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らぶらぶわかみぃどっとこむ

ナレーター若宮かよのゆるーいブログでした。

NODA・MAP「贋作・罪と罰」。

2005-12-31 00:17:14 | 観劇日記
今年の芝居納め。
当日券、もちろん立ち見(笑)で観てきました。

詳細はコチラ

一言で言うなら、野田さんワールド全開っ!!!
なんかねーよく分からないけどスゴイって感じです。
演出補は知る人ぞ知る高都幸男氏なんですが、
その高都さんのワークショップでお馴染みの
ストップモーション、スローモーション、諸々の手法を
実際に駆使してつくられた場面を観るのは、刺激的でした。

そして役者さんのテンションがものすごく高い!!
スピーディーな展開で、シンプルな舞台を縦横無尽にかけまわる。
実際の出演者は12人なんですが、もっと沢山いるように感じました。
中でも古田新太さんや松たかこさんの存在感、迫力はすごかった。

新年明けたら、すぐ高都さんのWSがあります。
思いっきりやりたい!!
そんな風に思わせてくれました。

グリング第12回公演「海賊」。

2005-12-20 02:17:25 | 観劇日記
どんな劇団かも知らずに観に行ったんですが、面白かった。
内容はコチラ。

ネタ満載で結構笑わせてもらったし、緊迫したシーンでは引き込まれた。
登場人物がそれぞれ個性的で、何処にでもいそうな人たちと、
こんな人いるの!?という人たちがうまく絡み合い、独特の世界観を構築してました。
世の中に必要ない人なんて、多分いないんだよなーと漠然と思わされる芝居でした。

次回公演まで1年あるそうなんですが、また観に行きたいなぁ。

KOKAMI@network『トランス』。

2005-11-25 01:13:00 | 観劇日記
elderバージョン観ました。
やはり20代役者のyouthバージョンと比較しながら観てしまいますね。
まず大きく違うのは小道具がほとんどなく、無対象芝居が多いこと。
演出も全く異なりました。

そして、役者さんに安定感がある一方で、パワー不足な感じがしました。
youthでは今ひとつ決まらなかった群唱も揃ってたし、台詞も聞き取りやすいのですが、
落ち着いてしまったという印象でした。
それで少し、物足りなかった。
この戯曲では、日常から少し離れた世界でのエネルギーを感じたかったです。

どちらのバージョンも一長一短ですかね。
でも、この戯曲っていろんな可能性のある戯曲なんだなと改めて思いました。
全国でたくさん上演されているのもうなずける。

ピープルパープル『Three TIMES Three WAYS』。

2005-11-19 00:19:19 | 観劇日記
ピープルパープルは神戸発祥の劇団です。
前作『ORENGE』の東京公演を見てかなり衝撃を受け、今回の東京公演も見に行きました。
今回は30分3本立て(実は2本目が50分程あるけども良作なので無問題)。

笑いあり、涙ありの贅沢な時間と空間を過ごせました。
1作目の一人芝居は、一人芝居なんて間が持たないんじゃないのーなんて心配も
杞憂に終わる、目が離せない熱演を見せてくれました。
愛する人を失う戸惑い、それまでの葛藤、悲しみ…。
これを広島弁にして演じてみたいと少し思った。
一人芝居なんて全く興味なかったんですけど。

2作目は前作『ORENGE』の濃いキャラ、袋小路りんごちゃんのお見合い物語。
コメディーです。
神戸の消防署では「おかめ納豆」と呼ばれる彼女のキャラは推して知るべし…(笑)
関西人ならではのノリの良いネタ、テンポ良い運びで何度も爆笑させられました。
前作を見ていれば2倍オイシイ(笑)
でも最後のりんごちゃんが一人で「寂しくないもん…」と強がっているシーンでは、
思わずほろりときちゃいましたよ。

3作目は沖縄の子ども達の友情物語。
沖縄の方言のことはよく分かりませんが、温かい世界観に一役買っていたと思います。
キレイな話でしたが、大阪へ転校する少女が、別れの辛さを必死に耐えているのが印象的でした。
ここでも泣きましたとも。

3作とも関西人ならではと言うか、テンポやノリがとても気持ちいい。
また、チームワークのある、温かい劇団だという感じがします。
その雰囲気が芝居にも出るのかな。

なんと来年2006年は、東京公演を3回予定しているとか。
今後が楽しみです!!

KOKAMI@network『トランス』。

2005-11-09 11:23:41 | 観劇日記
初日を観ました。
鴻上尚史さんが演出される本家本元のトランスをナマで観るのは初めてです。

今回は20代役者と30代役者でWキャストの2バージョンだそうで。
まずは20代バージョンを観ることに。
荒い部分もあるけれど、テンポもよくパワフルな芝居でした。

トランスは3人芝居。舞台には3人しかいないのに、寂しくない空間。
小ネタの量もタイミングもさすが。
照明も凝ってるし、明るめで私の好みでした(笑)
暗転も何度もあるけどテンポがいいし、眼は最後まで舞台にクギヅケだった。
最後のセリフ、群唱がもちっとピッタリ揃って欲しかったな。

30代バージョンも見に行く予定です。
どう違うのか、とっても楽しみ。

天保十二年のシェイクスピア。

2005-10-13 16:54:23 | 観劇日記
シアターコクーンの2階席にて、立見です。
1幕が2時間、20分の休憩を挟んで2幕が1時間40分。
しかし立見ということよりも、見切れがツラかった…。
上手側半分がほぼ見えず…。
そこで何が起こっているのか、はたまた皆さんが何に笑っているのか、
わからないシーンもいくつかありました。
やはりセリフだけでない、視覚に訴える表現も、舞台では重要なのだなと思い知りました。

それはそれとしても、舞台は素晴らしかったです。
開演ギリギリまで舞台上にシェイクスピアの登場人物らしき、西洋の装いの人々がうろうろしているのですが、
台本上は全く出番がない…お遊びなのですね。
ストーリーには和服の人しか出て来ません。

開演からハイテンションでテンポ良く、
もう役者さんたちの勢いにのみ込まれるように観てしまいました。

そして藤原竜也さんが登場した瞬間…異彩を放つとはこのことだ!!
観客の目を一身に引きつけます。
そのオーラはどこから出て来るんだろう。

実はシェイクスピアについては不勉強なもので、元ネタがわからないものもいくつかあったのですが、
とにかく堂々とシェイクスピアをいじり倒した圧巻の舞台でした。


オイル。

2005-08-07 23:11:17 | 観劇日記
昨日の広島原爆の日、観てきました。
明日カツ丼!企画「オイル」です。
原爆に関わる話ということで、広島人としては何やら思うところもある舞台でした。
でもメンバー全員ではるばる広島まで行ったとのことで、
いろんな意味で濃い作品に仕上がっていたと思いました。
(明日カツの広島訪問は中国新聞にも載ったらしい!!)

ナカビということで疲れも見え、そこは少し残念ではあったけど、
でも面白い舞台でしたよ。
欲を言えば、役者さんがもっと舞台を楽しんで、輝くことができるのでは…!?
今でも十分、個性豊かだし、いい役者さんが沢山いるんだけど、
何かが少しかみあってないのか、苦労してる感じもありました。
もっと笑えるシーンもあるはずだし、緊張感のあるシーンとのメリハリがもっとあれば、
より良かったかも、と思います。

でもね、演出も面白いし、音響も照明もこだわりが沢山見えて良かった。
舞台装置もシンプル且つ機動性に富んでて良かったな。
客席が寒すぎないのも良かったです(笑)

次回を期待する劇団の一つですね。


ラストショウ。

2005-07-16 00:32:20 | 観劇日記
観ました!!
ラストショウ@パルコ劇場。

長塚圭史さんの脚本は重いだろうなぁと思って観に行ったのですが、やはりグロかったですね(笑)

古田新太さんは相変わらず、すごい存在感でした。
現実離れしたキャラクターに説得力を持たせ、それでいてユーモアもちゃんとある…いやはや、すごいっす。
今オンエア中の「はるか17」でも、いい味出してますしね。

まーやはり役者陣が強いので、面白かったです。

拙い感想ですがそんなとこで…。


礎。

2005-06-24 20:54:25 | 観劇日記
芝居のハシゴ。
夜はダンダンブエノ「礎」を観てきました。

松嶋尚美さんが咳き込んでました…連日の公演で喉が疲れてる様子でした。
まだ公演続くので頑張ってください!!

倉持裕さんの脚本は間が多く、少しテンポ感に欠ける感じも。
でも上手くできた話です。
点がいつの間にか線になって繋がってた、って感じでしょうか。

青山円形劇場で360度客席なわけですが、役者さんがみんな360度芝居をしていて、
どの角度から観ても成立する、面白い芝居でした。
照明もキレイだった。

あと音。冒頭で部屋の中をセミが飛ぶシーンがあるんですが、
本当にあっちこっちへ飛び回ってるように聞こえて、思わず目で追っちゃいました。
いるわけないのに(笑)

あ、冒頭といえば、遅刻すると開演から5分は入場できないのですが、
その5分経った時、いくつかの扉が一斉に開いて、遅刻したお客さんがどっと入ってきたのが、
なんだかな~って感じでした。何十人っているんだもん。
金曜の18時半開演って、確かに厳しい時間だけどさ。
何が悪いってことじゃないんですが、気が散るし、残念でしたね。

いろいろ言ってますが全体としては面白かったです。

でも、自分が演るとしたら、倉持裕さんの脚本は難しいなぁ…。