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ぽかぽか四国でニコニコブログ

気軽に綴れるブログをはじめてみました。

再エネのコーディネーター研修(6回目)

2013-02-01 21:50:15 | 自然エネルギー

大企業のための再エネでなく、「地域のための再エネを」と環境省の委託を受けた全国15地域のコーディネーターたちが、東京で2日間の研修を受ける。私にとっては6回目の研修となりました。

暗いうちに家を出て始発の飛行機に乗り、たっぷり2日間の研修、1日目の夜は懇親会で各地の情報交換をしホテルにつくのは深夜、2日目は最終の飛行機で帰宅も深夜となるこの研修は、運動不足と外食続きが結構体に堪えますが、得るものは毎回大きいです。特に、全国の仲間たちのやる気や実績には勇気づけられることが多いです。

今回初めてお会いできたNPO「再エネ事業を支援する法律実務の会」の代表弁護士:水上先生のお話はユーモアに満ちていながら、再エネを新たな国内成長産業と位置づけ、そのためには地域主役の事業こそ大事で、それを地方分権の分岐点とまで捉える気概に満ちた感動的な講義でした。

スタート時の買取価格が42円(税込)となった太陽光発電は、大企業にとっても世界的な投資的魅力に満ちたものだっただけに、来年度の値段がさがり、適地がほぼ大手に抑えられたあとはバブルがはじけ、結局再エネが普及しなかった、という結果になっては大変だという危機感を弁護士の皆さんも持っていただいていることに勇気を得ました。私たちもこれからまだまだ頑張り時です。

写真はみなさんの真剣な表情と、水上先生。


寒中お見舞い申し上げます。

2013-01-25 14:27:50 | 自然エネルギー

近くの山で、薪を生産しているお元気な84歳のUさんが、規格外の薪を安く分けてくれました。お連れ合いとお二人で山から木を切り出してたくさんの薪の束を作られていると思うと、超人!ですね。

2tトラックにいっぱい積んで、200束以上あったでしょうか?大人4人がかりで20分もかかって降ろしました。これだけあれば来年の冬も大丈夫ですね。丸一日家にいると、コンテナ1~2杯は燃やしています。

さくら診療所のチップボイラーもしばらくすると竣工します。化石燃料を燃やさないバイオマス生活が広がるといいですね。


佐那河内の良いものを自ら(水から)探す

2012-11-09 00:08:55 | 自然エネルギー

素敵な佐那河内村。たたずまいの良さは、看板がない、というのも大きな要因でしょうか?

その佐那河内で、「地元の良いものを探していく」という試みが始まります。

きっかけは再エネ協議会の理事である村長さんが、「エネルギーや食料で自立した村をつくりたい」ということを役場の産業課のみなさんと考えてこられたことでした。全国の専門家の方々もお手伝いしてくださることになり、受け入れを再エネ協議会がお世話します。役場主導で始まりますが、最終的には村の人たちがいきいきと取り組んでくださるように自然になっていくといいなと思っています。

この日は、水俣の「地元学」を全国に、そして世界にも発信している吉本哲郎先生のご指導により、「地域のあるもの探し」のノウハウを学ばせていただきました。

写真は家の周りの畑でいろいろなものを作ってほぼ自給自足をされているSさんにインタビューする吉本先生。私の班も同じ方にインタビューしたのですが、吉本先生の話を聞き出す力はすごい!!ということが、わかりました。(当たり前ですね)

私たちのインタビューは、新聞記者さんが聞いているのと同じようなQ&A的な感じになるのですが、吉本先生の手にかかると、村の人の人生が滲み出てきてそれはそれは感動的なストーリーが出来上がるのです!

午前中に村内を歩いて、インタビューして写真を撮る、午後は写真をプリントし、聞いたこと、事実のみをコメントして、記録を模造紙いっぱいに仕上げていきます。この作業が結構大変で、2時間の調査に記録は4時間もかかりました。

前晩は、村の古民家に泊まっていただき、世が耽るまで和やかな懇親会でした。そして山川まで帰り、帰宅後5時間で、翌朝はまた佐那河内入りし、朝ごはんをつくりました(写真)。急なイベントで都合がつかない人が多かったけれど、なんとかいろいろ無理してくれたみなさんのおかげで無事に終わってホッとしています。

 

吉本先生は、うちの旦那の宮崎大学の大先輩で、彼も佐那河内まで会いに行き、夜の講演、交流会を愉快に過ごしました。「苦しい時は笑顔」「美しく誤解させること」「冗談でもの事を考えて、実行するときは慎重に」など、示唆に富んだ吉本語録にうなるひとときでした。


藤野電力の挑戦

2012-10-09 21:53:11 | 自然エネルギー

神山で藤野電力の出張ワークショップ「太陽光パネルを組み立てるイベント」があるときいて、見学に行きました。

発電した電気を「四国電力」などの系統につながず、直接自分で使うことを「オフグリッド」といいます。相模原市の「藤野電力」はこういったオフグリッドの電源(自立分散型)を全国に増やしていこう!そして、各自がエネルギーについて考えるきっかけづくりをしよう、としている市民団体です。http://fujinodenryoku.jimdo.com/

もちろん「オフグリット100%」は難しいので、自分の使う電気の一部でもオフグリットでやってみよう、というものです。参加者はキットを購入し(4万円台)、組立を習って、持って帰り使います。私のような見学者がたくさん来ていました。

うまくつながって、みんなで記念撮影。夜だったので、太陽でなく蛍光灯の光で発電しているのでちょっと変ですが、まぁ、いいかっ!


自然エネルギー学校in京都 バイオマス編

2012-10-06 21:17:57 | 自然エネルギー

京都のエコロジーセンター(写真)で4回シリーズで行われるエネルギー学校の3回目はバイオマスでした。

エコロジーセンターは、京都議定書を記念して2002年に出来た施設。環境全般の様々な展示があり、徳島にもこんな場所が欲しいところです。

バイオマスエネルギーとは「植物由来の」エネルギーのことで、木質バイオマス(薪、炭、ペレットなど)による熱利用や発電、飼料・穀物系バイオマス(菜の花プロジェクトや天ぷら油の燃料油など)、糞尿系(家畜糞尿によるバイオガスなど)、廃棄物による発電などがあります。

この日の講師は、京都で市民活動から会社を起こして取り組んでいるという株式会社「hibana」http://www.hibana.co.jp/kyoto-pellet/about_hinoko.htmlの松田直子社長。「社長」というイメージとはちょっと違った素敵な女性でした。

日本の木材自給率は26%。比べて他の先進国は割合自国の木材をちゃんと使っているらしいです(写真上)。日本もこのところ徐々に自給率が上がっているようですが、価格が低迷し林業者は困っています。

ペレットストーブは、煙突の穴をエアコンの穴で代用できるので、京都の町屋やアパートでも大丈夫(ただし大家さんの許可を得て)だそう。灰もすごく少ないですが、製造時や運搬時のエネルギーが気になります。(我が家も導入済みですが・・・。)

この日、講演のあとに「薪ストーブの暮らし」事例報告をしてくれた山本奈美さんと偶然の再開!!5、6年前の水問題のNGOフォーラムで知り合い、その頃結婚した彼女には、もう2人の子どもさんがいるということで、たくましい素敵なお母さんになっていました。この本http://www.amazon.co.jp/%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%AA%E3%81%A3%E3%81%A6%E3%81%84%E3%82%8B%E3%81%AE-%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%A8%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%81%AE%E6%B0%B4%E4%BA%8B%E6%83%85%E2%80%95%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%AA%E3%82%BC%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%C3%97%E6%B0%B4%C3%97%E5%B8%82%E6%B0%91%E3%83%BBNGO-%E7%A5%9E%E7%94%B0-%E6%B5%A9%E5%8F%B2/dp/4939042391/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1352032426&sr=1-2の著者です。