5日、日本共産党区議団は、新空港線「蒲蒲線」についてシンポジウムを開きました。
JR蒲田駅と京急蒲田駅間(800メートル)が不便なので便利にしてほしいというのがもともとの区民の要望でしたが、
大田区は、この800メートルの鉄道を地下化するために東急多摩川線を矢口渡駅と蒲田駅間の地点から
京急糀谷駅と大鳥居駅間の地点3・1キロメートルを新空港線「蒲蒲線」鉄道事業として、整備を進めようとしています。
この鉄道事業が区民のためのものなのか、総工費1080億円というのはコストがかかりすぎるのではないか、
税金の無駄遣いなのではないかなどなど、今区民の間では関心がもたれてきています。
かち佳代子都議会議員、地域住民の代表として田園調布南在住の駒木根さん、そして私がパネリストとして
お話をしました。
国、東京都、大田区、東急電鉄、京急電鉄など関係者の勉強会を7年間で22回も開いてきて、まだ関係者の合意ができていない、経費が掛かりすぎるなど進みません。
調査も毎年のように行われ、委託料はすでに1億4千万円を超えました。さらに、特養ホームや認可保育園が不足しているのに
区は15億円もこの事業の目的基金として積み立てるなど、地方自治体の役割を果たしていません。
区民には詳しいことは知らされていません。 シンポジウムには約80人が参加しました。