大田区議会は、6月11日から6月20日まで第2回定例会を開きました。
私は、本会議2日目に一般質問に立ち、①高齢者の実情に基づいた介護保険制度について
②区民の願いに応える「蒲蒲線」について ③区民の命と健康を守る国民健康保険制度について質問しました。
政府の医療・介護の改悪法は会期末に強行採決されましたが、質疑の中で社会保障を
大本から切り崩す問題が明らかになりました。
要支援者の訪問介護や通所介護を保険給付から外す。特養ホームの入所者を要介護3以上に限定する。
一定の所得者の利用料を1割から2割に負担を増やす。など本当にひどいものです。
後退させないように大田区が責任を持って介護サービスを提供すること、1500人いる特養ホームの
待機者に見合う増設を進めること(特養ホームの整備率は東京23区中19位で、1位の港区の約半分)、
大田区が国に介護保険の改悪をしないよう要望することなどを求めました。
新空港線「蒲蒲線」については、区民に説明責任を果たすことやもともとの区民要望ではなくなってきている
鉄道事業なので白紙に戻すこと、国民健康保険料が高すぎて払えず、滞納世帯が急増している実態を示し、
保険料の値上げは国庫負担割合が減ったことが大きな原因であることから、
国に対して、「国の負担割合を増やすよう要望せよ」と提案しました。