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ミニガスバーナー ガス調整弁を新調 自作

2016年08月11日 | 火器

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 山行に備えてミニガスバーナーのガス調整弁を新調した。

 以下、ガスを使うので、良い子は真似をしないように。

 使うのは、水槽のエアレーション調整バルブ、100均の小麦粉袋用アタッチメント、燃料缶に付属していたライター用アタッチメント(赤い部品)。

 100均の袋用アタッチメントの中央に穴を開けて、バルブをねじ込む。

 現物合わせでバルブの脚を適当な長さにカットして、ライター用アタッチメントを差し込む。

 長さが決まれば、バルブをM3のネジで袋用アタッチメントに取り付ける。

 ガス漏れ防止にライター用アタッチメントとバルブ脚をシリコンチューブで覆えば完成だ。

 ガス調整弁の内径とガス缶のリム外径が微妙に合わないので、エアレーションのチューブをカットしてスペーサー替わりに取り付けた。

 完成したガス調整弁の重さは、19g。

 夕方になって点火実験を行った。

 火力が安定しているので、調整弁からのガス漏れはなさそう。火力の微調整も問題ない。

 旧ガス調整弁は、共用ガスボンベのノズルに合わせて脚の長さを調整しているので、新しいボンベ缶とは微妙に合っていなかった。

 ガス調整弁 19g

 ミニガスバーナー1号機 24g

 風防兼五徳 46g

 ガス缶(満タン時) 189g

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 合計 278g

 これに製氷アルミカップ(92g)を加えると、全部で370gになる。

 自作ものは、オウンリスクで。


焚き火台Lは、焚火専用

2016年08月07日 | 火器

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 スノーピーク焚火台Lは、スノーピークのツインバーベキューボックスProと同じ時期の、多分、2008年か2009年頃に手に入れた。

 バーベキューボックスProで調理できるので、焚火台Lはもっぱら焚火専用として使っている。

 デフォルトで付いてくるのは、焚火台と悪評高いペラペラの収納袋。

 黒色の「焚火台ベースプレート」、火床の真ん中にセットする「焚火床Pro19」、「焚火ツールセットPro」は、後付けで手に入れた。

 「焚火床Pro19」は、既にカタログ落ちしているようだけど、これは火床をかさ上げして、燃え残しを少なくするためのもの。

 焚火台Lで調理する場合は、「焚火床Pro19」ではなく面積の広い「焚火床ProL」を装着する必要がある。

 「焚火床ProL」を装着すれば、より少ない燃料で広い燃焼面積を確保できるため、燃料効率が上がる。

 ウッドデッキで使う場合は、デッキ保護のため「焚火台ベースプレート」は必須だろうけど、地面置きなら全く不要。

 風が吹けば、灰は飛び散る(灰受けとして機能しない)し、ベースプレートがあっても無くても、焚火台Lの5.3kgの自重で本体は十分安定して自立する。

 「焚火ツールセットPro」は、全くもって不要だと思う。

 ステンの丈夫なトングがあれば、火床の調整は十分できるし、なにせ「焚火ツールセットPro」の重さが1.7kgもある。

 ここまで立派でかつ重いと、薪ストーブか暖炉向き(据え置き型用)と言って良いと思う。

 焚火台Lは、折りたたむとかなりコンパクトになるけど、なにせ重いのが難点。とても持ち運ぶ気にならない。

 焚火台の内側は、ヤニやススが焼き付いて真っ黒だけど、外側はなかなか良い焼き色が付いている。

 何度となく使っているけど、焚火台Lは分厚いステン板で出来ているので、熱による変形は全く無く、うたい文句の通り、メンテ不要なのはラクで良い。


自作ミニガスバーナーのガス缶をグレードアップ

2016年07月09日 | 火器

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 東京パイプ社の「共用ガスボンベ」のガス容量は、満タンで40g。

 自作ミニガスバーナー1号機で400mlの水を沸騰させるのに必要なガス量は、10g。

 「共用ガスボンベ」1本で水1.6Lを沸かす計算になる。

 ただし、この計算は標高20m程度の都内のベランダでの話し。

 1泊の山行であれば、「共用ガスボンベ」が1本あれば全く問題ないことを確認しているが、2泊で3000m級のテン場となると、かなり心もとない。

 タバコ売り場を物色して見つけたのは、日本瓦斯社の「プリンス ライター ガスボンベ」。

 ガスの容量は、満タンで130g。

 非常に好都合なのは、容量は違えどガス缶のヘッドの形状がほぼ同じであること。

 なので、自作したガス調整弁をそのまま使うことができる。

 プリンス缶の中身は、LPGと書いてあるけど、値段から推測するにブタンガスだと思う。

 プリンス缶を自作ミニガスバーナー1号機に接続して試運転してみたが、ガスもれもなく問題なく燃焼することを確認した。


久しぶりのミニガスバーナ1号機の湯沸し実験

2016年05月04日 | 火器

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 2016年5月4日(水)、都内の天候は晴れ。やや風が強い。

 最近の日帰り山行の場合、火器を持って山へ行くことが無くなり、自作ミニガスバーナーの出番がない。

 ちょうどお昼時なので、久しぶりに湯沸し実験を行うことにした。

 実験のセットは、いつもの通り。

 自作ミニガスバーナー1号機、ライター用ガスボンベ、100均自作ガス調整弁、ビール缶底で作った自作バーナーシート、改良デルタインサルマグ、製氷アルミカップ、100均シリコンふた、100均自作なべつかみ。

 タイマーをセットして燃焼実験スタートした。

 炎天下なので、炎は目視できず、燃焼音と熱気だけが頼り。

 ゴーと力強い燃焼音が聞こえる。

 外気温は26度もあり、燃焼に外気温の影響はなし。

 タイマーで計測したところ、水400mlがグラグラに沸くまで6分30秒だった。

 今回使ったブタンガスの量は、10g。

 日本LPガス協会発表のブタンの単位発熱量は、49.7MJ/kg。

 湯沸かし実験で使ったブタンガス10gの発熱量は、

 49.7MJ/kg×10/1000=0.4970MJ

 1MJ=239.10kcalなので、

 0.4970MJ×239.10kcal/MJ=118.83kcal

 結果、400mlの水を沸騰させるのに、118.83kcalを使った計算になる。

 前回の実験では、同じ400mlの水を沸騰させるのに、ブタンガスで9g、発熱量で106.95kcalだった。

 なので、ミニガスバーナー1号機の発熱量は平均すると約113kcalという計算になる。

 水が沸騰するまで6分30秒かかったので、

 113kcal×60分/6分30秒=1043.08kcal/h

 となり、発熱量はやはり市販品の1/4程度ということになる。

 久しぶりにミニガスバーナー1号機を引っ張り出したが、ちゃんとお湯を沸かせたのでひと安心。

 パン食で済ませてしまう今日この頃、こいつの次の出番はいつになるのか。

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 2016年5月4日(水)19:27追記

 バーナーの炎を目視したくて、夜に点火してみた。

 炎がキレイに広がっている。

 これで出力は、3/4程度。

 満足。


第3回ネイチャーストーブ祭り

2015年11月30日 | 火器

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 2015年11月29日(日)に夢の島公園のバーベキュー広場で3回目となるネイチャーストーブ祭りを行った。

 ネイチャーストーブ祭りは、ボジョレー・ヌーボーの解禁日に合わせて開催しているが、今回は解禁日からやや遅れての開催となった。

 天候は、晴れ。風が少し吹いている。

 今回、ネイチャーストーブは、100均オイルポットで自作したウッドガスストーブ1台のみ。

 残りの火器は、M店主のBBQグリルとガスバーナーが5台ほど。

 参加人数は、大人18名と小人5名。

 BYOなので、酒とツマミは各自で持ち込むスタイルだ。

 炭火で焼いたリブと鳥もも肉、カナッペ、マッシュルームの生ハム詰め、牡蠣のバター焼き、牡蠣飯、豚汁、鳥ハム、ショートリブのトマト煮、モツ焼き、鳥唐揚げ、などなど参加者自慢の手料理と惣菜が所狭しとテーブルに並んだ。

 酒は、ボジョレー・ヌーボーを中心に、ビール、赤白ワイン、日本酒、ウイスキーがまさに売るほど集まった。

 楽しい時間はあっという間に過ぎて、16時にはお開きになった。

 空いたボトルの数は、20本。

 ビールは、数えきれないほど空いた。

 久しぶりに記憶を飛ばすほど飲んでしまった。

 美味しく、楽しい1日だった。

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 第1回ネイチャーストーブ祭り

 第2回ネイチャーストーブ祭り


ミニガスバーナー1号機 風防兼五徳を新調 自作

2015年09月16日 | 火器

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 自作ミニガスバーナー1号機の風防兼五徳を新調した。

 材料は、100均のケーキリング。材質は、ステンレス。

 ケーキリングの横にガス管の通る穴をあけて、バーナー本体をセットする。

 上部に自作したミニガスバーナー2号機の五徳をセットすれば、完成だ。

 この風防兼五徳の重さは、45g。

 ミニガスバーナー1号機と自作したガス調整弁の重さが46g。

 なので、ガス缶を除いた自作ミニガスバーナー1号機と風防兼五徳を合わせた重さは、91gだ。

 写真は無いけど、湯沸し実験をしたところ、問題はなさそう。

 シルバー・ウィークのテン泊山行に持参するつもり。


ツインバーベキューボックスPro 廃盤になってた

2015年09月02日 | 火器

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 スノーピークの「ツインバーベキューボックスPro」が廃盤になったのを知ったのは、つい先週のこと。

 どうやら、「ツインバーベキューボックスPro」がカタログから姿を消したのは、2012年のようだ。

 僕がこれを手に入れたのは、多分、2008年か2009年頃だった。

 当時、買ったおまけとして、スノーピークのロゴの入ったステンのマグカップをもらった記憶がある。

 バーベキューグリルは、ずっとウェーバーのチャコールグリルを使っていた。

 トップの写真がそれ。多分、20年くらい前のモデルだと思う。最近のモデルとは異なり、取っ手は木製だ。

 ウェーバーの最大の利点は、フタ付きであること。フタがあるので、蒸し焼き、スモークを1台で出来るし、熱効率も良い。

 難点は、サイズ。大は小を兼ねるが、収納がやっかい。バラすとしても3本の脚を取り外す程度しか出来ない。

 その点、「ツインバーベキューボックスPro」は、携行出来るサイズに分解出来る。

 オプションでキャリーケースも手に入る。

 オールステンなので、半永久的に使える。

 さすが、ステンの都、燕三条。と勝手に盛り上がって手に入れた。

 写真の通り、使い倒して焼き付きが目立っているが、7、8年使ったインプレッションを記す。

 「ツインバーベキューボックスPro」の良い点は、オールステンの気楽さ。

 洗って、適当に乾かして片付けても、本体が錆びることは無かった。

 夏は庭が苔生すほど湿度の高い山小屋に置いているが、全く問題無し。

 物置に小さく収納出来るサイズまで分解出来るのも良い。

 ただ、分解出来るゆえにパーツが多く、洗う作業がめんどい。

 分解した脚(8本)と金網(2枚)と引き出しグリル(4個)、本体、カバー兼トレイを含めると、16個のパーツで構成されている。

 気にしなければ、金網と本体だけの掃除で良いが、そうはなかなかいかない。

 調理した食材からのドリップ、油はねがあるので、最後は全部洗ってしまう。

 ネットで見ると、燃焼に問題ありというコメントがあるが、僕は不完全燃焼したことは無いので、そもそも種火が小さかったのかもしれない。

 燃焼が足りないと思う時は、引き出しグリルを手前に少し引いて空気の通りを良くすればOK。

 引き出しグリルを完全に閉めてしまうと、吸気は本体サイドからのみとなり、燃焼スピードは落ちる。

 なので、じっくり焼く時は、引き出しグリルを完全に閉めてしまえば良い。

 火力調整は、本体サイドのリフトバーを上げ下げして、焼き網の高さを調整して行う。

 ただし、リフトバーを上げるには、デフォルトで付いている専用の金網を一旦取り外す必要がある。

 金網を外す→リフトバーで高さ調整→金網を戻すという作業がめんどいため(特に調理中は)、結局は燃えている炭を火床に散らすか、炭を追加するかで火力調整を行う。

 引き出しグリルを手前に引けば、調理中でも炭を追加できる。なので、火力調整は炭をいじる方がラク。

 引き出しグリルは、2つのパーツで構成されている。

 穴の開いた火床が底上げされていて、吸気は底とサイドから行う仕組みになっている。

 金網は、100均網を買って使い捨てると洗う作業を省略できる。僕はやらないけど。

 本体カバーは、フックが四角に付いていて、脚に取り付けてトレーとして使うことができるが、なんだかんだで上から灰が落ちてくるのでほとんど使わない。

 理解不能なのは、本体に付いている取っ手。

 なぜか、片側だけに付いている。

 片手でブランブラン持てる重さなら分かるが、10kg近い重さがあるので、それは無理というもの。

 片手落ちとは、まさにこのことを言うのだろう。

 16個のパーツで構成されるBBQコンロを作る発想と技術は、さすがとメイド・イン・ジャパンもといメイド・イン・ツバメサンジョウだと思う。

 廃盤になったからには、大事に使いたいと思う。

 「ツインバーベキューボックスPro」を手に入れた後、スノピのスモーカーと焚き火台Lも手に入れた。

 スノピloveは、その後どこかへ行ってしまったが、7、8年経ってどの製品も現役なのは、スノピ製品のクオリティの高さを表していると思う。


ミニガスバーナ1号機の湯沸し実験と発熱量の計算

2015年05月30日 | 火器

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 いつかやってみようと思っていた自作ミニガスバーナー1号機の湯沸かし実験を行った。

 実験場所は、ベランダ。外気温は、24度。風は、少しだけ吹いている。

 製氷カップに水400mlをいれた。

 湯沸かし実験前のミニガス缶の重さは、44g。

 自作ミニガスバーナー1号機の火入れは、かなり久しぶり。新ノズルに取り替えたのは、今年の1月なので、実に4ヶ月ぶりに点火することになる。

 シリコンチューブの緩みを確かめてから、ガスを少量出して着火。一発で点火した。

 1号機の風防兼五徳の上に、2号機の風防をはめる。その中心に1号機をセットする。

 点火して、火力を徐々に上げる。

 風に揺られて、青炎が五徳の隙間から時々チラチラと見える。

 風防でバーナー全体をすっぽり覆っているので、絵的にはどうしても地味になる。

 かすかに聞こえるゴーという燃焼音と風防から伝わる熱だけが頼り。どうやら、不完全燃焼はなさそう。

 グラグラと400mlの水が沸騰するまで、6分57秒かかった。

 実験後のミニガス缶の重さは、35g。ブタンガスを9g使った計算になる。

 炎の見た目から、1号機の方が火力が高いかなと思っていたが、沸騰までの時間を比べる限り、やはりそうみたい。

 前もやった発熱量の計算をやってみる。

 日本LPガス協会発表のブタンの単位発熱量は、49.7MJ/kg。

 湯沸かし実験で使ったブタンガス9gの発熱量は、

 49.7MJ/kg×9/1000=0.4473MJ

 1MJ=239.10kcalなので、

 0.4473MJ×239.10kcal/MJ=106.95kcal

 結果、400mlの水を沸騰させるのに、106.95kcalを使った計算になる。

 自作ミニガスバーナー2号機は、水350mlを沸騰させるのに59.414kcalの発熱量だった。

 仮に2号機で400mlの水を沸騰させた場合、

 59.414kcalJ×400/300=79.219kcal

 となるため、やはり1号機の方が発熱量が高いということになる。

 しかし、2号機はこの場合、消費するであろうブタンガスは、6.7gとなり、9.0g使った1号機の方が、燃費は悪いと言うことになる。

 例えるなら、50ccの原付と80ccの小型スクーターで同じ距離1kmを速度30km/hと50km/hで進むとどっちが早く着くかを比べるようなものだと思う。

 ちんたら走っても良いなら、原付が良いが、少しでも早く着きたいなら、小型スクーターだろう。

 市販の代表的なバーナーの発熱量を3600kcal/hだとすると、1号機の発熱量は、時間あたり、

 106.95kcal×60分/6分57秒=923.31kcal/h

 となり、市販品のおおよそ1/4程度ということになる。

 なので、1号機でお湯を沸かすと、市販バーナーの4倍はかかるということ。

 自作ミニガスバーナー1号機のサイズを考えると、こんなものかもしれない。


ミニガスバーナー2号機 実戦投入

2015年05月25日 | 火器

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 2015年5月24日(日)、自作ミニガスバーナー2号機一式を持って、生藤山へ向かった。

 最近の山行では、カップラーメンを調理する時間が取れず、菓子パン・オンリーのスタイルが続いていた。

 今回、生藤山で珍しく時間が取れそうだったので、自作ミニガスバーナーを実戦投入することにした。

 振り返ると、今年の2月15日に自作ミニガスバーナーの点火実験をして以来の火入れである。

 さて、実験をしたのは、生藤山から少し先に行った三国山頂。標高は、960m。

 天候は、晴れ。風はない。外気温は、以外にも涼しくて、22度だった。

 シリコンのガス管の緩みを一通り点検してから点火したところ、一発で着火した。

 製氷カップに水をざっくり500mlほど入れて、湯沸かしを開始する。

 風防の煙突効果もあってか、風防下部は熱くならず、見た目、燃焼に問題なし。

 シューという静かな燃焼音が聞こえる中、おおよそ10分で水はグラグラに湧いた。

 先の点火実験では、9分かかっているので、10分は想定内。

 カップラーメン1食分のお湯を沸かすだけの火力性能を確認できた。

 結果は、オーライということだろう。

 富士山を見ながらの点火実験は、これにて終了。


ミニガスバーナー2号機の熱効率

2015年02月16日 | 火器

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 写真は、ミニガスバーナー2号機の湯沸かし実験の時に五徳にした2mmの真鍮パイプ。

 写真のように、熱とコッヘルの重みで歪んでしまった。

 気になったので、自作ミニガスバーナー2号機+風防兼五徳の燃焼効率をざっくりと計算してみた。

 日本LPガス協会発表のブタンの単位発熱量は、49.7MJ/kg。

 湯沸かし実験で使ったブタンガス5gの発熱量は、

 49.7MJ/kg×5/1000=0.2485MJ

 1MJ=239.10kcalなので、

 0.2485MJ×239.10kcal/MJ=59.414kcal

 結果、350mlの水を沸騰させるのに、59.414kcal使った計算になる。

 続いて、理論値の計算。

 1Lの水の温度を1度上げるのに必要な熱量は、1kcal。水温20度(仮定)、350gの水の水温を100度に上げるために必要な熱量は、

 1kcal/L/度×350/1000×(100-20)=28.000kcal

 結果、ミニガスバーナー2号機の熱効率は、

 28.000/59.414×100=47.127%

 以下、ジェットボイルの公式HPより転載。

 「(途中省略)一 般的なクッカーの熱効率(30~40%程度)に比べて、ジェットボイルのクッカーは80%以上の高い熱効率を発揮し、ガスの消費量がおよそ1/2程度。(途中省略)」

 これが本当であれば、ミニガスバーナー2号機+風防兼五徳の熱効率は、一般的なクッカー以上、ジェットボイル以下ということになる。

 消費したブタンガス5gから計算される熱効率を考えると、湯沸かし実験の結果にあまり違和感はない。

 これを確かめたくて、めんどい計算をやったようなもの。

 少しだけスッキリした。

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 以下、後日、追記。

 湯沸かし実験では、沸騰まで約9分かかった。

 この9分の意味を考えてみた。

 熱効率が50%のバーナーAと同じく熱効率50%のバーナーBがある。同じ350mlの水を沸騰させるのに、Aは4分30秒、Bは9分かかったとする(Bは、ミニガスバーナー2号機と同機)。

 どちらのバーナーが優秀なのだろうか。

 AもBも同じ350mlの水を沸騰させたので、使うブタンガスの量は、同じ5gになる。

 Aの方が早く沸いたので「Aのバーナーの方が優秀」と言うのは、この場合、間違い。

 「Aの方が時間当たりの消費カロリーが高いので、早く沸いた」と言うのが正しい。

 消費カロリーは、ガス管の径、ガス圧、ノズルの面積、燃料の単位発熱量に比例して高くなる。

 バーナーそのものを小さくすればするほど、消費カロリーは落ちるが、携行性能は上がる。

 自作バーナーの湯沸かし実験は、消費カロリーの確認作業でしかなく、沸騰に要した時間を計る意味はなかった。

 こんなことに、今更ながら気づいた。