「お母さま、それはいけませんわ。」
「何を今さら言っているのかしらレイコさん。
あなた、散々通ってらしたでしょう。
私が気付いていないとでも思って?」
「そっ、それは…。」
レイコは唇を噛んだ。
「もう諦めなさい。
すべてが思い通りに行くと思わないことね。」
そういうと義母は受話器を手にし
リダイヤルボタンを押した。
レイコは激しく動揺していた。
指先が細かく震えている。
義母の持つ受話器からはかすかに呼び出し音が聞こえる。
1回、2回、3回…電話は繋がらない。
レイコの鼓動は激しく鳴っていた。
もはや受話器から漏れる呼び出し音を書き消してしまうほどだ。
4回、5回、6回…電話はまだ繋がらない。
震えは足元にも及びはじめ、
レイコはとうとう座り込んでしまった。
床には先ほどまで義母が素振りに使っていた
金属バットが転がっていた。
レイコは義母を見た。
後ろを向いたまま、受話器に耳を傾けている。
恐ろしい気持ちに駆り立てられる自分に打ち勝つ間もなく
レイコはバッドを握りしめた。
そして…
つづく。。。たぶん。
「何を今さら言っているのかしらレイコさん。
あなた、散々通ってらしたでしょう。
私が気付いていないとでも思って?」
「そっ、それは…。」
レイコは唇を噛んだ。
「もう諦めなさい。
すべてが思い通りに行くと思わないことね。」
そういうと義母は受話器を手にし
リダイヤルボタンを押した。
レイコは激しく動揺していた。
指先が細かく震えている。
義母の持つ受話器からはかすかに呼び出し音が聞こえる。
1回、2回、3回…電話は繋がらない。
レイコの鼓動は激しく鳴っていた。
もはや受話器から漏れる呼び出し音を書き消してしまうほどだ。
4回、5回、6回…電話はまだ繋がらない。
震えは足元にも及びはじめ、
レイコはとうとう座り込んでしまった。
床には先ほどまで義母が素振りに使っていた
金属バットが転がっていた。
レイコは義母を見た。
後ろを向いたまま、受話器に耳を傾けている。
恐ろしい気持ちに駆り立てられる自分に打ち勝つ間もなく
レイコはバッドを握りしめた。
そして…
つづく。。。たぶん。
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