goo blog サービス終了のお知らせ 

Garmin GPSmap 62s に「いどんなっぷ」製の山地図をインストール

2023年05月13日 | 山道具

 Garmin GPSmap 62sのファームウェアを7.2版から7.3版に誤って更新してしまい、N田氏から頂いたjnxファイルが読込みエラーとなり、地形図の表示ができなくなってしまった。

 以前、ファームウェアを7.2版に強制ダウングレードしたことがあったが、本サイトに久しぶりにアクセスしたところ、7.2版の掲載が終了(not found が表示される)というトホホな状況に陥ってしまった。

 他のサイトも探してみたものの、7.2版のファームウェアを見つけることができなかった。

 最新の電子登山地図は、2万円が基本。さて、どうしようとネットを検索していたら、Garmin日本法人が直販を開始する以前に販売代理店をしていた「いいよねっと」社がガーミン用の登山地図を提供していたのを思い出した。

 で、色々と検索しながら遠回りしてたどり着いたのが、「いどんなっぷ」製の縮尺20万分の1の「10m間隔等高線付きの地形図【10図郭セット】」だった。

 入手は、オークションで落札後、希望図郭(10図まで)、地図の表示言語等を指定するやり取りをして、後は地図ファイルをダウンロードするだけ。

 テスト用のファイルもオークションサイトに用意してあるので、ダウンロードして自機で地形図の表示を購入前に確認できるのは、安心して購入できる素晴らしいサービスと思う。

 ダウンロードしたlzhファイルの解凍は、Windows10ではデフォルト対応していないため、マイクロソフトからUnpackerをダウンロードする手間はあるけど、なにせ価格が魅力的すぎ。

 2000年の前半頃から更新されていない可能性の高い地図のため、地図の正確性に疑義がありそうではあるけど、車のナビには使わないし、山のマイナールートに一人で行く勇気はないしで、メジャールート専用の使い方であれば問題ないと判断している。

 Unpackerを起動して、解凍対象であるダウンロードしたlzhファイルを指定して実行すれば、地形データを格納しているimgファイルが解凍したフォルダ下に表示される。

nut

メニューは英語のみ。日本語表示は不可

 僕の場合、「いどんなっぷ」製の解凍後のimgファイルはコピーして、SDカードに作成したGarminフォルダの直下にペーストした。

nut

「いどんなっぷ」製の解凍後のimgファイルは、SDカードに保存

 10図郭以外の領域の地図は、日本語版OSMをダウンロードした。こちらのimgファイルは、Garmin本体の内蔵メモリにあるGarminフォルダの直下に保存した。

nut

OSMのimgファイルは、本体メモリに保存

 GPS本体の電源を入れて地図の表示を確認できれば、インストールは成功ということ。

nut

地図上の山名は日本語+英語表示。水色ラインはトラックデータ

 GPS本体をPCに接続し、Garmin BaseCampのアプリでも「いどんなっぷ」製の地図が表示されることを確認できた。

 標高データの入った「いどんなっぷ」製の地図は、検索したルートの断面図を目検できるので大変便利だし、解像度も十分な印象で、もっと早く手に入れておけば良かったと今更ながら思ってしまった。

 ローテクGPSではあるが、単3電池2本で1日以上は稼働する省エネ仕様、予備電池を持って行けば数日間の山行にも対応できる汎用性と手軽さは、お守りとしての圧倒的信頼につながっている。

 山行再開にあたり、スマホ+登山系アプリの導入も何度か考えてはみたものの実行に至らなかったのは、この敷居の低さと安価な登山地図を手に入れる事ができたから。

 僕の場合、ガラホ持ちからスマホ持ちに戻すスマホ代も加算されるため、ハイテクGPSへの切り替えコストは安くはないこともあり、自機が壊れない限り、オールドGarminをぶら下げた山行からの離脱はできそうにない。

nut

丹沢ロングをBaseCampで3D表示


最新の画像もっと見る