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縄文人の志葉楽さんのブログ

日記や趣味を書く

◆せっぽう【説法】◆せっきょう【説教】◆寄席の高座

2019年04月14日 18時55分00秒 | 文化

◆せっぽう【説法】
《名・ス自》
1. 仏教の教えを説き聞かせること。
「釈迦(しゃか)に説法」(相手が熟知していて言う必要がないというたとえ)
2.転じて、物事の理屈を説き意見をすること。
 
◆せっ‐ぽう【説法】
〘名〙
① (━する) 教法を説きあかすこと。宗教の教義を説き聞かせること。また、その話。説教。
※醍醐寺本元興寺伽藍縁起并流記資財帳‐天平一九年(747)「其三尼等者、経云、応以比丘身得度者、即現比丘身而為説法、其斯之謂矣」
※仮名草子・竹斎(1621‐23頃)上「あら有難の御せっぽうや。又やがて参り候べし。南無阿彌陀仏南無阿彌陀仏」 〔維摩経‐仏国品〕
② (━する) 意見をすること。いろいろと言い聞かせること。また、その話。説教。
※小学読本(1874)〈榊原・那珂・稲垣〉五「其人となり堪忍強くして決して人を損害する事なく説法などしてよく人を教ふるを喜べり」
③ 河豚(ふぐ)をいう、僧侶の隠語。
※洒落本・世説新語茶(1776‐77か)坊客「ふぐの事は素人がてっぽうといふけれども夫じゃア知れるからせっほうといふのさ」
④ 明治期に、数学の「証明」をいった語。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕
 
◆せっきょう【説教】
《名・ス自》宗教の教えを人々に説き聞かせて導くこと。比喩的に、堅苦しい教訓・忠告。
「おやじの―」
 
◆説教 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/説教
説教(せっきょう)とは、宗教の教義・教典を、その信者や民衆に、口頭で説き明かすこと。また、そこで話される内容そのものを指す場合もある。転じて、目下の者に対して、教え導くために言い聞かせることや、堅苦しい教訓をいう場合もある(「親に説教される」など)。
本来の語義における説教の場面では、説教をする者(説教者、説教家)は、一般信徒や民衆よりも高度で専門的な教義・教典についての知識や見識を有する者であること、さらにそれをわかりやすく教え伝える能力に長けていることが期待される。
 
◆説教節 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/説教節
説経節(せっきょうぶし)は、日本の中世に興起し、中世末から近世にかけてさかんに行われた語りもの芸能・語りもの文芸。仏教の唱導(説教)から唱導師が専門化され、声明(梵唄)から派生した和讃や講式などを取り入れて、平曲の影響を受けて成立した民衆芸能である。近世にあっては、三味線の伴奏を得て洗練される一方、操り人形と提携して小屋掛けで演じられ、一時期、都市に生活する庶民の人気を博し、万治(1658年-1660年)から寛文(1661年-1672年)にかけて、江戸ではさらに元禄5年(1692年)頃までがその最盛期であった。
単に「説経(せっきょう)」でこの芸能をさすこともある。古くは「せつきやう」と仮名書きする場合が多く、「説経」「説教」両方の字があてられるが、現代では「説経」と表記するのが一般的である。説経(説教)はまた、これを演ずる芸能者をさすこともあり、その意味では「説経の者」、「説教者」(蝉丸神社文書)や「説経説き」(『日葡辞書』)のことばがある。
説経が唱門師(声聞師)らの手に渡って、ささらや鉦・鞨鼓(かっこ)を伴奏して門に立つようになったものを「門説経」(かどせっきょう)、修験者(山伏)の祭文と結びついたものを「説経祭文」(せっきょうさいもん)と呼んでおり、哀調をおびた歌いもの風のものを「歌説経」、ささらを伴奏楽器として用いるものを「簓説経」(ささらせっきょう)、操り人形と提携したものを「説経操り(せっきょうあやつり)」などとも称する[注釈 1]。また、近世以降に成立した、本来は別系統の芸能であった浄瑠璃の影響を受けた説経を「説経浄瑠璃」(せっきょうじょうるり)と称することがある。
徹底した民衆性を特徴とし、「俊徳丸(信徳丸))」「小栗判官」「山椒大夫」などの演目が特に有名で、代表的な5曲をまとめて「五説経」と称する場合がある(詳細後述)。
 
◆落語 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/落語
落語(らくご)は、江戸時代の日本で成立し、現在まで伝承されている伝統的な話芸の一種である。最後に「落ち(サゲ)」がつくことをひとつの特徴としてきた経緯があり、「落としばなし」略して「はなし」ともいう。「はなし」は「話」または「噺」とも表記する。

都市に人口が集積することによって市民・大衆のための芸能として成立した。成立当時はさまざまな人が演じたが、現在はそれを職業とする落語家によって演じられることが多い。

能楽や歌舞伎など他の芸能と異なり、衣装や道具、音曲に頼ることは比較的少なく、ひとりで何役も演じ、語りのほかは身振り・手振りのみで物語を進め、また扇子や手拭を使ってあらゆるものを表現する独特の演芸であり、高度な技芸を要する伝統芸能である。
 
◆見台 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/見台
見台(けんだい)は、書物を読んだり見たりするために用いる台。書見台(しょけんだい、英語: lectern, book stand, bookrest, bookholder (book holder))。また邦楽など日本の伝統芸能において、台本や譜面を見るために使用する台。現在では、書物をおくものを書見台、邦楽で使用するものを見台と呼び分けている場合が多い。また仏具の一種。
 
◆落語家 - Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/落語家
落語家(らくごか)は、落語を演じることを職業とする人。戦前は、寄席がおもな活動の拠点で、グループを組んで地方公演も行っていたが、戦後はその話術を生かしテレビやラジオの司会業、パーソナリティなどを行うことも多かった。話家・噺家・咄家(はなしか)は、「落語家」の古い表現である。

落語家の演ずる噺は大別して二種類ある。

落とし噺:噺(はなし)の終わりに「落ち(「さげ」とも言う)」がある噺。「落語」はこれに該当する。
人情噺:親子や夫婦などの情愛を主に描く話。噺の終わりに「落ち」が無いこともある。

1.の落とし噺を語るため、「落語家」という表現が生まれたが、現在はいずれの場合も「落語家」と呼ぶ。また「噺家」という呼称もほぼ同意語で使われており、落語家の中には「噺家」という呼び方を好む者もいる。

江戸時代には狂歌や雑俳に関わる人々など素人の咄家も活躍していたが、やがて烏亭焉馬や三笑亭可楽などの職業咄家たちがあらわれた。
 
◆高座・上下
http://www.rakugo.or.jp/kouza-kamishimo.html
高座
寄席の舞台を高座(こうざ)と呼びます。
語源は寺院、説教所で説教師が着く「講座」にあり、聴衆のいる平座より高く設けられたところから「高座」と書くようになりました。
文化四年に、講釈師の初代伊東燕晋の徳川家康の偉業を読む尊厳を理由にした出願を寺社奉行が許可して、三尺×六尺という畳一枚分の固定したものを高座と呼ぶようになりました。
 舞台式の高座が定着したのは江戸末期です。
 寄席の場合落語という話芸が主体ですので、背景に絵を書いたり、小道具を置いたりするということはありません。
 つまり噺の中の情景はお客様が自由に想って頂くと いうことです。この高座でちょっとした逸話があります。
 昭和48年3月に、皇后陛下古希の祝賀の余興として、六代目三遊亭圓生が御前口演をいたしました。
 その時に高座が両陛下より低い高さであったところ、圓生恐る恐る宮内庁の役人に「落語の演技は動作を含め全体が芸になっておりますので、もしお許しを頂けるならば、陛下より一段高く高座を上げて頂けませんか」と注文を出したそうです。
 早速陛下に伺いをたてたところ、「そういう事であれば一向に差し支えない」と仰せられたので、一段高く高座は作り直されたということです。
 事実、お客様の目線以上の高さがないと、演技がとても見ずらいものです。
 最後にもう一つ。
 鈴本の高座は桧ですが、座布団の前と右側を見て下さい、そこだけ白く削られています。
 なぜかといいますと、よく噺の中で戸を叩く場面がありますが、その時噺家さんは扇の要で高座を叩き、戸をた たく音を出します。
 それが積もり積もって高座が削られてしまったわけです。
 
◆上下
上下(かみしも)について御説明いたしましょう。
 一人で複数の人物を表現するには、ご存知のように右を向いたり左を向いたりしてセリフをしゃべりますが、この事を「上下をつける」「上下を切る」「上下をふる」などと言います。これがしっかりできないと、お客様の方で、誰がしゃべっているのかわからなくなってしまいます。
 もう少し詳しくご説明申し上げますと、客席から向かって右方を上手(かみて)左方を下手(しもて)といいますが、これは芝居の舞台に準じた設定、つまり花道があるほうが下手、座敷のあるほうが上手ということになります。従って話中の人物の位置も、顔を下手に向ければ上位の人、上手へ向ければ下位の人物を表します。上下の関係は、階級差、年齢順、性別、裕福度で決めますが、これに上体の動き、手の動き、向きの動きを大振りにするか控えめにするかで、人物の描写が出てきます。
例えば、上手を向いて「こんちわ」と言えば八五郎。下手を向いて「誰だい」と言えば、屋内の御隠居になります。反対に住人より上位の者が訪問してきた場合は、はじめ下手から来意を告げ、上手にいる下位の者が 「どうぞ」と促して、顔を下手から上手にまわし「よくいらっしゃいました」と言い、下手へ向き直って訪問者がしゃべり、これで訪問者が上座に座ったことになります。文章で書くとややこしいですが、実際の高座を見 て頂ければすぐお分かりになるかと思います。
 よくテレビ中継で、カメラを客席の両脇と正面に置いて、演者が上下をつけるたびにカメラを切り替える撮り方をしていますが、あれでは折角の上下の味が消えてしまいます。
 
◆落語辞典用語集 - 落語はじめの一歩|落語芸術協会
https://www.geikyo.com/beginner/dictionary_detail.html
・お囃子(おはやし)
芸人が高座に上がる時に使う、三味線や太鼓で奏でる音楽。また、それを演奏する人。
・高座(こうざ)
演芸が行なわれる舞台の名称。また、そこで演じること。
・高座返し(こうざがえし)
演芸の終了後、次の演芸の準備をすること。ちなみに、落語と落語の間は座布団を裏返し、メクリをめくる。
・出囃子(でばやし)
芸人が高座へ上がる時に、バックに流れる音楽。芸人によって専用の曲がある。
 
◆落語辞典インデックス 落語辞典用語集
https://www.geikyo.com/beginner/dictionary.html
落語に関わる言葉には、現代では聞き慣れない言葉もたくさんあります。
つい敬遠してしまいがちですが、意味やその由来が解ると、落語がより楽しく
身近なものに感じられるはず。いろいろ覚えて、普段の会話でさらっと粋に使ったら、
みんなに一目置かれるかも?寄席に行く前や行った後の予習復習にも、お役立てください。
 
◆★会場,および高座の作り方
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hakutyou3/neta.htm
今までみなさんに作っていただいた高座を公開します。これを参考にしてくださいませ。
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hakutyou3/neta.files/image002.jpg
http://www7b.biglobe.ne.jp/~hakutyou3/neta.files/image004.gif
2016年11月5日群馬県みどり市での健康講演会の高座が良く出来たのでここで紹介します。
これがベストな高座です。
講演60分やりますので高座の前に椅子をおいてもらいマイクも椅子の位置に合わせてあります。
落語をする時はマイクを短くして高座にあげます。ピンマイクなら立マイクはいりません。
そして高座と客席の距離が1メートル60センチ位しか離れていないことがわかると思います。
この位ぐっと近づけましょう。
高座の高さは高座80㎝+ステージ高さ40㎝で合計120㎝でお願いします。
 
◆こう‐ざ〔カウ‐〕【高座】の意味
1 寄席などで、芸人が芸を演じるための一段高い所。劇場の舞台に相当する。
 「高座をつとめる」「高座にのぼる」
2 天皇や将軍が、謁見などのときにすわる座席。
3 主賓・年長者などのために設けた高い位置の座席。上座。
4 寺院で、僧が説法などをするときにすわる一段高い席。

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