好奇心という名の宝物

㊗️40周年!おめでとうございます!🎉

銭湯万歳。

2011-09-25 22:23:31 | 日記
9月ももう残り一週間。
すっかり涼しくなってまいりましたが
皆様いかがお過ごしでしょうか。

なんか肌寒いねって事で、
超久々に銭湯へ行ってきました。

最近流行りのシャレオツな
スーパー銭湯や日帰り温泉でなく、
家族経営でやっている近所の銭湯。

住宅街の路地に突如現れる
コインランドリーの脇にチャリンコを横付けし
ぶっ壊れかけの下駄箱に
2万5千円のディーゼルのラメスニーカーを
ドキドキしながら入れるのがオツってもんで。

フロントのおばちゃんにお金を払うと
各自のGショックを見ながら相方と集合時間の確認。

自動ドアの向こうの畳敷きの脱衣所には
またしてもぶっ壊れかけのロッカーがズラリ。

辛うじてロックが生きていそうなロッカーに
着替えと荷物を入れたら
ひしゃげてしっかりと締まらない引き戸をあけ風呂場へ。

平均年齢は確実に70近いであろう先客のご婦人方に軽く会釈をし
座るポジションを見定める。

実はここが重要。

鏡の上に固定されたシャワーは
上下左右稼働のみで手持ちができない。

クビがバカになっていてダラリと垂れ下がっていたり、
目詰りしたりぶっ壊れたりで水があさっての方向に飛ぶ物も多いので
まともにまっすぐ水を飛ばしてくれるヤツを探せねばならない。

先人たちは各自のなわばりで
新参者がどこに座るのかを横目でチェックしている。

視線を感じながらシャワーを見極め、腰を下ろす。

斜め後ろのご夫人が小さくうなずいたので間違えないだろう。
シャワーはまともに水が出た。

髪、体、顔と順番に洗い終えたら、湯船へ。

東京の銭湯は温度が高い。

備え付けの温度計は47℃を指している。
江戸っ子たるもの、ここでヒヨってはいけない。
サクッと湯船に入る。

めちゃくちゃ熱い。。。

しかし、平気な顔をするのがロック。

心の中で100まで数える。
80を数えるあたりから満身創痍だが、
平気な顔して湯船を出ると水風呂へ移動。

ここの水風呂は、井戸水かっ!!ってくらいに冷たい。

しかし、ここでも平気な顔をして肩までつかり、
また100数える。

これをくりかえす事40分。
銭湯とは、自身と向き合い、精神を鍛える修行の場である。

脱衣所にあがる頃には人としてひとかわ向けている(はず)。

さくっと着替え、
扇風機の前で「あ---っ」と叫んで満足したら、フロントへ。
だいたい10分遅れはあたりまえの私を待つ相方は笑顔。
えらい。
あの笑顔で私はまた調子に乗る。

ドキドキしながら下駄箱を開けて、スニーカーと再会。

チャリンコに乗って鼻歌を歌いながら、家路に着く。
濡れたまんまの髪がひんやりとした風になびくのが心地よい。

家に帰ったらビールで乾杯だ。

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