goo blog サービス終了のお知らせ 

ミニガスバーナー 自作 試行錯誤

2014年02月08日 | 火器

20140202_043018736_ios20140206_122643431_ios_220140207_105933500_ios

20140207_113601416_ios20140207_113614975_ios20140208_001652028_ios

 前回は、アルミのバーナーメッシュを作ったところで作業をストップしていた。

 繰り返すけど、高圧ガスを使うお遊びなので、良い子は絶対に真似しないように。

 しかし、アルミのバーナーメッシュは、1000度を超えるガスバーナーの温度には耐えられない。

 でも、真鍮板の穴あけ、曲げ加工は、大変そう。

 なので、何か代替品が無いかホームセンターを物色していたら、写真の排水口のゴミキャッチを見つけたので、手に入れた。

 価格は、300円くらい。素材は、メッキ加工された真鍮なので、耐熱性は高いと思う。

 バーナー本体は、実は試作機をもう2つ作った。

 最初に選んだマブチRE-140RAを中サイズとすると、

・マブチFA-130RAの小サイズ

・マブチRE-280RAの大サイズ

の2種類。

 それに合わせて、ノズルも燃料噴出口を少し広げたのも作った。

 燃焼試験を行ったところ、バーナー本体が小サイズの場合、ガスの流入量の調整が難しく、ブローアウトしやすく、また本体が火だるまになりやすかった。

 素材がモーターケースゆえの弱点で、吸気口から良くも悪くも燃料漏れを起こす。

 ただ、大中小サイズに共通して上手くいったのは、トーチ型の燃焼で、一本立ちのきれいなブルーフレームの燃焼を観測することができた。

 ノズルから出たガスをステンネットにぶつけて少しだけ拡散しただけのものなので、外装の大きさにかかわらず、どれも上手くいった。

 しかし、コッヘルのフラットな底面を温めるのにトーチ型はあまりにも非効率なので、ここで満足することなく、作業を続行することにした。

 色々試した結果、バーナー本体には、ガスのオーバーフローを起こしにくい大サイズのRE-280RAを選択した。

 排水口のゴミキャッチの余計な部分を切り取る。

 ガスの拡散のためのステンネットをゴミキャッチ内側に取り付けて、RE-280RAの上部に載せる。

 RE-280RAの底面にドリルで吸気口を開け、ノズルを取り付けたら試作機の完成だ。

 今日、東京は1989年ぶり?の大雪。

 そんな中で点火実験をしたところ、明るくて炎は見えないが、雰囲気としては良さげ。

 ガスを全開にしても、オーバーフローもブローアウトも無い。

 暗くなったら、もう一度試運転してみたい。

 ガスボンベもマブチモーターも排水口ゴミキャッチも、本来想定している使い方をしていないので、こんな使い方を推奨するつもりはない。

 なので、良い子は絶対に真似しないように。


ミニガスバーナー 自作 ノズル編

2014年02月01日 | 火器

20140201_041136000_ios20140201_041730000_ios_220140201_051716000_ios

20140201_051932000_ios20140201_052655000_ios20140201_053653000_ios20140201_101120000_ios20140201_100911257_ios

 ノズルを作り直すことにする。

 繰り返すけど、高圧ガスを使うお遊びなので、良い子は絶対に真似しないように。

 バーナーヘッドのノズル径が大きすぎたことが前回の反省点だ。

 チャッカマンのオリジナルのノズルは、明らかに径が大きすぎる。

 今回、目標にするのは、髪の毛の太さ程度のノズル径。

 ノズルに使う材料は、外径2mm、肉厚0.5mmの真鍮パイプ。

 これをターボライターで熱して、まずは直角に折り曲げる。

 ノズルとなる部分をニッパで斜めに切り落とした後、切り口にヤスリを丁寧にかける。

 しばらくすると、まさに髪の毛程度の穴が現れるので、ヤスリがけはそこでやめる。

 写真では見えないが、EPIのノズル掃除針が一応入る大きさ。

 真鍮パイプのモーター外装への取り付けは、タミヤのギヤボックスに付属していたシャフトストッパーを使う。

 真鍮パイプがすっぽ抜けないように、パイプを軸に外装をサンドイッチする。

 バーナーの脚は、後回しにして、ステンネットも何も付けずに点火してみると、ガスの勢いで火が消えてしまう。

 良い兆候だ。

 このままでは着火しないので、作り直す覚悟でアルミの整流板をヘッドにセットして点火してみる。

 ガスが出過ぎると、バーナー全体が炎に包まれるが、ガスの量に気を付ければ、小さい「ゴー」という燃焼音と共にまばらながらも勢いのあるブルーフレームを見る事ができた。

 未完成ではあるが、試運転はとりあえず成功と言えるだろう。

 残りは、バーナーのメッシュ部分の改良とバーナーの脚の取り付けだ。


ミニガスバーナー 自作 バーナーヘッド編

2014年01月25日 | 火器

20140119_040520000_ios20140119_045304000_ios

20140119_121225000_ios_220140125_020502399_ios20140125_023014988_ios20140125_030909182_ios20140125_031210714_ios20140125_042142140_ios

 あまり難しい事は考えずに、手元にあるパーツでバーナーヘッドの作成に取り掛かる事にした。

 バーナーヘッドは、なんとなくだが、円筒が良い。

 七味の入っている小さなスチール缶をイメージしたが、手元に在庫が無い。

 仕方なく、使っていないマブチモーターを分解して、ケース部分をバーナーヘッドに使う事にした。

 モーターの主軸受けをヤスリで削り、チャッカマンのノズルを差し込む。

 ノズルとビニールパイプをつなげば、バーナーヘッドの外装は完成だ。

 このままだと単なる火炎放射器なので、ガスの整流板を缶ビールの底で作る。

 缶ビールは、350ml缶を選択。

 素材が薄いので、加工はラク。

 切り取った底にガスが流れ出るように、それらしい穴をあける。

 周囲を切り取ったら、モーターケースに入る大きさに曲げて、そのまま差し込む。

 バーナーヘッドのカバーに100均の裏ごし器のステンレス網を切って、モーターケースに押し込めば完成だ。

 ドリルを使ってモーターケースの側面に吸気口をあける。

 見た目は、完ぺきなミニガスバーナーが完成した。

 恐る恐る着火してみると、バーナーヘッドが火だるまになった。

 吸気口からもガスがただ漏れてる証拠だ。

 写真は、ガス流入量を最小にした時のもの。

 火の大きさは親指程度で、単に火が灯っているだけ。

 とてもじゃないが、ガスバーナーと呼べる代物ではない。

 点火実験の結果分かったのは、チャッカマンのノズル径は大き過ぎるという事。

 ホエーブスやKoveaのバーナーヘッドの径の大きさを思えば、明らかに径が大き過ぎる。

 なので、バーナーヘッドを作り直す事にする。


ミニガスバーナー 自作 ガスパイプ編

2014年01月18日 | 火器

20140106_123400000_ios20140118_092825217_ios20140118_094747000_ios20140118_112917000_ios

 ガス調整弁が完成したので、ガスパイプの作成と取り付けを行う。

 ガスパイプには、家にあった海釣りの仕掛け用のビニールチューブを使う事にする。

 内径は0.6mmと細いが、素材がビニールなので薬品耐性が高い。

 なので、ブタンガスとの相性も大丈夫だろう。

 ガス噴出口に近い部分は、ノズルと一体になっているチャッカマンのガスパイプをまんま使う。

 チャッカマンのガスパイプ、目視確認する限り、内径は極めて細い。分解してみたら単なる塩ビパイプであることが判明した。

 使える持ち合わせの素材が無いので、この細いガスパイプをビニールチューブに差し込み、連結する。

 この連結部分をシリコンチューブに通して、パイプとチューブが外れないようにする。

 ガスボンベの口とビニールチューブは、ボンベに付属しているプラのアタッチメントで連結する。

 アタッチメントにビニールチューブを差し込んだ後、これも丸ごとシリコンチューブに差し込み、連結部分を接合する。

 試しに着火したところ、10cm程度の赤い炎が出た。

 更にネジを締めると、炎の上部だけが燃えるリフティングを確認することができた。

 これは、ガスの噴出量が多いときに起きる現象で、内径0.6mmのビニールチューブでも十分なガスが送り出されている証拠だ。

 今回、ガス調整弁のロック機構のプラ棒をL字形から平形にマイナーチェンジした。

 この方が躯体にネジ頭が干渉しないため、ガスの量を調整しやすい。

 次は、いよいよバーナーヘッドの作成だと思ったけど、パイプ部分からやり直すことにする。


ミニガスバーナー 自作 ガス調整弁編

2014年01月16日 | 火器

20140105_060128000_ios20140105_071255000_ios_220140105_072951000_ios_2

20140105_073110000_ios20140105_130942000_ios20140105_131552000_ios20140105_133709000_ios20140106_114823000_ios20140106_114913000_ios20140106_115417000_ios

 お遊びで、ライター用のガスボンベを使ったミニガスバーナーを自作する事にした。

 高圧ガスを使うお遊びなので、良い子は絶対に真似しないように。

 まず取りかかったのは、ガスの調整弁の作成。

 イメージしたのは、工具無しでガスボンベに脱着出来る調整弁。

 理由は、工具を持ち歩きたくないため。

 さらに理想を言えば、シンプルな構造が良い。トラブルは少ないだろうし、軽量化につながる。

 調整弁のメインとなる材料は、ボルドーバーナーのバーナーシートでも使った2Lビール缶の底とワカサギの電動竿置で使ったパーツたち。

 作成の手順としては、

1. 切り取った2L缶の底にボンベ缶のふちと同じ径をマジックで書く

2. マジックに沿ってドリルで穴をあけて、写真のように切り取る

3. ヤスリでバリを取る

 写真のように、ボンベ缶がピッタリはまれば、ガス調整弁の土台は完成だ。

 切り出したアルミ台に、次はノズルからガスを取り出すためのロック機構を取り付ける。

 ロック機構には、タミヤのユニバーサルプレートとM3ネジを使う。

1. L字形ユニバーサルプレートの中心にノズルがくるようにセット

2. ユニバーサルプレートの穴に合うようにアルミ台に径3mmの穴を2つ開ける

3. ユニバーサルプレートの片側に化粧ネジ、もう一方にL字金具を取り付ける

 これにより、L字金具でOn/Offを、化粧ネジでガスの放出量の多い/少ないを調整できる。

 ガスボンベにアルミ台とロック機構を装着して、試しにガスを出したところ、ガスの出るシュー音を確認できた。

 ただ、十分な量のガスが出ているかは、点火してみないと分からない。

 このアルミ台とロック機構を合わせた重さは14g。

 アルミ台の余計な部分を切り取ればもう少し軽くすることが出来るが、剛性の問題もあるし、この時点ではこれ以上いじらないことにする。

 調整弁をいじってガスを何回か連続放出してみたところ、ボンベ缶があっという間に冷たくなった。

 ボンベ缶の中の液化ガスが気化する際に、ボンベ缶の表面から熱を奪っていることが原因だが、表面積の小さいボンベ缶ゆえに、CB缶あるいはOD缶よりも気化熱の影響を受けやすいのだと思う。

 そうなると、液化ガスをボンベからまんま取り出して、バーナーヘッド部分で温めて気化(いわゆる「液だし」)して点火する方法が良いように思えてならない。

 ただ、ボルドーバーナーのようにガス管を渦巻の形状に加工するのは、作業としてかなり煩雑になる。

 バーナーヘッドとガス管をどうするかは、もうしばらく考えたい。


100均ウッドガスストーブ 祭りの後

2013年11月28日 | 火器

20131124_024622000_ios_2

Image_11_2

 Image_9_2ネイチャーストーブ祭りで、自作ウッドガスストーブを酷使してみた。

 普通に木っ端だけ燃やしている分には何も不安はないけど、烙梵さんの送風機と木炭の組み合わせは、さすがにやり過ぎたかなと思って、中を確認してみた。

 燃料を入れる筒の部分は、元は100均の丸缶貯金箱。

 写真の通り、銀メッキが完全に溶けてはいるが、変に穴があいたりはしていない。

 スチール缶は錆びるけど、めっぽう火に強いって事かな。

 オイルポットの取っ手は、ポットを移動できるので、まんま残した方が便利だと思う。


ネイチャーストーブ祭り

2013年11月24日 | 火器

20131124_012911000_ios20131124_013346000_ios_220131124_013856000_ios_2

 20131124_015223000_ios20131124_020004000_ios20131124_020139000_ios20131124_132214000_ios20131124_020338000_ios20131124_020900000_ios20131124_021125000_ios_220131124_021808000_ios20131124_030455000_ios20131124_031449000_ios20131124_032232000_ios20131124_030909000_ios20131124_023853000_ios_120131124_032840000_ios

 ネイチャーストーブを中心に色んなストーブを集めたネーチャーストーブ祭りを開催した。

 元をただせば、ボジョレー祭りが主ではあったが、各人が火遊び道具を持ち寄ったため、ボジョレー祭り兼ネーチャーストーブ祭りとなった。

 M氏は、市販のBBQグリルを持参。

 市販のBBQ台と備長炭との組み合わせは、まさに鉄板。

 備長炭でじっくりと焼いた鳥の半身は、ジューシーでうまかった。

 N氏は重さでは他の追従を許さない、マジックフレーム・ネクストジェネレーション(Magic-Flame Next-Generation)とスウェーデン軍のメスキットで参戦。

 初めて見るマジックフレームではあったが、まさにステンレスの塊で、コンパクトなのに重いったらありゃしない。

 一体どう言うコンセプトで製品化されたのか全く不明。重ければザックに入れて持ち歩く事はそんなにしないから、コンパクトにする意味は無いと思うけど。

 とは言え、広げたサイズがデカイから使った紙皿もまんま投入することができて、燃やす機能については、全く文句なし。

 スウェーデン軍の飯ごうは、アルコールバーナー、五徳、燃料ボトルがセットになったオールインワンのタイプ。

 全部が肉厚な素材でできており、歩兵というより機動部隊向けのメスキットかなと言った感じで、これもズシリと重かった。

 バーナーについて、イメージと違ったのは、いわゆるブルーフレームではなく、オレンジフレームだったこと。

 トランギアのアルコールバーナーのはずなんだけど。

 期待を裏切られたおかげで、アルコールバーナーを自作する輩が多い理由を理解できた。

 結局、味噌煮込みうどんはガスバーナーで仕上げた。

 ジーニ助氏は、100均のステン製のバットとクリップを組み合わせたBBQ台を披露した。

 クリップを外せば小さく折り畳めるスタイルは斬新で、パタパタと簡単にセットアップできるのもイイ。

 このBBQ台と烙梵さん(らくぼんさん)の送風機の組み合わせは、良かった。

 烙梵さん(らくぼんさん)は、ジーニ助氏が作ったなんちゃってシェラストーブのこと。

 この烙梵さん(らくぼんさん)の送風機に、僕の自作したウッドガスストーブを載せてみたけどピッタリで、消し墨がガンガン燃えた。

 電池式の送風機はイイ。いつか自分でも作りたいと思う。

 写真に写っている3つのヘッドを持つバーナーは、ジーニ助氏が最近手に入れたもの。

 キングギドラのようなバーナーは、Made in Chinaらしい。

 CB缶を燃料にできるのは便利だけど、強火だと輻射熱でバーナーヘッド近くのアルミ部品が溶けるらしいから注意が必要だそうだ。

 100均のオイルポットで作ったウッドガスストーブは、絶好調だった。

 燃料は、松ぼっくり、ワインコルクと木工細工の木っ端たち。

 送風なしで着火して、燃え続けた。

 ボジョレー祭りの方は、写真の通りで、ボジョレーだけで9種類はあったと思う。

 楽しい仲間と一緒にやる酒と火遊びは、最高だ。 


ボルドーバーナー バーナーシート兼アルコール燃料受け皿 自作

2013年11月22日 | 火器

20131122t000008_020131122t000009_1_220131122t000009_3_2

20131122t000009_420131122t000009_6_2

20131122t000009_7

 ボルドーバーナーのバーナーシート兼アルコール燃料の受け皿を自作した。

 ボルドーバーナーのヘッドは、地面すれすれの高さに設置されていて、燃料管の径の大きさもあり、地面とのクリアランスはほとんどない。

 つまり、バーナーヘッドの下に何かを置くにせよ、薄い物でないと置けないと言う事だ。

 取説を読むと、プレヒートはバルブを緩めてガソリンを数滴ヘッドにかけて点火する事になっている。

 接地面からのクリアランスがない中でコレをやると野焼きする事は避けられない。

 ホエーブス625を使った経験から、プレヒートはアルコールに限ると思っている。

 本体に煤が付かないので、掃除がラクなのが理由だ。

 クリアランスの無い中で考えたのが、バーナーシートを兼ねるアルコール燃料受け皿の作成だ。

 しかも、自作の五徳とジャストフィットするコンパクトサイズのものを作りたい。

 最初は、紅茶缶の蓋を考えたけど、良いサイズの物が見つからない。

 それで使ったのは、2Lビール缶の底の部分。

 厚みもそこそこあるけどアルミなので軽い。

 作業は簡単、まずは底の部分をハサミで切り出す。

 アルミなので大きいキッチンバサミがあれば簡単に切り出せる。

 形をざっくりハサミで整えたら、皿の周りをヤスる。

 周りをヤスったら、万力で凸型の底面を凹型に潰す。

 凹型に潰すことで、皿の高さを低くできる。

 バーナーが載っても皿がナナメに浮かなければ完成だ。

 スポイトで水を垂らしたけど、アルコール10mlは載せる事が出来る。

 大きめの皿なので、野焼き防止になると思う。

 プレヒートの効率を上げるなら、バーナーヘッド全体を覆えるカバーがあった方がベターだけど、これはおいおい作りたいと思う。

 皿の重さは7g。とりあえず完成。


ボルドーバーナー五徳 自作

2013年11月18日 | 火器

20131117t223108_020131117t223109_1_220131117t223109_5

20131117t223109_420131117t223109_920131117t223109_7

 径3mmのステンレス棒と径5mm×長さ10mmのスペーサーを使って、ボルドーバーナー用の五徳を自作した。

 1mのステン棒を長さ20cmにカットした後、バリを取るために両端をヤスっておく。

 20cmのステン棒を万力に挟んで端から7cmのところで直角に曲げる。

 同じように反対側も7cmのところで直角に曲げる。

 これで7cm+6cm+7cmのコの字形のステン棒が出来上がる。

 これを3つ作る。

 径5mmのスペーサーは、穴に大き目のプラスドライバーをハンマーで打ち込んで、一度広げておく。

 一度広げておくと、3mmのステン棒が中に2本入るので、ステン棒を入れたまま万力で潰す。

 写真で言うと、左がオリジナル、中央が広げたヤツ、右が潰したヤツだ。

 潰しが足りない時は、万力から出したスペーサーをペンチで潰せば良い。

 この時、潰し過ぎるとステン棒が入らなくなるので、注意すること。

 完成した五徳は、写真の通り。

 トップの正三角形の一辺の長さは6cmなので、五徳を動かさずにボルドーバーナーを出し入れすることも出来る。

 径3mmのステン棒は、ホームセンターで1mのものを380円で手に入れた。

 スペーサーは、ニッケルと鉄の合金製で、12個で100円だった。

 万が一スペーサーが熱で溶けたら、その時はその時で別の素材で作り直すだけ。

 ステンを扱った人にしか分からないと思うが、3mm棒と言っても相当な力を加えないと曲がらない。

 ダッチオーブンを載せるなら別だが、積載荷重については、普通に使う分には心配していない。

 今回の自作したボルドーバーナーの五徳の重さは、コネクター含めて36gと非常に軽い。

 持ち運ぶ時は、バラして収納できるので、サイズも実にコンパクトだ。

 プレヒートは、アルコールを使うつもりなので、プレヒート用の小皿を調達したい。

 プレヒート用の小皿が揃えば、いよいよ点火だ。


ボルドーバーナー ハードケースを自作

2013年11月17日 | 火器

20131116t171901_020131116t171901_2_220131116t171901_4

 20131116t171901_620131116t173238_2ボルドーバーナーの燃料は、ホワイトガソリン。

 白ガスがザックの中で漏れる可能性はゼロでは無いため、できれば密封できるハードケースが欲しい。

 アルミ製のロングな丸缶が理想的だが、見つからない。

 ちゃんとした入れ物が見つかるまでと、当面の使用に耐えうるハードケースを自作することにした。

 使うのは、100均で売っている1Lのポリタンクで、商品名は「ペンギンクーラー18型」。

 材質は、ポリエチレンで、耐熱温度は70度、耐冷温度は-20度と表記されている。

 この容器を2つ買って、写真のようにざっくり2:8(ピンク)と6:4(ブルー)の割合になるようにカットする。

 8の割合でカットした方を容器のオスに、4の割合でカットした方をフタとなるメスにして、合わせれば完成だ。

 素材が柔らかいから、何もしなくても合わさる。

 断面がギザギザになってしまったら、フラットになるように切り直せば良い。

 ボルドーバーナーの高さより少し深めの容器をイメージしてカットしたのち、底面と上面に低反発素材を入れる。

 写真の通り完成したが、バーナー本体が2個は入るほどの幅広なので、余分なスペースには風防、五徳、燃料タンク、カテラリー類を入れるつもり。

 ケース、低反発素材合わせた重量は、100g。

 ボルドーバーナーは、ヘッド部分を強くネジ込むとネジがすぐにバカになるらしいから、ガソリン漏れのリスクは高い。

 燃料注入口のパッキンは鉛らしいので、ここもあまり信用できない。

 移動中のガソリン漏れのリスクを考えると、ハードケース追加による100gの加重は仕方ないとあきらめることにする。

 ボルドーバーナー本体とバーナーコックを合わせた重さは261gあるから、ハードケースを含めると361gになる。

 この自作のハードケース、高さを切り詰めれば、KOVEAのバーナーヘッドのケースにも流用できると思う。

 工作費200円のハードケース、出来としてはこんなものだろう。