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弦楽器を弾く日々

街のヴァイオリン弾きの日々のあれこれ

「試された」という言い方、凄く優しい

2025-06-23 00:16:00 | 日記
本番でピアニストに試されましたという動画で、後半の速弾きの部分をピアニストが煽ってて、一緒に見てたヴァイオリニストなんかは「この(こういう煽る)ピアニスト嫌い(笑)」と話してましたが、本番でヴァイオリニストが追いつけないほど煽る意味とは?練習やリハで決めたテンポだけど本番不調で追いつけませんでしたーじゃなく、普通に要所要所でズレてるし合わせる気無いピアニストってまあたまにいますけども、伴奏は向いてないということなんですかね、1人で気持ち良く速く弾いたら格好良いっしょみたいにダダーって行ったってさ、演奏破綻してたらそれはもうぶち壊してるようなものだと思うんですけどもね。
一応メインはソリストなわけじゃないですか、ソナタでもないし、伴奏はソリストにつけてこそ伴奏なわけで。編成や曲によって臨機応変に対応していくのがプロって誰か言ってませんでした?

別にやっちゃったらやっちゃったで仕方がないですけど、でもね、動画が載ってる時点で、それをまずい事とは思ってないピアニストということでもありますよね、まずかった!と思ったら普通載せないでって言いますよね?面白いの撮れたと思ってるのかな?まあ本人たちが楽しいと思ってるならいいんだろうけど。
お金を払って客としてああいうのを聴かされると、個人的にはうーんと思ってしまうかも。巧妙に作られた寸劇じゃなく単なる内輪ノリを見せられてるのに似ているというか。
YouTubeでエンタメとして見てる分には、ああこういうプロもいるんだ、と発見出来て良いんですけどね。