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自然エネルギー学校in小諸

2012-09-30 22:00:59 | 自然エネルギー

Cエネの会のメンバー3人で、長野県小諸市のエコビレッジで行われた自然エネルギー学校(PVネット主催http://www.greenenergy.jp/)に参加しました。1泊2日です。

PVネットが、市民が共同発電所をやるためのサポートセンターを立ち上げたというので、詳細を聴きに行くのが主目的でした。発電所の初期の資金を集めるのが大変なので、ファンドを、となるのですが、そのファンドが簡単に集められる仕組みでないのです。それをサポートするのがサポートセンターです。

小諸エコビレッジhttp://www.komoro-ecovillage.jp/は学校の跡地で、体育館で座学、構内で実学、ということでバラエティーに富んだメニューでした。運動上では秋祭りが開催中でした。

写真はある診療所の屋根で約15年間働いたソーラーパネルの性能をPV曲線を図って調べているところです。PVとは、電圧と電力の相関曲線のこと。嬉しいことに、一枚一枚調べた約50枚のすべてのパネルが正常な曲線を描くという結果になりました。

下の写真は、参加者が3班に分かれて、エコビレッジの構内で、どこにソーラーパネルを置けるか、測量したり、日当たりや日射角度を調べたりしている光景です。考え中のHさんが可愛いですね。

泊まりは薬師館という温泉旅館。個室は高いみたいでしたが、私たちは大部屋で雑魚寝、素敵な朝ごはんがついて、6000円。元福島県知事で原発政策に物申された佐藤栄佐久さんもいらしていました。下はご一緒だった、東京都杉並区の生活クラブ生協の方と記念撮影です。

各地で市民発電所が広がったらいいですね。


自然エネルギー学校(京都)に参加しました!

2012-09-08 22:45:03 | 自然エネルギー

京エコロジーセンター主催の自然エネルギー学校(全4回シリーズ)に参加しています。この日は2回目です。

会員になっているNPO気候ネットワークhttp://www.kikonet.org/から案内があり、「初心に還って、学ぼう!」と参加しています。分かっているようで分かっていなかったこと、新しい発見が毎回あり、参加の甲斐があります。

1回目:FITをどう使うか(和田武氏)2回目:市民がつくる太陽光発電所(林敏秋氏)3回目:地域発!バイオマス(松田直子氏)4回目:事業のためのファンドレイジング(竹村英明氏)

という、興味深いうえに豪華講師陣、受講料が4回で合計4000円と割安で、遠い京都ですが、参加を決めました。

このシリーズは京都議定書のCOP3(97年)をきっかけに始まり、なんと今年で14回目だそうです!中には2回目の参加の方もいらっしゃいました。3,11震災後に改めて学びたくなったのだそうです。

1回目の和田先生は、政府の調達価格等算定委員(5人)のお一人です。

10年ほど前のソーラーの価格はkWあたり100万円以上で、20年経っても元が取れませんでしたが、それでも有志の寄付で京都で市民発電所をたちあげたそうです。その記者会見では、キャッシュフローを公開し、「ドイツではこんなに儲かる(6,7年で元手を回収できる)のに、日本では・・・。ということを証明するために立ち上げたのだ。一口16万円で出資者を募って、それでもちゃんと出資が集まった。」とおっしゃっていました。経済ベースに載せることは大事なことですが、乗せることだけを考えてキャッシュフローと格闘する今日この頃、そのお話に改めてじ~んときました。我が家も当時の儲からないソーラーを自宅と診療所の屋根に設置しているのですが、初心に還らせていただきました。

2回目、この日の講師の林さんはワーカーズコープ エコテック http://www.ecotechnet.com/index.htmlの代表です。

全国の市民共同発電所に関わり、各地の自然エネルギー学校に関わっている老舗の団体です。ちなみに全国の市民発電所の第1号はあの田中優さんの足温ネット江戸川が99年に設置、第2号が01年よりの京都グリーンファンド(和田先生関係)だそうです。

7月からFITが始まって、電気代の明細書に「再エネ賦課金」「太陽光発電付加金」がそれぞれ、その家の電気使用量あたり0.22円/kWh、0.13円/kWh徴収されることへの(原発推進派、再エネ妨害派を中心とするだろう)批判を耳にしますが、請求書には書いていないけれども電気代に組み込まれている「原発付加金」は、林さんのお話で、0.9円/kWhだということでした。これもちゃんと表示してほしいですね。林さんは脱・原発派の熱い方でした。3回目のバイオマスも楽しみです。


山口からエネルギー維新

2012-07-26 13:08:49 | 自然エネルギー

たびたび徳島でも講演をされ、震災前からの彼の20年来の動きを知る人は「平成の坂本竜馬や!」と感じていた人も多いはず。(鎌仲ひとみさんと私に言われたそうです。)7月に始まった自然エネルギー買い取り制度の法律も13年前に彼がたたき台をつくりました。

その後、各地で自然エネルギーの市民ファンドを立ち上げ、全国に波及させ、震災後はマスコミに頻繁に登場するようになりました。

その飯田さんが故郷の山口知事選に出る噂を聞いた時、全県選挙の厳しさ(数十万の人に、組織なくしてその人のよさをわかりやすく伝える難しさ)を知る者として、今のままでも立派に大所高所で日本のために働ける人なのに、そのようなリスクを冒してほしくない、と思いました。

彼の周りにはそのような進言をする方も多数おられたと聞いていますが、決心したことは尊いと思います。彼の思いのこもった出馬の説明パンフを読んだら、冷静で聡明で時にシニカルな彼からは想像できないような熱い熱い思いが伝わってきます。

(抜粋)

「35年前、私は大志と不安を持って夜行列車に乗り、山口を後にしました。

そして今はみなさんとともに、未来に希望をつくりだす志を持って山口へ帰ってまいりました。」

明治維新をおこした山口の「維新のDNA」を信じ、しかも今度は、あのときの逆で、「山口が福島を助ける」ために維新を起こしたいって。

これはじっとしていられません。節約し、暇を探して2度の山口入り、事務所のコールセンターで、電話かけを手伝いました。徳島からは、優しい仲間も加わっての電話帳での無作為電話かけ。飯田さんを知る全国のボランティアが、東京から、大阪から、福岡から、愛媛からも電話をかけています。もちろん生まれ故郷の彼の仲間たちにも絶大の信頼があるようです。

立候補が遅く、厳しい状況ですが、少しづつ追い上げているようです。国交省の元官僚との一騎討ちです!

きのう、小郡で選挙カーに会えました。ソーラーパネルを乗せた選挙カー、飯田さんらしいですね。山口で奇跡を起こしてほしい!!!


どこかで発電できないか?

2012-06-07 23:34:05 | 自然エネルギー

美馬町と山川町の土地改良区の方から、小水力発電の可能性の簡易調査を依頼され、小水力利用推進協議会の調査班として出動しました。

美馬町のため池のお地蔵さまがいい感じだったので、パチリ。

水の流れを見ると、調査隊のメンバーと目測で「毎秒0.01トン」「0.03かな。」と皮算用し、落差と引力をかけ算し、発電機の容量の目安にします。

それに、ほぼ決まった200kW以下の小水力の買取価格(税抜き34円)をかけ算し、工事の採算ラインをみるところまでが私たちの仕事。工事費の見積もりはその道のプロでないとできません。有力だな、と判断すると、関係者に伝えたり、事業する人を探したり。

発電をするのに最も大切なのは「誰が事業をするのか」ということ。土地改良区なら水の受益者が最終的に助かるように、自治体なら住民の利益になるように事業が組み立てられ、順調にいけば成功です。もちろん、安全で持続可能なエネルギーが得られることは、誰にとっても利益のはずですが。

小さな実績でもモデルになれば、各地に広げることができます。

 


木頭で「シェーナウの想い~自然エネルギー社会を子供たちへ」上映会

2012-04-21 20:31:32 | 自然エネルギー

「シェーナウの想い~自然エネルギー社会を子どもたちへ~」の上映会を、那賀町の木頭文化会館で開きました。

シェーナウには、昨年6月に行ってきました。チェルノブイリ原発事故をきっかけに、エネルギーには素人だったお母さんたち数名が立ち上がり、今では13万人の顧客を持つ自然エネルギー会社になっている現場で、中心となられた素敵な女性ウルスラさんにお話をお聞きして、ツアー参加者は感動の涙・・・。それがドキュメンタリー映画になったのです。(この話はNHK総合TVでも紹介されていました)

山村留学お世話を長年してこられたKさんご夫妻、「きとうむら」のHさん、Nさん、細川内ダム反対運動資料館のTご夫妻などのご協力で実現しました。奥さんが山川出身のH薬局兼よろづ屋のご夫妻も、手づくりのお寿司でおもてなしくださって、木頭の人たちはいつもの温かいです。

上映会はもうこの日で県内7回目です。映画の日本語版を製作された佐山さん(写真右)が、原発事故後、西日本に移住を考え住まいをお探しで、なんと!この日偶然にも木頭に来られていて、自分の映画が上映されるというのに「びっくり!」して駆けつけてくださいました。ちょっと怖いですね(笑)。

 上映後は「節電」「省エネ」の話で盛り上がりました。最も手っ取り早い節電方法は、電力会社との契約A(アンペア)を1ランク下げること。アンペアダウンといいます。ところが、四国電力は家庭では20Aと50Aの2種類しか契約の種類がなく、アンペアダウンしにくくなっています。このあたりから要望していかねばなりません。