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urban life

2008世界大会/浅田真央・中野友加里

2008-03-30 13:40:49 | フィギュアスケート

◆◇◆美しい日本のアスリート達
◆やっと、やっと観れた!仕事に追われいて、1週間もこの素敵な映像はおあづけだった。こうしてゆっくり観る”2008’世界フィギュアスケート大会”は、3人の日本選手が主役だったらしい・・。
..金メダルの価値
◆あの転倒には息を呑んだ・・。ギャラリーはおろか、ご当人さえしばしボー然として、状況把握に努めた。一瞬固まってしまった場内を、再び現実の世界に連れ戻してくれたのは、どこからともなく沸き起こった拍手だったろう・・。

浅田真央は、かつてない状況の中から不死鳥のように蘇った。トリプルトリプルを高い完成度で決め、トリプルアクセルの失敗など無かったかのように滑り、・・終った。フィニッシュには爽やかな笑みさえ浮かべた。(あぁ、コケたんだったっけ?)

神様の図りごと・・?
6分間練習の最後に高い完成度で飛び、喝采を浴びていたトリプルアクセルだから、誰もが”飛べる!”と予想しただろう。それが...飛ぶ前に、フェンスまでぶっ飛んでいくなんて...。         
だが、天は試練を与え、それを乗り越えたものに微笑んだのだった!

◆2月の足首の捻挫、ずっと傍に寄り添っていたアルトゥニアンコーチとの決別、浅田真央のFG世界大会は決して平坦な道のりではなかったはずだ。しかし、それを乗り越えて手に入れた今回の”世界一”の称号はより尊いものとなった。
練習では手に入らない、本番中の失敗からの復活は、浅田真央の魂に刻まれた宝となるだろう。


中野友加里の潔さに感動!
◇すばらしいアスリート魂を見せてもらった。中野友加里こそ、本物のやまとなでしこだ。謙虚な態度、弛まぬ努力、強い精神力、インタビューで発せられる言葉の一つ一つが魂の正しい在り方を示している。

◆2008’FG世界大会
で、最も賞賛の拍手を贈りたい人は中野友加里だ。金メダルもランキングもスポーツ(競技)の世界では最優先課題だろう。重要なことだ。スポーツはある意味ロボット的に身体を鍛え、技を磨き、競争して優劣をつけるものだ。しかし人はロポットとは違う。体内に心(魂)が宿る生き物だ。天性の素質の他に、環境づくりや精神力が重要なカギを握る。

私は中野友加里が早大生であること以外あまり知らないが、浅田真央・安藤美姫の向こうでずっと頑張っている中野友加里を垣間見てきた。今回の2008’FG世界大会ではほぼノー・ミスの演技を披露し、観客の大々喝采を浴び、その後の審判団の低ポイントにはブーイングが響いた。
しかし、中野友加里は満面の笑顔を浮かべたのだ。今出来ることはすべて出しきったので満足だと語り、不満のフの字もなかった。観客の審判団が下した低ポイントへのブーイングが中野友加里の心の代弁者となったろうし、観客の大々喝采やスタンディング・オベーションは紛れも無く中野友加里の心を満たすバロメーターになっただろうから・・。

男子FPで、ジュベールがジェフリー・バトルの演技にクレームをつけた四回転論争が話題になったが、この期に及んでジタバタするのは見苦しい。中野友加里の潔さこそ尊敬に値する態度だ。


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