●日本のしきたり
◆仕来り/為来り
《動詞「しき(仕来)たる」の連用形から》 昔からの習慣。ならわし。慣例。「―を守る」「―に縛られる」
前々からそのようにしてきたこと。ならわし。慣例。 「土地の-」 「 -に従う」
◆しきたり
ある社会に共通してみられる行動様式を基礎にして成立した、一種の社会規範social normsをいう。その社会の大半の成員によって、標準的で持続的な行動の型として守られる慣習のことである。こうした慣習は、親類・近所づきあい、商取引、宗教行事、冠婚葬祭、ことば遣い、公衆道徳、芸能・娯楽などにおいて、一定のルールとして定められたものである。それは、社会的行動の基準となるものであるが、意味づけや機能に関して、二つのタイプが区別される。
その一つは、習俗folkwaysとよばれる慣習である。それは、特定の社会や集団において、古くから伝えられてきた適切なふるまい方をさしている。ただし、社会的に是認されてはいても、かならずしも社会的道徳として重要だとは考えられていない。この種の慣習に対しては、無意識的ないし自動的に同調することになる。それは子供の社会化を通して、世代的に伝達される。それの違反に対する非難、制裁は弱い。第二のタイプは、習律またはモーレスmoresと称される慣習である。それへの同調は任意選択ではなく、違反に対しては厳しく罰せられる。一種の慣習法であるが、成員はそれに対して、善や正義の観念を抱き、それの維持が集団の福祉に必須(ひっす)だと信じるものをいう。アメリカの社会学者サムナーの『習俗論』(1907)で、これら二つが区別された。[濱口恵俊]
『W・G・サムナー著、青柳清孝・園田恭一・山本英治訳『現代社会学大系3 フォークウェイズ』(1975・青木書店)』
[参照項目] | 慣習 | 規範 | 習俗 | モーレス
◆慣習
かんしゅう
custom
一定状況において個人が繰り返す特定の行動様式が習慣といわれるが、これに対して一社会に広く繰り返し行われる習慣的行動様式が慣習である。慣習は、モーレスおよび法と並べて社会規範を3種に分類する場合、行動様式に伴う価値原理とサンクション(社会的制裁)がモーレスほど確立しておらず、またもちろん法ほど組織化されていないものを総称する。慣習をこのように性格づけたのはサムナーとM・ウェーバーに共通する考え方だが、この区別においても基準は一つではなく複数あり、また実際の日常用語には雑多な使用法が多いので、慣習の内容は複雑である。たとえば、法解釈学では法を国家的規範に限って慣習を法にあらずとするが、法社会学、法人類学ではマリノフスキーのように慣習のなかに法的なものとそうでないものとを区別する。慣習とモーレスとの区別は、いっそう多様むしろ不鮮明である。だが比較的に概括する限り、慣習をモーレスおよび法から区別することは可能である。
この意味の慣習にも実際の態様、種類は多く、したがって観察の重点をどこに置くかによって、形態と呼称にはさまざまのものがある。たとえば、外面的な行動様式の特徴ないし特殊性に着目すれば慣行といわれ、それを一般的風俗とみて、しかも衣食住の基本的様式性に着目すると習俗、それらに心理的な慣れがあることを考慮すると風習、そしてその局部的で期間の比較的短いものは流行といわれる。また内心面を重視し、ものの考え方ないし価値観の傾向性をいうと風潮になる。慣行のうちでも行動の機会が特殊的であるものはむしろ慣例とよばれる。行事はそのような慣例の一種だが、社会の共同性、公共性の意味が強いので、むしろモーレスに属することになる。伝統は伝承される価値を是認するものであるからモーレスの一種だが、伝承的価値を否認されたものは因襲といわれ慣習に属する。
慣習は、もともと無自覚的に形成される個人習慣の社会的集積であるから、固有文化を安定的に伝えている比較的小さい社会で機能することが多く、概念的、合目的的な反省や組織化が意識して加えられることが少ない。その意味では、保守的性格を免れがたく、社会が拡大発展し進歩改革を図るには障害となることがある。そのような場合には、特殊な価値原理を意識的に護持しようとする倫理的ないし宗教的社会規範や国家目的を掲げる法規範からは、未熟でむしろ妨害的な社会規範として無視あるいは拒否される。しかし事実として、慣習と同調できない倫理、宗教、法律が実効性を欠くことは常識である。慣習は無自覚的に生成するだけに、一方では自覚的な発展や進歩を妨害するとともに、他方では人間の生が内包するエネルギーの表現形態として、社会で限界に逢着(ほうちゃく)した価値体系や制度を修正、超克する力の源泉でもある。[千葉正士]
『W・G・サムナー著、青柳清孝・園田恭一・山本英治訳『現代社会学体系3 フォークウェイズ』(1975・青木書店)』
◆規範
きはん
norm
最広義には、人に一定のことを「すべし」、もしくは「すべからず」と命ずる規準。その目的は、特定の状況において人に当為を指定して一定の価値を実現するためであるから、究極的価値がなんであるかによって、規範の種類も分かれる。真を論証するための論理規範、善を実現するための倫理ないし道徳規範、美のための芸術規範、信仰のための宗教規範、そして社会に秩序を実現するための社会規範などである。ここでは社会規範について述べる。社会規範にはもとより固有のものもあるが、他の諸規範、とくに道徳規範や宗教規範などは同時に社会規範としての性質をもつことが多いので、社会規範はそれらを含むことがあり、また単に規範とよばれることもある。この意味の社会規範は次の四つの要素から成り立っているので、その個々も狭義で社会規範といわれることがある。[千葉正士]
◆習俗
しゅうぞく
伝統的な社会的しきたりのことで、人類学や社会学では、英語のフォークウェイズfolkwaysの訳語として用いられてきた。このことばを使い始めたW・G・サムナーは、一般の社会的慣習(custom)をフォークウェイズとモーレス(mores道徳的慣習)に分けた。社会的ダーウィン主義者である彼は、恐怖心や性欲や飢餓感への本能的反応に由来する慣習が制度化されて強制力と制裁をもち、したがって権威に基づく拘束力をもつとき、これをモーレスとよび、それほどの強制力をもたないフォークウェイズと区別した。しかし、これでは社会的強制力の程度の差ということになり、その区別は厳密ではない。事実、慣習と習俗とは同義的に用いられることが多い。一般的用法では、冠、婚、葬などの人生儀礼や年中行事としての祭礼、共同労働などの習わしを意味することが多く、慣習は習俗を含む上位概念である。習俗は各共同体に独自の形態と内容をもち、成員に支持されると同時に、成員の行動様式を規制し、集団の統合を強化する機能をもつ。それは、わが国近世における若者組の掟(おきて)のように、なかば成文法化したものもあったが、多くは不文律である。また、親は子や孫に習俗を伝達しようとする。それが家庭や地域社会などにおける広義の教育であるが、これに対しては、ほとんどつねに、下の世代からの受容と拒絶とがある。そこに、習俗のみならず、文化体系そのものの持続性と変化のダイナミックスがある。[丸山孝一]
『堀一郎著『宗教・習俗の生活規制』(1963・未来社) ▽柳田国男編『歳時習俗語彙』(1939・民間伝承の会)』
◆モーレス
もーれす
moresラテン語
日本語では習俗、習律あるいは掟(おきて)などの名でよばれる社会規範の一種であるが、アメリカの社会学者サムナー以来各国ともこのラテン語をそのまま使用することが多い。社会規範のうち、価値原理が正しいという観念として伝統的に成立し、したがって守るべきだという当為観念と一定の社会的サンクションとが伴っているもので、他の二種の社会規範と比べると、当為観念とサンクションの点で慣習よりは明確かつ特定的であるが、法ほど組織的ではない。サムナーはこれを慣習(彼のことばではフォークウェイズfolkways)から区別したが、実例においてはその区別は明白でも一定しているわけでもない。また他方モーレスも、当為観念とサンクションが整ったものは、アメリカの人類学者ホーベルが法習俗lawwaysと名づけたように、むしろ法に近い。
現代社会における典型的な例は、社会的な風潮や非難によってサンクションされる社会道徳、さまざまの集団や階層においてあるいは会合や行動にあたって個人が要求されるエチケットや礼儀作法、ときにそれらの意味する階級的ないし差別的道徳、集団が共同でフォーマルな形式で行う儀式や行事、たとえば行政的、商業的、社会的な催しや、祭り、年中行事、通過儀礼など、あるいは伝承された価値を維持するための準則を守らせる伝統、そして大きくは国民性、国民道徳ともいわれる民族的慣行、などである。時代をさかのぼるとモーレスの社会規範としての意義がしだいに大きくなり、法に匹敵しあるいは超えることさえある。現代でも、理念的に極端にいえばモーレスも法外の事実にとどまり、さらに倫理則に反する因襲とみられることさえないでもないが、むしろ現実にはその規制力は強く価値原理が明らかなだけに、モーレスが当該社会の文化的シンボル(記号)として果たす作用は大きい。[千葉正士]
『S・W・G・サムナー著、青柳清孝他訳『現代社会学体系3 フォークウェイズ』(1975・青木書店) ▽S・K・ランガー著、矢野萬理他訳『シンボルの哲学』(1960・岩波書店)』
◆お辞儀とは-辞書(コトバンク) とっさの日本語便利帳
「辞儀」は、もともとは「時宜」。何かを行うのにちょうどよい時機の意味だが、中世になって、ちょうどよい状況・対処という意味になった。さらに適当な挨拶という意味になり、現代の頭を下げる挨拶動作になる。
◆お辞儀 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/お辞儀 - キャッシュ
お辞儀(おじぎ、英語: bow)とは、挨拶や感謝、敬意などを表すために、相手に向かって腰を折り曲げる動作である。単に「辞儀」とも言う(「お」を付けるのは「お金」や「お酒」と同様、美化語である)。
◆お辞儀について
http://www.ogasawara-ryu.gr.jp/lessons/reihou/manners/basic/bow.html
立礼
両手が膝頭に達するのが深い礼、指先が少し下がる程度が浅い礼、その中間が普通の礼と覚えておきましょう。
深い礼でも、浅い礼でも屈体している時間は同じです。吸う息で屈体し、吐く息だけとどまり、吸う息で起き上がる『礼三息』は、どんな相手に対しても折り目正しく、しかも自分自身の精神状態を安定させる効用もあります。相手と呼吸を合わせるということは嗜みとして必要なことです。
周りの人のお辞儀の仕方を観察してみましょう。
男性は上体を傾けると同時に、何故か両手でお尻を押さえる人が多く見られます。
男性は上体を傾けると同時に、何故か両手でお尻を押さえる人が多く見られます。この男性のお辞儀は、体を曲げたときに後方に出るお尻を押さえながらバランスを取っています。
女性は上体を傾けると同時に、前へ手を合わせる人が多く見られます。女性の手を組んでの礼は、おしとやかにというつもりなのでしょうが、両肩が前に出て、不健康に見えます。また、古流柔術では、急所を守る構えであり、お辞儀としては不適切です。
立礼の仕方では手は体の横にある。(小川原流礼の仕方)
下のページの絵は 完全に間違っています。
◆コンスとは (コンスとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
dic.nicovideo.jp › コンス
2015/09/07
概要
1.朝鮮式のお辞儀の仕方と言われている。ここで扱う。
2.エジプトの神様。
◆みゆ
@miyuabc123
·
Aug 12
#コンス
#日韓断交
#帰国絶賛支援中
日本のお辞儀でないコンスをする従業員
またはコンスのポスターをだしている企業や店には
地道に
訴えて変えていくしかないですね。。。
コンスを広め教授するマナー講師も
なんとかしないとダメですね!!
Quote Tweet
がんばろう 日本
@GNippon777
· Aug 12
あのヘンなお辞儀に違和感を持ち、この普通のお辞儀に綺麗さを感じる日本人が増えてほしいです。
https://twitter.com/GNippon777/status/1293498316966072320
◆コンス(拱手)という韓国式のお辞儀が「日本に浸透しつつある」というウワサ! その真偽は?
https://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/b32017d4a0eb0dfe0075bfa18b1d71e4
2015/02/28
2月12日の記事で韓国の児童書「方言の味(사투리의 맛)」を紹介しました。
物語の本筋とは関係ないのですが、その本の挿絵で私ヌルボが気になったのがコレ。
【(少年の絵の右)恭しく、礼儀正しく (左)顔には微笑 (下)「おばあさん、こんにちは!」 私は大きな声で挨拶します。】
物語では、この少年、とても良い子なのですが、このお辞儀の絵については奇異な印象を受けました。肘を張り出して手を胸の前に組む姿勢が不自然だし、「微笑」もわざとらしい感じで、何か媚びへつらっているように感じられるのです。
おりしも、このようなお辞儀の仕方が近年ネット社会の一部で問題となっていることを教わりました。早い話が、数年前からこのように胸の前あたりで手を組むお辞儀がデパート・スーパー・ホテル等でよく見かけるようになったということ、またこの形はコンス(拱手.공수)という韓国の礼法であり、このコンスが接客サービス業等での礼法指導を通して日本社会に浸透しつつあるということです。
◆「ホテル」と「お辞儀」 グーグルで検索すると・・・・・
約 647,000 件 (0.40 秒) ヒットした
◆[解説付き]信頼感が増すお辞儀の仕方|動画で見るビジネスマナー講座
17,307 回視聴 2018/02/06 https://youtu.be/n5lk5vdywgw
朝倉千恵子/株式会社新規開拓【公式】
チャンネル登録者数 1420人
動画で見るビジネスマナー講座【お辞儀編】
https://www.shinkikaitaku.jp/movie/practice2.html
相手を惹きつけるお辞儀のやり方を
実践しながら解説します。
たかがお辞儀、されどお辞儀。
多くの方が勘違いしている美しいお辞儀の秘訣とは?
練習方法もお伝えしていますので、
ぜひ動画に合わせて練習してみてください。
株式会社新規開拓
http://www.shinkikaitaku.jp
◆お辞儀の深さはどう使い分ける?
https://co-medical.mynavi.jp/contents/therapistplus/lifestyle/business_manner/1424/
お辞儀の深さは時と状況に応じて使い分けを
今回はお辞儀についてお話しします。
「お辞儀」と一口にいってもさまざまな種類があり、大きく分けると
①会釈(角度は15°)
②敬礼(角度は30°)
③最敬礼(角度は45°~90°)
の3種類があります。
◆もしもし - 語源由来辞典
【意味】 もしもしとは、人に呼びかけるときの言葉で、特に、電話で呼びかけるときに使われる。
【もしもしの語源・由来】
もしもしは、「申し(もうし)」を連ね短縮された言葉。
江戸時代には、「申し(もうし)」と単独で使われていた。
電話が開通された当初は高級官僚や実業家などしか電話を持っていなかったため、「もしもし」ではなく「おいおい」と呼びかけ、「はい、ようござんす」と返答されていた。
◆「もしもし」の語源と本来の意味・ビジネスの場面で使えるか
https://mayonez.jp/topic/4300
電話の呼びかけに「もしもし」が使われるようになったのは、電話交換手が中継ぎをしていた為、繋ぐ相手に失礼とならぬよう「申し上げます」と言っていたことによる。
日本で初めて電話交換業務が行われたのは、明治23年(1890年)12月16日、東京・横浜間である。
知っているようで知らない「もしもし」語源や由来は?ビジネスの場ではマナー違反って本当?最初に「もしもし」はかける方が言うの?誰でも1度は使った「もしもし」の謎を徹底解説。歴史から紐解くもしもしの世界。
はじめに
日本人なら誰もが一度は使ったことのある「もしもし」。しかし、「なぜもしもしなのだろう。」と、その意味や用法について考えてみると不思議に思ったことはありませんか?もしかすると社会人にとっては、「もしもしはビジネスではマナー違反」「仕事で使うのは望ましくない」と教えられた経験もあるかもしれません。
そんな人たちのために身近なのによくわからない、「もしもし」の謎を調査しました。
・謎1:「もしもし」の由来と歴史
解答:明治初期の「申し申し」が省略されて今の「もしもし」になった。
もしもしとは電話で応答する際、もしくは応答を呼びかける時に使う日本人なら誰でも知っている単語です。ちなみに辞書でひくと、電話の場面でつかう「もしもし」はあくまでも二番目の用例であり、電話以外で「もしもし」を使うこともあります。
「もしもし」
① 相手に呼びかけるときに言う語。
② 電話で話しかけるときに用いる語」
―――デジタル大辞泉より引用
そもそも「もしもし」とは、「申し申し」の音変化です。この「申し申し」とは感動詞で、意味は上に示した「もしもし」の①とほとんど同じです。それではどうして電話で使うようになったのでしょうか。
・電話と「もしもし」の関係のはじまりは明治にさかのぼる
日本に電話が導入されたのは今からおよそ130年前の明治23年(1890年)です。当時、電話は一部の上流階級の人々だけが持つことのできるものでした。昭和初めにかけては電話をする際には交換手を挟んで行いました。
ですから、初期には裕福な人が少々横柄に「おいおい。」と呼びかけ、交換手が電話の相手につなぎ、「はい、ようござんす。」と相手が返事をする、という流れが電話のマナーだったわけです。
しかし、電話が一般的になり庶民の手元にも届くようになると、交換手への気遣いとして要件を伝える前の話始めますという合図として「申します、申します。」と言うようになり、「申し、申し」、そして現代にも残る、「もしもし」へと電話のマナーが変遷してきました。
「もしもし」は妖怪対策
なぜ、「申します。」ではなく、「申します、申します。」と同じ言葉を2回繰り返したのでしょうか。
なぜ、「申します。」ではなく、「申します、申します。」と同じ言葉を2回繰り返したのでしょうか。
その理由は明治社会に色濃く残っていた「一声呼び(一声叫び)」と呼ばれる民間信仰にあるといわれています。「妖怪は人に向かって同じ言葉を二度言わない。」というのがそれです。妖怪や幽霊の不可思議な存在が今よりずっと身近にあった時代、人々は時に、「この人は本当に人間なのだろうか。」という疑念を抱くことがあったそうです。
電話をかける人はそれを見越して、「申します、申します。」と同じ言葉を2回言うことで、自分は妖怪ではありませんよと伝えました。近くにいない人の聞こえないはずの声が聞こえる電話は、当時の人々にとって、目新しくも、少し怖いような存在だったのですね。
◆畳語 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/畳語
畳語(じょうご)とは、単語またはその一部をなす形態素などの単位を反復して作られた単語をいい、合成語の一種である。
畳語を形成することを重畳(ちょうじょう)または重複ともいう。
次のような俗語的表現として用いられる畳語は世界の言語で見られる。
・幼児語(「おめめ」)や、それに類する愛称(「タンタン」)など
・オノマトペア(「ガタガタ」)
・強調(「とってもとっても」)
言語によっては、畳語がこれ以外にも様々な文法的機能を持つことがある。
◆ぎたいご【擬態語】
物事の状態・身ぶりを、それらしく表した語。例、にこにこ・べったり。
◆擬音語・擬態語 - 日本語を楽しもう! - コラム
https://www2.ninjal.ac.jp/Onomatope/column/nihongo_1.html
「ごろごろ」「しんなり」などの言葉は,一般に「擬音語・擬態語」または,「擬声語・擬態語」とも呼ばれていますが,これらはそれぞれどう違うのでしょうか。また,日本語の「擬音語・擬態語」にはどんな種類があるでしょうか。「擬音語・擬態語」の呼び名や分類のし方については,これまで多くの研究者がいろいろな名前をつけたり,分類したりしてきましたが,ここでは,金田一(1978)によるものを紹介します。
◆擬態語(ぎたいご)
「キラキラ」「ダラダラ」「フラフラ」のように,直接に音響とは関係のない状態を描写するのに用いられる語。日本語には非常に多い。単独で,または「と」を伴って連用修飾語として用いられるほか,「ピッタリだ」のように形容動詞になるものや,「スッキリする」のように「する」を伴って動詞になるものもある。ときには,「ガッカリ」「ドキッ」などのように,間投詞として用いられることもある。 (→擬声語 )
◆擬声語(オノマトペから転送) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/擬声語
本稿では、一か所にまとめる都合上擬声語(ぎせいご)を擬音語と擬態語の総称として見出しに使っているが、擬声語という日本語の本来の意味は擬音語に同じ、または擬音語のうち人や動物の声を表したもの(広辞苑より)。 日本語では、典型的には副詞であるが、形容動詞(「(お腹が)ぺこぺこだ」)などとしても用いられる。
名称
当該概念を表す言葉は、日本語においては統一されていない。
古代ギリシア語の「ὀνοματοποιία()[2]」を由来とする英語の「onomatopoeia() [3]」およびフランス語の「onomatopée()[4]」を日本語発音にしたオノマトピア、オノマトペア[5]、オノマトペを用いる場合もある。 日本語訳は数多い。以下、いくつか例を挙げると
「擬声語」 - 『新英和大辞典』 研究社
「物声模倣」 - (同上)
「声喩法」 - 島村龍太郎 『新美辞学』
「擬声法」 - 『日本百科大事典』
「写音法」 - 黒岩大訳述 『雄弁美辞法』
「声喩」 - 増田藤之助 『英和比較・英語修辞学講義』
などがある(『レトリック事典』144-154頁に詳しい)。
日本の文部科学省が版行する『学術用語集』は「onomatopoeia」を「擬声語」としているため、本項はこれに準ずる。
擬音語、擬態語を合わせた総称としては、オノマトペ以外に音象徴語(sound symbolism)、象徴詞などの語も用いられる。
◆ ぎたいご【擬態語】https://ja.wikipedia.org/wiki/擬声語#擬態語
状態や感情などの音を発しないものを字句で模倣したものである。
(本来、擬声語には含まれない)。
「擬態語」をさらに下位区分して、「きらっ」「ひらひら」「ぶるぶる」のように外面的なありさまを表す「擬容語」、「ガーン」「ぎくり」のように内面的な感情を表す「擬情語」に分類する立場もあるが、厳密な区別は難しい。
また、日本語には「たっぷり」「ちょうど」のように擬態語と一般語彙の中間的なものもある。擬態語の多さは日本語の特徴でもある。
〔擬態語は、そのままの形で、または「-と」「-だ」「-する」など語によっていろいろな形で用いられる〕 → 擬声語
◆オノマトペ
自然界の音・声、物事の状態や動きなどを音(おん)で象徴的に表した語。音象徴語。擬音語・擬声語・擬態語など。
・イギリス onomatopoeia フランス onomatopée 「オノマトペア」とも言う。
◆日本語再発見(1)オノマトペの不思議な世界 | nippon.com
https://www.nippon.com/ja/views/b05602/
2017/09/18 イハーブ・アハマド・エベード 【Profile】
そばやうどんを「ツルツル」と食べればおいしそうなのに、「ズルズル」としたとたんになんだかだらしなく感じる。日本語のオノマトペ(擬音語・擬態語)が持つ不思議な世界とは。
◆仕来り/為来り
《動詞「しき(仕来)たる」の連用形から》 昔からの習慣。ならわし。慣例。「―を守る」「―に縛られる」
前々からそのようにしてきたこと。ならわし。慣例。 「土地の-」 「 -に従う」
◆しきたり
ある社会に共通してみられる行動様式を基礎にして成立した、一種の社会規範social normsをいう。その社会の大半の成員によって、標準的で持続的な行動の型として守られる慣習のことである。こうした慣習は、親類・近所づきあい、商取引、宗教行事、冠婚葬祭、ことば遣い、公衆道徳、芸能・娯楽などにおいて、一定のルールとして定められたものである。それは、社会的行動の基準となるものであるが、意味づけや機能に関して、二つのタイプが区別される。
その一つは、習俗folkwaysとよばれる慣習である。それは、特定の社会や集団において、古くから伝えられてきた適切なふるまい方をさしている。ただし、社会的に是認されてはいても、かならずしも社会的道徳として重要だとは考えられていない。この種の慣習に対しては、無意識的ないし自動的に同調することになる。それは子供の社会化を通して、世代的に伝達される。それの違反に対する非難、制裁は弱い。第二のタイプは、習律またはモーレスmoresと称される慣習である。それへの同調は任意選択ではなく、違反に対しては厳しく罰せられる。一種の慣習法であるが、成員はそれに対して、善や正義の観念を抱き、それの維持が集団の福祉に必須(ひっす)だと信じるものをいう。アメリカの社会学者サムナーの『習俗論』(1907)で、これら二つが区別された。[濱口恵俊]
『W・G・サムナー著、青柳清孝・園田恭一・山本英治訳『現代社会学大系3 フォークウェイズ』(1975・青木書店)』
[参照項目] | 慣習 | 規範 | 習俗 | モーレス
◆慣習
かんしゅう
custom
一定状況において個人が繰り返す特定の行動様式が習慣といわれるが、これに対して一社会に広く繰り返し行われる習慣的行動様式が慣習である。慣習は、モーレスおよび法と並べて社会規範を3種に分類する場合、行動様式に伴う価値原理とサンクション(社会的制裁)がモーレスほど確立しておらず、またもちろん法ほど組織化されていないものを総称する。慣習をこのように性格づけたのはサムナーとM・ウェーバーに共通する考え方だが、この区別においても基準は一つではなく複数あり、また実際の日常用語には雑多な使用法が多いので、慣習の内容は複雑である。たとえば、法解釈学では法を国家的規範に限って慣習を法にあらずとするが、法社会学、法人類学ではマリノフスキーのように慣習のなかに法的なものとそうでないものとを区別する。慣習とモーレスとの区別は、いっそう多様むしろ不鮮明である。だが比較的に概括する限り、慣習をモーレスおよび法から区別することは可能である。
この意味の慣習にも実際の態様、種類は多く、したがって観察の重点をどこに置くかによって、形態と呼称にはさまざまのものがある。たとえば、外面的な行動様式の特徴ないし特殊性に着目すれば慣行といわれ、それを一般的風俗とみて、しかも衣食住の基本的様式性に着目すると習俗、それらに心理的な慣れがあることを考慮すると風習、そしてその局部的で期間の比較的短いものは流行といわれる。また内心面を重視し、ものの考え方ないし価値観の傾向性をいうと風潮になる。慣行のうちでも行動の機会が特殊的であるものはむしろ慣例とよばれる。行事はそのような慣例の一種だが、社会の共同性、公共性の意味が強いので、むしろモーレスに属することになる。伝統は伝承される価値を是認するものであるからモーレスの一種だが、伝承的価値を否認されたものは因襲といわれ慣習に属する。
慣習は、もともと無自覚的に形成される個人習慣の社会的集積であるから、固有文化を安定的に伝えている比較的小さい社会で機能することが多く、概念的、合目的的な反省や組織化が意識して加えられることが少ない。その意味では、保守的性格を免れがたく、社会が拡大発展し進歩改革を図るには障害となることがある。そのような場合には、特殊な価値原理を意識的に護持しようとする倫理的ないし宗教的社会規範や国家目的を掲げる法規範からは、未熟でむしろ妨害的な社会規範として無視あるいは拒否される。しかし事実として、慣習と同調できない倫理、宗教、法律が実効性を欠くことは常識である。慣習は無自覚的に生成するだけに、一方では自覚的な発展や進歩を妨害するとともに、他方では人間の生が内包するエネルギーの表現形態として、社会で限界に逢着(ほうちゃく)した価値体系や制度を修正、超克する力の源泉でもある。[千葉正士]
『W・G・サムナー著、青柳清孝・園田恭一・山本英治訳『現代社会学体系3 フォークウェイズ』(1975・青木書店)』
◆規範
きはん
norm
最広義には、人に一定のことを「すべし」、もしくは「すべからず」と命ずる規準。その目的は、特定の状況において人に当為を指定して一定の価値を実現するためであるから、究極的価値がなんであるかによって、規範の種類も分かれる。真を論証するための論理規範、善を実現するための倫理ないし道徳規範、美のための芸術規範、信仰のための宗教規範、そして社会に秩序を実現するための社会規範などである。ここでは社会規範について述べる。社会規範にはもとより固有のものもあるが、他の諸規範、とくに道徳規範や宗教規範などは同時に社会規範としての性質をもつことが多いので、社会規範はそれらを含むことがあり、また単に規範とよばれることもある。この意味の社会規範は次の四つの要素から成り立っているので、その個々も狭義で社会規範といわれることがある。[千葉正士]
◆習俗
しゅうぞく
伝統的な社会的しきたりのことで、人類学や社会学では、英語のフォークウェイズfolkwaysの訳語として用いられてきた。このことばを使い始めたW・G・サムナーは、一般の社会的慣習(custom)をフォークウェイズとモーレス(mores道徳的慣習)に分けた。社会的ダーウィン主義者である彼は、恐怖心や性欲や飢餓感への本能的反応に由来する慣習が制度化されて強制力と制裁をもち、したがって権威に基づく拘束力をもつとき、これをモーレスとよび、それほどの強制力をもたないフォークウェイズと区別した。しかし、これでは社会的強制力の程度の差ということになり、その区別は厳密ではない。事実、慣習と習俗とは同義的に用いられることが多い。一般的用法では、冠、婚、葬などの人生儀礼や年中行事としての祭礼、共同労働などの習わしを意味することが多く、慣習は習俗を含む上位概念である。習俗は各共同体に独自の形態と内容をもち、成員に支持されると同時に、成員の行動様式を規制し、集団の統合を強化する機能をもつ。それは、わが国近世における若者組の掟(おきて)のように、なかば成文法化したものもあったが、多くは不文律である。また、親は子や孫に習俗を伝達しようとする。それが家庭や地域社会などにおける広義の教育であるが、これに対しては、ほとんどつねに、下の世代からの受容と拒絶とがある。そこに、習俗のみならず、文化体系そのものの持続性と変化のダイナミックスがある。[丸山孝一]
『堀一郎著『宗教・習俗の生活規制』(1963・未来社) ▽柳田国男編『歳時習俗語彙』(1939・民間伝承の会)』
◆モーレス
もーれす
moresラテン語
日本語では習俗、習律あるいは掟(おきて)などの名でよばれる社会規範の一種であるが、アメリカの社会学者サムナー以来各国ともこのラテン語をそのまま使用することが多い。社会規範のうち、価値原理が正しいという観念として伝統的に成立し、したがって守るべきだという当為観念と一定の社会的サンクションとが伴っているもので、他の二種の社会規範と比べると、当為観念とサンクションの点で慣習よりは明確かつ特定的であるが、法ほど組織的ではない。サムナーはこれを慣習(彼のことばではフォークウェイズfolkways)から区別したが、実例においてはその区別は明白でも一定しているわけでもない。また他方モーレスも、当為観念とサンクションが整ったものは、アメリカの人類学者ホーベルが法習俗lawwaysと名づけたように、むしろ法に近い。
現代社会における典型的な例は、社会的な風潮や非難によってサンクションされる社会道徳、さまざまの集団や階層においてあるいは会合や行動にあたって個人が要求されるエチケットや礼儀作法、ときにそれらの意味する階級的ないし差別的道徳、集団が共同でフォーマルな形式で行う儀式や行事、たとえば行政的、商業的、社会的な催しや、祭り、年中行事、通過儀礼など、あるいは伝承された価値を維持するための準則を守らせる伝統、そして大きくは国民性、国民道徳ともいわれる民族的慣行、などである。時代をさかのぼるとモーレスの社会規範としての意義がしだいに大きくなり、法に匹敵しあるいは超えることさえある。現代でも、理念的に極端にいえばモーレスも法外の事実にとどまり、さらに倫理則に反する因襲とみられることさえないでもないが、むしろ現実にはその規制力は強く価値原理が明らかなだけに、モーレスが当該社会の文化的シンボル(記号)として果たす作用は大きい。[千葉正士]
『S・W・G・サムナー著、青柳清孝他訳『現代社会学体系3 フォークウェイズ』(1975・青木書店) ▽S・K・ランガー著、矢野萬理他訳『シンボルの哲学』(1960・岩波書店)』
◆お辞儀とは-辞書(コトバンク) とっさの日本語便利帳
「辞儀」は、もともとは「時宜」。何かを行うのにちょうどよい時機の意味だが、中世になって、ちょうどよい状況・対処という意味になった。さらに適当な挨拶という意味になり、現代の頭を下げる挨拶動作になる。
◆お辞儀 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/お辞儀 - キャッシュ
お辞儀(おじぎ、英語: bow)とは、挨拶や感謝、敬意などを表すために、相手に向かって腰を折り曲げる動作である。単に「辞儀」とも言う(「お」を付けるのは「お金」や「お酒」と同様、美化語である)。
◆お辞儀について
http://www.ogasawara-ryu.gr.jp/lessons/reihou/manners/basic/bow.html
立礼
両手が膝頭に達するのが深い礼、指先が少し下がる程度が浅い礼、その中間が普通の礼と覚えておきましょう。
深い礼でも、浅い礼でも屈体している時間は同じです。吸う息で屈体し、吐く息だけとどまり、吸う息で起き上がる『礼三息』は、どんな相手に対しても折り目正しく、しかも自分自身の精神状態を安定させる効用もあります。相手と呼吸を合わせるということは嗜みとして必要なことです。
周りの人のお辞儀の仕方を観察してみましょう。
男性は上体を傾けると同時に、何故か両手でお尻を押さえる人が多く見られます。
男性は上体を傾けると同時に、何故か両手でお尻を押さえる人が多く見られます。この男性のお辞儀は、体を曲げたときに後方に出るお尻を押さえながらバランスを取っています。
女性は上体を傾けると同時に、前へ手を合わせる人が多く見られます。女性の手を組んでの礼は、おしとやかにというつもりなのでしょうが、両肩が前に出て、不健康に見えます。また、古流柔術では、急所を守る構えであり、お辞儀としては不適切です。
立礼の仕方では手は体の横にある。(小川原流礼の仕方)
下のページの絵は 完全に間違っています。
◆コンスとは (コンスとは) [単語記事] - ニコニコ大百科
dic.nicovideo.jp › コンス
2015/09/07
概要
1.朝鮮式のお辞儀の仕方と言われている。ここで扱う。
2.エジプトの神様。
◆みゆ
@miyuabc123
·
Aug 12
#コンス
#日韓断交
#帰国絶賛支援中
日本のお辞儀でないコンスをする従業員
またはコンスのポスターをだしている企業や店には
地道に
訴えて変えていくしかないですね。。。
コンスを広め教授するマナー講師も
なんとかしないとダメですね!!
Quote Tweet
がんばろう 日本
@GNippon777
· Aug 12
あのヘンなお辞儀に違和感を持ち、この普通のお辞儀に綺麗さを感じる日本人が増えてほしいです。
https://twitter.com/GNippon777/status/1293498316966072320
◆コンス(拱手)という韓国式のお辞儀が「日本に浸透しつつある」というウワサ! その真偽は?
https://blog.goo.ne.jp/dalpaengi/e/b32017d4a0eb0dfe0075bfa18b1d71e4
2015/02/28
2月12日の記事で韓国の児童書「方言の味(사투리의 맛)」を紹介しました。
物語の本筋とは関係ないのですが、その本の挿絵で私ヌルボが気になったのがコレ。
【(少年の絵の右)恭しく、礼儀正しく (左)顔には微笑 (下)「おばあさん、こんにちは!」 私は大きな声で挨拶します。】
物語では、この少年、とても良い子なのですが、このお辞儀の絵については奇異な印象を受けました。肘を張り出して手を胸の前に組む姿勢が不自然だし、「微笑」もわざとらしい感じで、何か媚びへつらっているように感じられるのです。
おりしも、このようなお辞儀の仕方が近年ネット社会の一部で問題となっていることを教わりました。早い話が、数年前からこのように胸の前あたりで手を組むお辞儀がデパート・スーパー・ホテル等でよく見かけるようになったということ、またこの形はコンス(拱手.공수)という韓国の礼法であり、このコンスが接客サービス業等での礼法指導を通して日本社会に浸透しつつあるということです。
◆「ホテル」と「お辞儀」 グーグルで検索すると・・・・・
約 647,000 件 (0.40 秒) ヒットした
◆[解説付き]信頼感が増すお辞儀の仕方|動画で見るビジネスマナー講座
17,307 回視聴 2018/02/06 https://youtu.be/n5lk5vdywgw
朝倉千恵子/株式会社新規開拓【公式】
チャンネル登録者数 1420人
動画で見るビジネスマナー講座【お辞儀編】
https://www.shinkikaitaku.jp/movie/practice2.html
相手を惹きつけるお辞儀のやり方を
実践しながら解説します。
たかがお辞儀、されどお辞儀。
多くの方が勘違いしている美しいお辞儀の秘訣とは?
練習方法もお伝えしていますので、
ぜひ動画に合わせて練習してみてください。
株式会社新規開拓
http://www.shinkikaitaku.jp
◆お辞儀の深さはどう使い分ける?
https://co-medical.mynavi.jp/contents/therapistplus/lifestyle/business_manner/1424/
お辞儀の深さは時と状況に応じて使い分けを
今回はお辞儀についてお話しします。
「お辞儀」と一口にいってもさまざまな種類があり、大きく分けると
①会釈(角度は15°)
②敬礼(角度は30°)
③最敬礼(角度は45°~90°)
の3種類があります。
◆もしもし - 語源由来辞典
【意味】 もしもしとは、人に呼びかけるときの言葉で、特に、電話で呼びかけるときに使われる。
【もしもしの語源・由来】
もしもしは、「申し(もうし)」を連ね短縮された言葉。
江戸時代には、「申し(もうし)」と単独で使われていた。
電話が開通された当初は高級官僚や実業家などしか電話を持っていなかったため、「もしもし」ではなく「おいおい」と呼びかけ、「はい、ようござんす」と返答されていた。
◆「もしもし」の語源と本来の意味・ビジネスの場面で使えるか
https://mayonez.jp/topic/4300
電話の呼びかけに「もしもし」が使われるようになったのは、電話交換手が中継ぎをしていた為、繋ぐ相手に失礼とならぬよう「申し上げます」と言っていたことによる。
日本で初めて電話交換業務が行われたのは、明治23年(1890年)12月16日、東京・横浜間である。
知っているようで知らない「もしもし」語源や由来は?ビジネスの場ではマナー違反って本当?最初に「もしもし」はかける方が言うの?誰でも1度は使った「もしもし」の謎を徹底解説。歴史から紐解くもしもしの世界。
はじめに
日本人なら誰もが一度は使ったことのある「もしもし」。しかし、「なぜもしもしなのだろう。」と、その意味や用法について考えてみると不思議に思ったことはありませんか?もしかすると社会人にとっては、「もしもしはビジネスではマナー違反」「仕事で使うのは望ましくない」と教えられた経験もあるかもしれません。
そんな人たちのために身近なのによくわからない、「もしもし」の謎を調査しました。
・謎1:「もしもし」の由来と歴史
解答:明治初期の「申し申し」が省略されて今の「もしもし」になった。
もしもしとは電話で応答する際、もしくは応答を呼びかける時に使う日本人なら誰でも知っている単語です。ちなみに辞書でひくと、電話の場面でつかう「もしもし」はあくまでも二番目の用例であり、電話以外で「もしもし」を使うこともあります。
「もしもし」
① 相手に呼びかけるときに言う語。
② 電話で話しかけるときに用いる語」
―――デジタル大辞泉より引用
そもそも「もしもし」とは、「申し申し」の音変化です。この「申し申し」とは感動詞で、意味は上に示した「もしもし」の①とほとんど同じです。それではどうして電話で使うようになったのでしょうか。
・電話と「もしもし」の関係のはじまりは明治にさかのぼる
日本に電話が導入されたのは今からおよそ130年前の明治23年(1890年)です。当時、電話は一部の上流階級の人々だけが持つことのできるものでした。昭和初めにかけては電話をする際には交換手を挟んで行いました。
ですから、初期には裕福な人が少々横柄に「おいおい。」と呼びかけ、交換手が電話の相手につなぎ、「はい、ようござんす。」と相手が返事をする、という流れが電話のマナーだったわけです。
しかし、電話が一般的になり庶民の手元にも届くようになると、交換手への気遣いとして要件を伝える前の話始めますという合図として「申します、申します。」と言うようになり、「申し、申し」、そして現代にも残る、「もしもし」へと電話のマナーが変遷してきました。
「もしもし」は妖怪対策
なぜ、「申します。」ではなく、「申します、申します。」と同じ言葉を2回繰り返したのでしょうか。
なぜ、「申します。」ではなく、「申します、申します。」と同じ言葉を2回繰り返したのでしょうか。
その理由は明治社会に色濃く残っていた「一声呼び(一声叫び)」と呼ばれる民間信仰にあるといわれています。「妖怪は人に向かって同じ言葉を二度言わない。」というのがそれです。妖怪や幽霊の不可思議な存在が今よりずっと身近にあった時代、人々は時に、「この人は本当に人間なのだろうか。」という疑念を抱くことがあったそうです。
電話をかける人はそれを見越して、「申します、申します。」と同じ言葉を2回言うことで、自分は妖怪ではありませんよと伝えました。近くにいない人の聞こえないはずの声が聞こえる電話は、当時の人々にとって、目新しくも、少し怖いような存在だったのですね。
◆畳語 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/畳語
畳語(じょうご)とは、単語またはその一部をなす形態素などの単位を反復して作られた単語をいい、合成語の一種である。
畳語を形成することを重畳(ちょうじょう)または重複ともいう。
次のような俗語的表現として用いられる畳語は世界の言語で見られる。
・幼児語(「おめめ」)や、それに類する愛称(「タンタン」)など
・オノマトペア(「ガタガタ」)
・強調(「とってもとっても」)
言語によっては、畳語がこれ以外にも様々な文法的機能を持つことがある。
◆ぎたいご【擬態語】
物事の状態・身ぶりを、それらしく表した語。例、にこにこ・べったり。
◆擬音語・擬態語 - 日本語を楽しもう! - コラム
https://www2.ninjal.ac.jp/Onomatope/column/nihongo_1.html
「ごろごろ」「しんなり」などの言葉は,一般に「擬音語・擬態語」または,「擬声語・擬態語」とも呼ばれていますが,これらはそれぞれどう違うのでしょうか。また,日本語の「擬音語・擬態語」にはどんな種類があるでしょうか。「擬音語・擬態語」の呼び名や分類のし方については,これまで多くの研究者がいろいろな名前をつけたり,分類したりしてきましたが,ここでは,金田一(1978)によるものを紹介します。
◆擬態語(ぎたいご)
「キラキラ」「ダラダラ」「フラフラ」のように,直接に音響とは関係のない状態を描写するのに用いられる語。日本語には非常に多い。単独で,または「と」を伴って連用修飾語として用いられるほか,「ピッタリだ」のように形容動詞になるものや,「スッキリする」のように「する」を伴って動詞になるものもある。ときには,「ガッカリ」「ドキッ」などのように,間投詞として用いられることもある。 (→擬声語 )
◆擬声語(オノマトペから転送) - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/擬声語
本稿では、一か所にまとめる都合上擬声語(ぎせいご)を擬音語と擬態語の総称として見出しに使っているが、擬声語という日本語の本来の意味は擬音語に同じ、または擬音語のうち人や動物の声を表したもの(広辞苑より)。 日本語では、典型的には副詞であるが、形容動詞(「(お腹が)ぺこぺこだ」)などとしても用いられる。
名称
当該概念を表す言葉は、日本語においては統一されていない。
古代ギリシア語の「ὀνοματοποιία()[2]」を由来とする英語の「onomatopoeia() [3]」およびフランス語の「onomatopée()[4]」を日本語発音にしたオノマトピア、オノマトペア[5]、オノマトペを用いる場合もある。 日本語訳は数多い。以下、いくつか例を挙げると
「擬声語」 - 『新英和大辞典』 研究社
「物声模倣」 - (同上)
「声喩法」 - 島村龍太郎 『新美辞学』
「擬声法」 - 『日本百科大事典』
「写音法」 - 黒岩大訳述 『雄弁美辞法』
「声喩」 - 増田藤之助 『英和比較・英語修辞学講義』
などがある(『レトリック事典』144-154頁に詳しい)。
日本の文部科学省が版行する『学術用語集』は「onomatopoeia」を「擬声語」としているため、本項はこれに準ずる。
擬音語、擬態語を合わせた総称としては、オノマトペ以外に音象徴語(sound symbolism)、象徴詞などの語も用いられる。
◆ ぎたいご【擬態語】https://ja.wikipedia.org/wiki/擬声語#擬態語
状態や感情などの音を発しないものを字句で模倣したものである。
(本来、擬声語には含まれない)。
「擬態語」をさらに下位区分して、「きらっ」「ひらひら」「ぶるぶる」のように外面的なありさまを表す「擬容語」、「ガーン」「ぎくり」のように内面的な感情を表す「擬情語」に分類する立場もあるが、厳密な区別は難しい。
また、日本語には「たっぷり」「ちょうど」のように擬態語と一般語彙の中間的なものもある。擬態語の多さは日本語の特徴でもある。
〔擬態語は、そのままの形で、または「-と」「-だ」「-する」など語によっていろいろな形で用いられる〕 → 擬声語
◆オノマトペ
自然界の音・声、物事の状態や動きなどを音(おん)で象徴的に表した語。音象徴語。擬音語・擬声語・擬態語など。
・イギリス onomatopoeia フランス onomatopée 「オノマトペア」とも言う。
◆日本語再発見(1)オノマトペの不思議な世界 | nippon.com
https://www.nippon.com/ja/views/b05602/
2017/09/18 イハーブ・アハマド・エベード 【Profile】
そばやうどんを「ツルツル」と食べればおいしそうなのに、「ズルズル」としたとたんになんだかだらしなく感じる。日本語のオノマトペ(擬音語・擬態語)が持つ不思議な世界とは。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます