんですねー。

とにもかくにもテンションダダ上がりの数時間でした。

宇宙に憧れはあったけどプラネタリウム以外で宇宙関係の仕事というものを知らずにオトナになったので、
コドモのときにこんなところに来ていたら、絶対憧れただろうなぁと思う次第。
いまはナレーターとして宇宙に関わっていきたいなと思っているわけですけれども。