増毛町ボランティアセンターblog

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まちづくり(自治)意識

2008年10月14日 | 勉強してみる
ボランティアセンターの事業ではないのですが、先日、洞爺湖町役場さんにお邪魔し、行政視察をさせていただきました。
洞爺湖町といえば、今年7月7日から9日までの3日間にわたって【北海道洞爺湖サミット】が開催された町として注目されましたが、効率よい事業遂行を目的として【行政評価システム】を導入している自治体です。
自主財源や地方交付税の減少により、地方自治体はどこも緊縮財政を強いられているのが現状でしょうが、それは洞爺湖町さんも例外では無く、『洞爺湖町行政改革大綱』を定め、その一環として事業評価に取り組んでいるとのことでした。
平成19年度は、176の事務事業について評価を実施したとのことで、資料説明の後、吉◆副町長さん等が快く質疑に応じて下さりました。
評価結果を見ると、【見直しを検討・調整】【20年度から継続して見直しを検討】【縮小】【廃止】といった文字が目立ちましたので、「見直した委託事業を職員が対応するとなった場合、公金の徴収等一般的に大勢の目に触れないような部分は別として、誰もが"おやっ?どうしたんだ?"と思うような事業では、住民の反応はどうですか?」と伺ったところ、「例えば、草刈りのような事業だと住民の側からお手伝いしましょうかといった申し出もありますよ」とのことでした。
増毛町ではこういった評価システムはまだ導入していませんが、事業の見直し(縮小・廃止等)は過去何年にもわたって行われていて、実際我がボランティアセンターも草刈りのお手伝い等をしているわけですから、「住民の気持ちというものは、どこの町でも一緒なんだなぁ」と、ボランティアに携わる人達の高いまちづくり(自治)意識を改めて確認し、感心したのでした。

運営委員長