Macと私とベタなタイトル

もう10年以上も前、Macとの出会いはフリーター時代。
シンセサイザーに繋いで打ち込みをしたくて
バイト先の家電好きのオジサマから２万円で譲りうけた。

当時のMacはまだ四角くて、黄ばんだ白い箱だった。
起動すると四角いロボコンみたいなキャラがほほ笑む。
あの起動音を聞くとワクワクした。

それから１年後、
当時一番大事だった単車を売って
ピンク色のおにぎりiMacを買ったのは
二十歳を過ぎてそろそろちゃんと就職しようと思い
DTPを学び初めていた頃だ。

民間スクールで半年、職業訓練で更に半年学んで
印刷会社に就職した。
結局DTPオペレーターだったのはたったの半年で
約６年間はぶっ倒れるまで営業部で働いたが
Macがわかる営業マンは少なかったので、結構かわいがられた。

その後派遣で始めたデジタルコンテンツ制作の仕事も
Macでのグラフィックの知識があってこそ得られた仕事だ。

ジョブズさんのおかげで10年も働けた。
ありがとう、そしてご冥福をお祈りします。

人生はいつだって、別れがあって、出会いがある。

単車と別れて、iMacと出会い、
営業で体をぶっ壊して、車を買い転職した。
前回の派遣先では、一生付き合える友達ができたし
今回の派遣切りでは、今後の将来設計を考えるきっかけになった。

きっとこれからも、
たくさんの別れと出会いを繰り返すんだろう。

別れを糧にして、どれだけ有意義な出会いにできるか
それはきっと私の努力とか誠意とか、感性にかかっているはず。

"Stay Hungry. Stay Foolish."

これからも貪欲でクリエイティブで
アウトローな人生を送ろう。