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urban life

金城武とジョン・ウー監督

2007-11-25 16:18:02 | 金城武
◆◇◆またまた!エライことじゃ、エライことじゃ!                       =その3=

ジョン・ウー監督金城武は、どうやら小さからぬ縁で結ばれていたらしい。

2006年12月、第43回金馬奨授賞式に現れた金城武は、センセーショナルだった。この日ジョン・ウー監督と共に車から降り立った金城武は、それまでのイメージからは思いもよらぬ姿だったのだ。金城武はこの頃『投名状』の義兄弟(三男/ヤン)を撮っていたわけで、まだマスコミにもその姿は捉えられていなかったのだ。現場に居合わせた武ファンは、レアな金城武の髭面を受け入れるまで、しばし心の整理が必要だったろう・・。

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◆金馬奨授賞式で金城武はハリウッドで活躍するジョン・ウー監督と組み、最優秀作品賞の授与を行った。この時ピ-ター・チャンの『如果愛』は残念ながら最優秀作品賞は逸し、武は非常に残念がっていた。まさか、間もなく隣に立っているジョン・ウー監督と赤い糸(?)で結ばれ、壮大な仕事をする事になろうとは露知らず・・・。ジョン・ウー監督は記者のインタビューを受けて、『ぜひ金城武と映画を撮りたい』などと語っていたのだった。

◆其の頃ジョン・ウー監督は、中国の古典『三国志』を、『男たちの挽歌』のチョウ・ユンファとトニー・レオンで撮るべく準備を進めていた。ところが、キャスト発表前にトニー・レオンが脱落した。トニーは当時撮影中の『色・戒』で心身共に疲労困憊で、超大作『三国志』の出演は無理だとして出演を辞退したのだ。これがマスコミに洩れて何かと取り沙汰された。しかし、代役は早々と決まった。我等が金城武だった。

◆三国志と言えば日本でも、よく知られている中国の古典だ。マンガやテレビで、またゲームでもお馴染みの三国志だ。中でも、諸葛孔明関羽・超雲などと共に人気のキャラクターではないか。あのゲーマー(と言わせて頂いてよろしいでしょうか?)の金城武が知らないはずが無い!知っていれば諸葛孔明の偉大さも知っている。(でしょ?) 言語だって、何語を要求されても金城武は大丈夫だし。

◆それに『傷城』で共演し尊敬するトニーの代役だ。二人はお茶を贈ったり、日本の寿司やてんぷら屋の情報を教え合う仲なのだ。トニーは、金城武諸葛亮孔明を演じる知り(あるいは、武がトニーに相談したかも知れないが)諸葛孔明の考え方を教えたとか・・。

◆ところが何?? 今度はチョウ・ユンファがドタキャン!コトの真相など解らない・・。人間は誤解や嘘や間違いを犯す動物なのだ。・・・そしてトニー・レオンが復帰した。チョウ・ユンファが演じるはずだった周瑜の役で。 こうして三国志赤壁の戦い描く『RED CLIFF』は、数々のアクシデントを乗り越えて製作を開始した。それもこの11月いっぱいでクランクアップする。日本のマスコミも早くも活発に動き出している。

◆中国が国を挙げて応援し、空前の製作費が投入され、著名なジョン・ウー監督の下でトップクラスの俳優が競演したのだ、映画史に残る歴史絵巻を期待してもいいだろう・・。世界中のスクリーンで、輝ける金城武を観れるのはもうすぐだ。

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